3月23日からの民主党訪中団に注視 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

3月23日からの民主党訪中団に注視

秘書です。

民主党訪中団がこの話題をださなければ、民主党は3月16日午前9時38分から10時3分までの領海に侵入した中国国家海洋局所属の「海監50」と「海監66」のわが国領海への侵入を容認したことになりますね。

ちなみに、2006年の中川政調会長のときの日中与党交流協議会では連日、小泉首相の靖国参拝について激論を交わしました。当初想定されていた要人会見や、某省閣僚クラスとの昼食会が現地で突如中止されるほどの緊張感でしたが、一歩も譲らぬ激論の中で、かえって、ホンネの議論ができる信頼関係が醸成されていきました。要人会見では民主化問題にも言及。そして、2007年の中川幹事長訪中の際には、チベット問題についても話題にしています。

政府間で話をしにくい問題について意見交換をするのが与党交流の意義。3月23日から3日間の民主党訪中団を注視しましょう。


尖閣諸島に中国船 領有に先手、筋書き通りか
産経新聞 3月17日(土)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120317-00000091-san-pol

 中国の海洋調査・監視船が尖閣諸島周辺の日本の領海内に侵入したことを受け、海上保安庁など関係者の間では中国側の真意を測りかね臆測が飛び交った。

 海保幹部によると、「海洋調査船は国家の何らかの意図が働いて行動しているのは間違いない。侵入は偶発的ではない」と指摘する。海監は、海底地形の測量や領海警備まで行い中国の海洋権益を守る立場であるため、昨年8月に同じく領海に侵入した漁業監視船とは意味合いが異なる。中国中央テレビが昼のトップニュースで伝えるなど、中国側の反応も早く、“筋書き通り”の展開との見方もある。一方、別の海保関係者は、「中国版海上保安庁」の創設構想が中国内で浮上する中、以前からある機関が組織防衛のアピールで行動したのではないかとの声も聞かれた。

 海洋問題に詳しい山田吉彦・東海大教授は「中国の全人代(国会)が閉幕した直後で、東シナ海の戦略が今まで通りとの意思表示だ」と指摘。さらに尖閣諸島の無人島の一部命名など「日本側が進めていることへの危機感から牽制(けんせい)する狙いもあったのでは」と話す。


尖閣諸島に中国船 侵入船「島は中国領」 国家海洋局所属の2隻
産経新聞 3月17日(土)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120317-00000090-san-pol

 沖縄・尖閣諸島沖の日本の領海内に16日、中国の海洋調査・監視船1隻が一時侵入した。海上保安庁の巡視船が直ちに退去するよう無線で警告。25分間にわたり侵入した後、別の1隻とともに接続水域内を4時間にわたり航行し水域を出た。海保によると、2隻は中国国家海洋局所属の「海監50」と「海監66」。

 16日午前6時ごろ、尖閣諸島久場島から北東約40キロの日本の接続水域内を2隻が航行しているのを海保の巡視船が発見。監視を続けていると、海監50は領海線に沿うように航行し、同日午前9時38分から10時3分まで領海に侵入した。巡視船が航行目的を尋ねた際には、海監50は「この海域でパトロールを行っている。魚釣島を含むその他の島は中国の領土だ」と応答。同船の電光表示にも日本語や中国語、英語で同内容を表示したという。

 外務省の佐々江賢一郎事務次官は16日、中国の程永華駐日大使を呼び「尖閣諸島はわが国の明確な固有の領土だ。容認できない」と抗議した。程大使は釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国固有の領土だと反論した。

 一方、玄葉光一郎外相は16日の衆院安全保障委員会で「二度とそういうことがないように私の立場からも厳重に伝えていかなければならない」と述べた。