政治に屈したといわれないように、いやいやではなく、決心をもって物価を上昇させましょう | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

政治に屈したといわれないように、いやいやではなく、決心をもって物価を上昇させましょう

秘書です。
やるからには決心をもって物価上昇率1%を早期に実現しましょう。早く2%を目指しましょう。
政治圧力に屈していやいややっている雰囲気を払しょくしましょう。


日銀緩和で上昇するインフレスワップ、海外勢がデフレ脱却意識
2012年 03月 6日 17:18 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE82504620120306
[東京 6日 ロイター] 消費者物価指数(CPI)を原資産に将来の物価見通しを占うインフレ・スワップ取引で、主に取引される5年物金利が今年に入ってプラスに転じ、その幅を広げている。日銀が物価目標導入を柱とする金融緩和を全員一致で決め、デフレ脱却を意識する海外投資家が増えてきたためだ。

インフレスワップはCPIを原資産にした金融派生商品で、固定金利とCPIに連動して変動する金利を交換する取引。物価下落圧力がかかり続けてデフレ状況から脱することは難しいとの予想が多ければ、金利はマイナス圏のままで推移する。逆に、今後、CPIが上昇すると見込んだCPIロング(受け)が増えれば金利は上昇する。

バークレイズ・キャピタルが提示している5年物は、社会保障と税の一体改革が取りざたされた昨年6月までにゼロ近傍まで浮上する場面もあったが、その後はマイナス圏での推移を続けていた。

それが今年1月にプラスに転じ、日銀が追加金融緩和に踏み切った2月14日にはプラス0.09%から0.16%に上昇(いずれも仲値ベース)、足元では同0.20%付近に迫っているという。

日銀は同日開催した金融政策決定会合で「物価安定の目途」を決定し、「実質的なインフレターゲット(物価目標)を導入した」(安住淳財務相)。これまでも日銀は物価安定の状況を政策委員の「理解」というかたちで示してきたが、それを物価上昇率1%を目指すべき「目途」として格上げした。

これに敏感に反応したのが欧米などの海外投資家だという。在京の米系証券関係者は「デフレ脱却の思惑から5年物以降のスワップ金利に興味を示す参加者が増えた」と明かす。

金融緩和に伴う株高が消費税率引き上げの『のりしろ』となり、2014年4月と15年10月の2段階で10%まで引き上げる案が、より確実になったのでは――。需給ギャップの解消がほど遠い状況に変わりはないが、税率引き上げによる物価底上げ効果も織り込み始めたというわけだ。

日銀の追加緩和策をめぐっては「明らかに政治圧力に屈した」(欧州銀)との受け止めが少なくない。

実際、日銀の白川方明総裁が今通常国会でデフレ脱却への取り組みについて説明を求められる回数は急増しており、市場では「物価上昇率1%達成にもたつけば、外部からより強力な追加策を迫られるのは必至」(三菱UFJモルガンスタンレー証券の長谷川治美ストラテジスト)との声も強い


(ロイターニュース 山口貴也 編集:伊賀大記)