原発対応における民主党政権の政務3役の決定の議事録、議事メモの公開が急務 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

原発対応における民主党政権の政務3役の決定の議事録、議事メモの公開が急務

秘書です。
原発対応における民主党政権の政務3役の決定の議事録、議事メモの公開が急務です。
「パニックを恐れ」て情報非公開をしていたのは、政治家だったのではないか?政権安定のために。
その疑念を晴らすためにも情報公開を。



SPEEDI予測「公表できない」 文科省文書に記載
2012/03/03 02:23 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012030201002418.html

 東京電力福島第1原発事故5日目の昨年3月15日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測について、当時の高木義明文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成されていたことが2日、同省関係者への取材で分かった。

 文科省は「事務方が作ったメモだが不正確。公表の具体的な判断はしなかった」と内容を一部否定している。

 事故直後のSPEEDIの試算公表をめぐる文科省の議事録などは公表されていなかった。


→文科省政務3役(大臣、副大臣、政務官)については、校庭利用基準20ミリシーベルトと集団疎開についての決断についての議事録公開も求められます。なぜ、疎開に反対したのか?子供の命よりも、行政コスト、そしてそんなに事態は深刻なんだという印象が政治的な打撃になることを恐れたのではないかとの疑惑が残ります。もしも、校庭の安全基準問題が小さな村だったら疎開を決断していたのではないでしょうか?範囲が広汎すぎるから、疎開を決断できなかったのではないでしょうか。これこそが、政治決断の優先順位、座標軸の問題です。子供の命が一番なら、範囲が大きくても、小さくても関係なかったはず。

20mSVの文部科学省のロジック
http://www.taro.org/2011/04/post-991.php
2011年04月30日 12:23|影の行政刷新・公務員制度改革担当相

小佐古敏荘内閣官房参与が辞任した。

福島県内の小学校や幼稚園の校庭利用基準を20mSVにするということに反対しての辞任だ。

この件に関して細野豪志首相補佐官は、「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20mSVが適切と判断している。政府の最終判断だ」と発言しているが、本当にそうなのだろうか。

細野補佐官は、この数字は高すぎると主張していた。それに対してこの数字でいいと言っていたのは文科省の政務三役だ。文科省の政務三役の主張は、この数字を 下げると、福島県内の小学校のなかに疎開せざるを得ないものがでてくる。この状況で子供を移動させるのは、精神的な負担が大きいとして反対している。

しかし、戦時中に、子供たちは大勢、疎開した。つらいこともあったかもしれないが、命を考えれば、やむを得なかった。今回のことも、たしかに精神的につらいこともあるかもしれないが、将来の健康に被害が出かねないことを考えれば、疎開もやむを得ないのではないか。

問題は、この文科省のロジックではなくて、原子力安全委員会のロジックで数字を動かさないと対外的に発表されていることだ。

原子力安全委員会に対する信頼も揺らぐし、どういうメカニズムで政府内の決定が行われているのかもわからない。

2012-01-28 21:00:51
国民の被ばくリスクにかかる原子力安全委員会と各省政務3役の決定プロセスが公開されるべきである(中川秀直)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11148706919.html

2011-07-01 09:15:00
文科省政務3役が学童疎開に反対した理由とその責任
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10939870000.html

→そして、下記のブログで指摘した厚生労働省政務3役の国際会議でのこの発言も驚きました。このときは、早期発見早期対応のための全員調査ではなく、疫学寄与のためのサンプリング調査をするつもりだったのでしょうか?

2011-05-18 07:37:00
放射線の影響の調査は本人のため?将来の疫学への寄与のため?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10895164025.html