「デフレ脱却なくして消費増税なし」「シロアリ退治なくして消費増税なし」(中川秀直)
今日2日で、野田政権は発足から半年を迎える。読売世論調査で、政権発足直後65%あった内閣支持率が直近の調査(2月10~12日)で30%減以下、民主党政党支持率は16%しかなく総計46%となった。
「政権瓦解の青木の法則」、すなわち、元青木参院議員会長が喝破した内閣支持率と政党支持率の総計が50%を割り込んだ政権は2、3カ月で瓦解するとの法則によれば、野田政権は持って3カ月、今国会中に野田政権は終わるということになる。
政府・民主党から民意が完全に離反したからである。問題はその理由である。09年の総選挙で民主党は、当時幹事長代理であった野田首相が「シロアリ退治なくして消費増税なし」と明言したにもかかわらず、「シロアリ退治せずに、消費増税ありき」となってしまったからである。09年の民意との約束を裏切ったから、民意の信を失っているのである。
野田首相も消費増税を行なうためには、「シロアリ退治なくして消費増税なし」の原点に回帰した上で、衆議院を解散して増税のための民意を得なければならないことに気づくべき時である。
自民党は「デフレ脱却なくして消費増税なし」「シロアリ退治なくして消費増税なし」の立場を鮮明にできるかどうかが問われている。
(3月2日記)
「政権瓦解の青木の法則」、すなわち、元青木参院議員会長が喝破した内閣支持率と政党支持率の総計が50%を割り込んだ政権は2、3カ月で瓦解するとの法則によれば、野田政権は持って3カ月、今国会中に野田政権は終わるということになる。
政府・民主党から民意が完全に離反したからである。問題はその理由である。09年の総選挙で民主党は、当時幹事長代理であった野田首相が「シロアリ退治なくして消費増税なし」と明言したにもかかわらず、「シロアリ退治せずに、消費増税ありき」となってしまったからである。09年の民意との約束を裏切ったから、民意の信を失っているのである。
野田首相も消費増税を行なうためには、「シロアリ退治なくして消費増税なし」の原点に回帰した上で、衆議院を解散して増税のための民意を得なければならないことに気づくべき時である。
自民党は「デフレ脱却なくして消費増税なし」「シロアリ退治なくして消費増税なし」の立場を鮮明にできるかどうかが問われている。
(3月2日記)