イラン情勢のニュースクリップ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

イラン情勢のニュースクリップ

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イラン情勢のニュースクリップ。



イラン高官ら数億ドルの資金をアジアのイスラム諸国に移動
2012.3.2 01:40 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/mds12030200530002-n1.htm
 核開発問題で欧米などの制裁下にあるイランの政府高官や政治家らがここ数週間で数億ドルの資金をインドネシアなどアジアのイスラム諸国の金融機関に移していることが、1日分かった。イラン情勢に詳しい情報筋が明らかにした。米国がイラン中央銀行の資産凍結に踏み切るなど国際社会のイラン制裁網は強化されている。資金移動はイラン指導層にも金融危機が起きることへの懸念が強まっていることを示しているといえる。

 同筋によると、資金の移転先となっているのはインドネシアのほかマレーシア、パキスタン、トルクメニスタンなど。最近ではイランの大物政治家がインドネシアを訪れた機会を利用し、約250万ドル(約2億円)を同国の銀行に預金したという。

 同筋は「インドネシアにはイラン指導部の子弟や軍関係者らも約8500万ドル(約68億円)の資産を移す予定だ」と語る。さらにイラン中央銀行など経済機関の当局者数十人も資産をイラン国外に移すことを決めたという。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米国は中東ドバイの金融機関にイランとの取引を中止するよう求めるなど各国に圧力をかけている。それに比べ、アジアのイスラム諸国はイランと経済的な結び付きがあるうえ、中東諸国に移すよりも目立ちにくいなどの「利点」(同筋)があるとみられる。

 在日イラン大使館の話「イラン大使館は強くこれを否定する」

イランで議会選挙 “超保守派”は
3月2日 6時32分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120302/t10013423221000.html
核開発問題を巡って欧米との緊張が高まるイランで、2日、議会選挙の投票が行われ、選挙が保守派内の激しい争いとなるなか、アフマディネジャド大統領よりも、さらに強硬な路線を取る超保守派がどこまで勢力を広げるかが焦点となっています。

任期満了に伴うイランの議会選挙は定数290の議席を争うもので、およそ3400人が立候補し、2日、国内各地で一斉に投票が行われます。
選挙戦は、アフマディネジャド大統領と最高指導者のハメネイ師との確執が伝えられるなか、保守派どうしの激しい争いとなっています。
こうしたなかハメネイ師の影響下にある「護憲評議会」が、事前の資格審査で、アフマディネジャド大統領に近い候補者の多くを失格にしたとされ、大統領に近い勢力は厳しい戦いを強いられています。
さらに、核開発問題を巡って欧米諸国が経済制裁を強化し、国内経済が疲弊するなか、大統領を批判する超保守派は、生活必需品に対する補助金を削減した大統領の経済政策を批判して攻勢を強めています。
一方、2009年の大統領選挙のあと、大規模な反政府デモを展開した改革派は、当局の厳しい規制で力を失い、今回の議会選挙には多くが立候補すらしていません。
超保守派が勢いを増せば、イランは、核開発をやめさせようとする欧米諸国に対して、さらに強硬な姿勢を取るおそれがあり、選挙の結果が注目されています。

→下記は、昨日、おとといのニュースです。

米空軍 イランの核施設への攻撃準備ある
ロシアの声 2012年1月3日 14:24
http://japanese.ruvr.ru/2012_03_01/67233877/
米国空軍は、イランの核開発を停止させるための外交努力が失敗した場合、イランの核施設を攻撃する用意があることを発表した。米空軍のノートン・シュワルツ参謀総長の発言として、イタルタス通信が伝えた。
シュワルツ参謀総長によれば、米軍は地下壕や他の要塞設備を破壊するのに十分な手段を有しているとし、「そのような兵器の近代化は進んでいる」と述べている。しかし、ミサイル攻撃によってイランの核開発を止めることができるのかどうかの質問には答えず、その結果は具体的な標的しだいだと指摘した。

いまのところ、オバマ政権はイラン問題について軍事的手段を検討するのは時期尚早だとしており、外交努力および経済制裁に集中すべきだとしている。しかし、米国は「いかなる手段も排除されてはいない」と強調している。

米国防総省:イラン攻撃の選択肢を用意-空軍参謀総長
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M05SIZ6S972E01.html

  2月29日(ブルームバーグ):米国防総省の統合参謀本部では、イランとの紛争が起きた場合に同国の核施設を軍事攻撃する選択肢の用意が整っていると、シュワルツ米空軍参謀総長が明らかにした。

  シュワルツ参謀総長は29日、ワシントンで記者団に対し、「米国の実行能力は、誰も同地域に寄せ付けないものになる」と述べた。

  さらに、軍事攻撃はオバマ米政権がイラン問題に取り組む上での選択肢の一部だとし、選択肢には経済制裁や外交圧力も含まれると話した。