直近の世論調査について(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

直近の世論調査について(中川秀直)

下記の調査結果から次のことが読み解ける。

内閣支持率は前回調査(2月16日)に比べて、3・4ポイント増の32・8%、不支持率は5・8ポイント減の61・4%、分からないは2・4ポイント増の5・8%に、次の衆院線の投票先では、民主党が3・4ポイント増の16・8%、自民党が0・2ポイント減の21・4%となっている。内閣支持率31・8%+民主党投票先16・6%=48・4%となり、依然、政権瓦解の青木の法則は適用されている。

しかし、内閣支持率と民主党投票先の合計は、前回調査42・6%より6・8ポイントもアップしている。また、「大阪維新の会」の国政参加に期待するは前回調査より2・2ポイント増の68・2%となっている。

この2つの数字の意味は、自民党が未だ政権の受け皿として認知されていないことと同義であろう。

私は、民意の7割近くが橋下市長率いる「大阪維新の会」に期待するのは、05年の郵政総選挙で小泉自民党が約束した「郵政民営化を入り口にした小さな政府路線」の進化・発展なのではないかと考える。

民意は、自民党が05年の小泉自民党の「小さな政府路線」に原点回帰すれば、政権の受け皿として認知するものと考える。

(2月27日記)



(参考)「新報道2001」の2月23日調査の結果(カッコ内は前回2月16日調査結果)



問1 あなたは次の衆院選でどの党の候補に投票したいですか。



民主党16・6%(13・2) 自民党21・4%(21・6) 公明党3・2%(3・8) 共産党1・8%(2・4) 社民党0・2%(0・6) 国民新党0・2%(0・0) 新党日本0・0%(0・0) みんなの党7・6%(5・4) たちあがれ日本0・0%(0・2) 新党改革0・2%(0・2) 新党きづな0・0%(0・0) 新党大地・真民主0・0%(0・0) 無所属・その他5・0%(7・6) 棄権する2・8%83・6) まだきめていない41・0%(41・4)



問2 あなたは野田内閣を支持しますか。



支持する 32・8%(29・4) 支持しない 61・4%(67・2) その他・わからない5・8%(3・4)



問3 あなたは、年金や子育てなどの社会保障について、高齢者と若者への給付のバランスをどう考えていますか。



現在よりも、高齢者に手厚くすべき 34・4%

現在よりも、若者に手厚くすべき 54・2%

(その他・わからない)11・4%



問4 橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」が、今後、国政に参加することをどう思いますか。



期待する 68・2%(66・0) 期待しない 28・6%(30・8) その他・わからない3・2%(3・2)



問5 「大阪維新の会」は、資産課税の強化など、富裕層への課税強化を打ち出しています。あなたは、どう考えますか。



賛成 71・8% 反対 21・2% (その他・わからない)7・0%