政府高官の交流と中国公船の動き | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

政府高官の交流と中国公船の動き

秘書です。
昨年8月24日。バイデン米国副大統領日本滞在中に、中国公船が領海侵犯をしました。


バイデン副大統領の日本訪問
http://japan2.usembassy.gov/j/slideshow/tpj-20110824-01.html
バイデン副大統領は中国、モンゴル訪問後、8月22日から24日まで日本に滞在しアジア歴訪を終えた。

佐々江事務次官から程永華駐日中国大使への申入れ
平成23年8月24日
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/8/0824_02.html

1.本24日(水曜日)10時半頃,佐々江賢一郎事務次官は,程永華(てい・えいか)駐日中国大使に対し,同日朝の中国漁業監視船の尖閣諸島周辺領海内への進入について申入れを行いました。
2.佐々江事務次官からは,以下の諸点を申し入れました。
(1)本24日(水曜日)早朝,我が国海上保安庁巡視船が,中国の漁業監視船「漁政31001」及び「漁政201」が,久場島周辺の我が国領海内に進入したことを確認し,さらに,これら船舶が,現場において,尖閣諸島に関する中国独自の主張を行った他,法に則り中国管轄海域において正常な法執行を行っている旨主張していたと承知している。

(2)尖閣諸島は我が国固有の領土であり,中国公船が日本側の累次の警告にもかかわらず,尖閣諸島周辺領海に進入する事態は非常に深刻であり,極めて遺憾である。今般の中国公船の航行は,国際法上認められた無害通航とはみなしえず,日本政府として強く抗議する。

(3)両国首脳は,現在,日中関係の改善を進め,戦略的互恵関係を深化させることで一致しているところ,このような行為は両国首脳の合意に反するものであり,二度と起きないよう強く求める。
3.これに対し,程永華大使から,日本側の申入れは至急本国に報告するとした上で,尖閣諸島に関する中国独自の主張の表明があったところ,佐々江事務次官から,尖閣諸島に関する日本の基本的な立場を述べた上で,中国側に対し再発防止を強く求めました。


2011-08-24 18:06:29
バイデン副大統領来日中に尖閣でやりましたね
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/day-20110824.html

そして、2012年2月。

中国の調査中止要求、閣僚訪中に合わせた?
読売新聞 2月21日(火)8時6分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00001065-yom-pol

 沖縄県久米島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で海洋調査中の海上保安庁測量船に中国船が調査中止を要求したことについて、藤村官房長官は20日の記者会見で不快感を表明した。

 政府は今後も同様の事態が起これば、その都度中国側に抗議していく考えだ。

 中国側は今回の海域は自国のEEZと主張し、2010年5、9月にも同様の要求をしたことがある。

 ただ、政府は今回の挑発的行為が、安住財務相が王岐山副首相と北京で会談したタイミングだったことに警戒感を強めている。昨年11月の玄葉外相訪中時も、中国海軍艦艇が沖縄県宮古島沖の海域を通過したことがあるからだ。

 外務省幹部は「軍や海洋局などの権力争いがあり、中国政府全体の連携が取れていない」との見方を示した。与党内では「大型巡視船を増やすなど装備を強化し、実効支配を強めるしかない」との声も出ている。