鉄道ニュース(岳鉄存続運動が盛り上がってます特集) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道ニュース(岳鉄存続運動が盛り上がってます特集)

周囲には言っていないけど、実は「鉄道が好き」という全国民23%の“隠れ鉄”のみなさん、こんばんは!
志士の目鉄道研究会です。
今日は、なんと、あの岳鉄応援団のみなさんが国会見学のついでに当事務所を来訪してくれました。
熱烈歓迎!


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明日、署名提出だそうですね。目標を大幅に上回る署名だったとか。
全国のローカル線のモデルとなるような岳南鉄道の再生をお祈りしております!


岳南鉄道僕らが守る 存続運動が活発化 富士
(2/ 9 15:12)静岡新聞
http://www.at-s.com/news/detail/100098441.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

 運行継続が危ぶまれている富士市の岳南鉄道を守ろうと、利用者を中心に市民の動きが活発化してきた。署名集めや要望書の提出などを通じ、高校生から高齢者までそれぞれの視点で「岳鉄」の必要性を訴えている。同社は「必要性を感じていただきありがたい。存続に向けて最大限の努力をしていきたい」としている。
 岳鉄を利用する市内の高校2年~短大1年の5人が1月上旬、グループ「SAVE!岳鉄レンジャー」を結成した。ツイッターやブログを駆使して岳鉄の現状を広く発信するとともに、路線存続を求める要望書を提出するために2千人を目標に署名集めを始めた。
 1月中旬には岳鉄各駅で署名活動を展開。活動を知って大阪や新潟からも鉄道ファンが駆け付け、約400人が署名した。その後も協力を呼び掛け、目標数の3倍以上の署名が集まっている。
 同グループは10日に市長と市議会議長に署名を添えて要望書を提出する。代表(隊長)の勝山里穂さん(星陵高3年)は「『岳鉄をなくさないで』と署名した多くの人の思いを届けたい」と力を込める。
 沿線の市民団体メンバーや鉄道愛好者らでつくるグループ「岳鉄イカシ隊」も要望書を市に提出した。沿線の町内会や商店街は識者を招いて勉強会を開き、岳鉄の社会的便益を学んだ。
 会員の多くが70代以上という富士年金受給者協会も支援を求める要望書を市と市議会に提出した。関係者は「交通弱者の高齢者にとっても存続は不可欠」と話す。

産業も支えた市民の足

 富士市東部を走る岳南鉄道は1949年に営業を開始し、53年に吉原-岳南江尾駅間の9・2キロ全線が開通した。以来、旅客と貨物輸送によって生活と産業を支える交通として推移してきた。ピーク時には年間輸送量で旅客500万人(67年)、貨物100万トン(69年)を数えた。
 しかし、マイカーやトラック輸送の増加に伴って鉄道離れが進み、2010年は旅客77万人、貨物6・5万トンに減少し、収益も落ちていた。さらにJR貨物が3月で吉原駅の貨物引き継ぎを休止すると通告し、収益の柱だった貨物輸送がなくなる見通しになった。
 鉄道事業の赤字拡大が見込まれるため、同社は昨年12月、同市公共交通協議会で運行継続困難を表明した。

→JR貨物の合理化の結果、貨物が営業できなくなって廃止になる私鉄はけっこう多いんですね。これは地球環境問題対応のモーダルシフトの観点からは歴史的潮流に逆行しているのではないでしょうか。JR貨物を責めるわけでありません。JR貨物による石油列車などの震災における英雄的対応をどう評価しているのか、現政権は、高速道路無料化などモーダルシフトに逆行する政策によってJR貨物を追い詰め、私鉄の貨物輸送にとどめをさしているようにしか見えないのが残念でなりません!現政権の地球環境の観点からの総合交通体系の認識如何?

→さて、岳鉄が生き残る道は、観光客、鉄道マニア対策。

貨物があること、電気機関車があること、引き込み線があること、生かしたいですねえ。
地元の経済界で、地元の物資輸送に、なんとか、貨物利用できないでしょうか?

また「ふるさと納税」制度をつかいましょう。富士市の御担当様。ふるさと納税で「岳鉄保存基金」をつくれませんか。ふるさと納税の一部を目的税化するのです。そして鉄道博物館の前で、納税を呼びかけましょう!

そして、南部縦貫鉄道をはじめ、全国の各地の動態保存車を借りて、「動く鉄道博物館」にしてしまうとか。


南部縦貫レールバス:人気 昭和レトロ、かわいい外観 /青森
2012年2月9日 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20120209ddlk02040041000c.html

 02年に廃止された旧南部縦貫鉄道のレールバスが、10年後の今、再び人気を集めている。東北新幹線七戸十和田駅開業に合わせ、観光資源として活用しようと、町観光協会が昨年1月、一般公開をスタート。これまでに県内外から約3000人が訪れた。バスにならって造られた珍しい車体構造に、丸みを帯びたかわいいフォルム。人気の理由を探るため、記者も見学に訪れた。【神崎修一】

 七戸町中心部にある旧七戸駅。駅舎内には往時の時刻表や古びた柱時計などがそのまま残り、昭和にタイムスリップした感覚に襲われる。「50年前に造られた車両なんです」。町観光協会の笹原幸恵さん(19)の案内で駅隣の機関庫に入り、レールバスと対面。走行可能な状態で展示する「動態保存」で、バスのような中折れ扉から車内に入ると、今にも動き出しそうな雰囲気だ。

 レールバスは富士重工製。バスの車体構造にならって造られた珍しい車両で、マニュアル車のようにクラッチとシフトレバーを操作して走らせる。サイドミラーやクラクションなど部品も約8割がバス用。定員約60人で、普通の列車の約半分の長さだ。丸みを帯びた外観がアニメの「ねこバス」に似ているとの声もあり、鉄道ファンだけでなく、幅広い層から人気だ。

 02年の廃止後は、レールバスの魅力に魅せられた全国の鉄道ファンが「南部縦貫レールバス愛好会」を設立。2両のレールバスをメンテナンスしながら動態保存している。04年から春の大型連休に体験乗車イベントを開いており、全国から延べ3000人が訪れる。東京都在住で代表の星野正博さん(44)は、「若いころ魅せられて通い詰めた、青春時代を共に過ごした大切な車両。私を引きつける魔力がこのレールバスにはある」と力を込める。

 町観光協会による一般公開は3月末で一旦終了予定だが、4月以降も申し込みがあれば見学可能。動態保存の活動も続けられるという。南部縦貫鉄道の元職員で、愛好会の窓口役を務める四戸一枝さん(63)は「この小さい町に1年あまりで3000人が訪れるのは初めてのこと。できる範囲で保存活動を続けたい」と話した。

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 ■ことば

 ◇旧南部縦貫鉄道

 旧国鉄の本線が通らなかったことや沿線にあった鉱山開発のため1962年10月開業。七戸-野辺地間約21キロを結んだ。貨物輸送の廃止後は、町の住民の足として活躍したが、マイカー普及で利用者が激減し、97年に運行休止。存続を求める声が多くあったが、02年に正式に廃止された。

→鉄道が廃止になってバス輸送になった地域のバスはその後どうなったのか?

かしてつバス:交通戦略会議 1日平均利用者950人 昨年10月以降、目標の6割--石岡 /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120209ddlk08020190000c.html

 旧鹿島鉄道の石岡駅(石岡市)-常陸小川駅(小美玉市)をバス専用道で結ぶ「かしてつバス」の利用促進を図る「第10回かしてつ沿線地域公共交通戦略会議」が石岡市で8日あり、平日1日当たりの平均利用者は昨年10月以降、950人前後であることが報告された。増加傾向だが、目標の1600人の約6割にとどまり、4月から国の補助金が打ち切られることなどから座長の石田東生筑波大大学院教授は「正念場を迎える」と述べた。

 かしてつバスは07年3月に廃線となった鹿島鉄道跡地を石岡、小美玉両市がバス専用道(7・1キロ)として整備。10年8月30日から、関東鉄道の子会社「関鉄グリーンバス」が平日100便、土日祝日78便を運行中。

 今年1月の利用者は1日当たり平日平均939人。昨年5月と9月は1000人を超えたが、利用者の3~4割を占める高校生が夏休みに入る同8月は638人と落ち込んだ。独自にスクールバスを運行させる沿線の高校が増えていることなどから今後は通学利用者の減少が予想される。一方、東日本大震災で被災した太平洋沿岸の鉄道の復旧案を巡りJR東日本が、専用道路を設けてバスを走らせる「バス高速輸送システム(BRT)」を検討しており、かしてつバスに視察が相次いでいるという。【福沢光一】

→岳鉄沿線のみなさま、このかしてつのインプリケーションをしっかりと受け止めてくださいませ。

下記は、鹿島鉄道時代の高校生たちの「かしてつ応援団」。このときは力になれませんでした。このとき鹿島鉄道ファンでありながら何もなしえなかった無力感こそ、この鉄道ニュースの活力源。なんとか「岳鉄レンジャー」の力になれることはないかとの思いです。


中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba
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→そして気になる被災地のニュースです。今後の動向に注目です。

山田線などバス方式転換に懸念
(岩手県)
[ 2/8 17:37 テレビ岩手]
http://news24.jp/nnn/news8852778.html

JR東日本が、震災で被災した沿岸の2路線について、バス輸送方式への転換を検討してることが明らかとなり、沿線の市長からは「寝耳に水だ」などというとまどいの声が上がっています。きょう宮古市で開かれた青森県八戸市から、宮城県気仙沼市までの三陸沿岸にある市のトップが集まった会議です。この中では、JR東日本が山田線と大船渡線について、バス輸送方式に転換する事も検討していることが明らかになったことについても大きく議論され、釜石市や陸前高田市など、沿線の市長からは「寝耳に水だ」など懸念する発言が相次ぎ、三陸地域をつなぐ鉄道の堅持と早期復旧を求める緊急決議をとりまとめました。なお、達増知事や関係する自治体のトップはあす東京で、JR東日本や関係省庁などに鉄道の早期復旧を要望する事にしています。

→そして、どっこい生きている紀州鉄道の話題!

御坊の紀州鉄道 全国に発信
2012年2月 9日 日高新報
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2012/02/post-1212.html
 市内を走る紀州鉄道が、男性向け月刊旅行雑誌「男の隠れ家」(朝日新聞発行)の3月号で紹介されている。
 A4判、139㌻の雑誌で、うちカラーの8㌻にわたり紀州鉄道の特徴や歴史、写真を掲載。堀河屋野村など老舗店の紹介もある。紀州鉄道御坊事業所の國分隆雄所長は「この雑誌は毎月4万部発行されている。紀州鉄道を通じて御坊のPRにつながっていると思う。地元住民はもっと紀州鉄道に目を向けて地域発展に有効利用してもらいたい」と話している。

→最後に2つ、お勧め情報!

①旧国鉄系マニアのみなさまに、お勧めブログ!
http://blogs.yahoo.co.jp/ma34ntvp/MYBLOG/yblog.html

②全国の鉄道ソングにお勧め曲!
http://www.youtube.com/watch?v=Sa4gxjmCrVs&feature=share
→岳鉄レンジャーのみなさん、いかがですか?