「長く続いた国民の物価観から大きく離れて物価上昇率を設定するのは難しい」←国民のせいですか! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「長く続いた国民の物価観から大きく離れて物価上昇率を設定するのは難しい」←国民のせいですか!

秘書です。

「長く続いた国民の物価観から大きく離れて物価上昇率を設定するのは難しい」

マイルドなインフレをジンバブエのハイパーインフレとわざと混同したプロパガンダの結果でしょう?

2%の物価上昇率を「悪魔の手法」と批判する人がいたときに、なぜ、日銀は「2%の物価上昇率は国際社会の常識です。それを悪魔の手法というのは国際社会の常識に反します」と反論しなかったんですか?むしろ、日銀擁護論として歓迎していたでしょう?

0-2%を安定物価というのは国際社会の常識に反しています。それを国民の物価観のせいにするのでしょうか。国民の物価観は、長期デフレの結果、その長期デフレとデフレ容認論を放置してきた日銀の責任は?


日本経済は厳しい、デフレ脱却に「最大の努力」=日銀総裁
2012年 02月 7日 10:27 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K2FX20120207

[東京 7日 ロイター] 日銀の白川方明総裁は7日午前の参院予算委員会で、現在の日本経済について「厳しい」との認識を示すとともに、デフレ脱却に向け、早期に日本経済が物価安定の下での持続的成長に復帰するよう「最大の努力を続けている」と語った。

魚住裕一郎委員(公明)の質問に答えた。

白川総裁は、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ目標として2%という数値を設定したことに関連し、日銀も「中長期的な物価安定の理解」において、2%以下のプラスで中心を1%程度としていると紹介。こうした数値は、1)物価指数の誤差、2)物価の下落と景気悪化の悪循環が生じないような「のりしろ」の確保、3)家計や企業の物価観──を踏まえたものと説明した。その上で、物価安定の水準に日米で開きがあることについて、日本の物価観はバブル期を含めて「一貫して(米国よりも)日本の方が低い」とし、「長く続いた国民の物価観から大きく離れて物価上昇率を設定するのは難しい」との見解を示した

また総裁は、現在、日銀は潤沢な資金供給を行っていると強調。その結果、企業の資金調達環境も緩和的になっているとし、デフレ克服に向けて民間、政府と力を合わせて取り組んでいくことが大事だ、と語った。

(ロイターニュース 伊藤純夫)