骨太の戦略的対話を日米間でできているのか。(中川秀直)
米国防総省は3日、米軍普天間飛行場移設と在沖縄米海兵隊のグアム移転を盛り込んだ在日米軍再編計画について、米国の新国防戦略に基づき、「日米両政府は関係する諸問題について柔軟性を持って意見交換している」との声明を出した。グアム移転計画の修正協議を進めていることを事実上認めた。具体的には、当初計画されていた、在沖縄海兵隊8000人のグアム移転規模を縮小し、残りをハワイやオーストラリアなどに振りわけることが検討されている。
これは、中国への抑止力向上と、中国の弾道ミサイルの射程外に海兵隊を分散配置することの2つの意味があると指摘されている。
では、そのような分散ネットワークの中で沖縄はどのような位置づけなのか。そして、普天間基地はどうなるのか。固定化されてしまうのか。
日米が現在の戦略環境の認識をどのように認識し、日米の役割分担をどのようにし、沖縄をどう位置付けるのか。
基盤的防衛力の整備から動的防衛力の整備への転換は日米同盟にどのように質的転換をもたらし、それが結果としてどのように沖縄基地負担の軽減につながるのか。
このような骨太の戦略的対話を日米間でできているのか。
(2月4日記)
これは、中国への抑止力向上と、中国の弾道ミサイルの射程外に海兵隊を分散配置することの2つの意味があると指摘されている。
では、そのような分散ネットワークの中で沖縄はどのような位置づけなのか。そして、普天間基地はどうなるのか。固定化されてしまうのか。
日米が現在の戦略環境の認識をどのように認識し、日米の役割分担をどのようにし、沖縄をどう位置付けるのか。
基盤的防衛力の整備から動的防衛力の整備への転換は日米同盟にどのように質的転換をもたらし、それが結果としてどのように沖縄基地負担の軽減につながるのか。
このような骨太の戦略的対話を日米間でできているのか。
(2月4日記)