やはり、各種メモが「私的メモ」として処分されるリスクが? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

やはり、各種メモが「私的メモ」として処分されるリスクが?

秘書です。

柿沢未途議員の議事録公開についての質問。

会議参加者のいわゆる「議事メモ」が私的メモとして秘匿されるリスクについて質問。

全く、問題意識を共有します。

メモ等の一時資料を公開すべきとの柿沢議員の指摘に対して、野田首相はメモ等の一時資料の公開は適切ではない、と。メモを一時資料として公開して、後世の史家に判断をゆだねるのではなく、政府が判断しますということ。つまりは、議事メモは私的メモとして行政文書として公開対象にならない可能性がありますね。議事録作成の過程で、不都合なメモが私的メモとして処理(=消却)されることのないよう、よろしくお願いいたします。


福島の子供たちは、大人になったときに、2011年の3月11日以後、誰がどのような価値判断基準で、何を決めて、将来の福島の人々がおかれた状況があるのかを知る権利があります。原発事故は、水に流すことができません。当時、政策決定に影響力のあった人は、その責任から逃げてはいけません!


柿沢議員は、橋下大阪市長のコメントを質問で引用していましたが、橋下市長の著書『体制維新――大阪都』には、以下のような言葉がありました。たしかに、政府批判する権利はありますね。


「重要な意思決定はちゃんと記録化しなければいけない、と初歩の初歩から指示しました。意思決定のプロセス書を僕がつくり、初めてその記録が残るようになったのです。いまでは最高意思決定機関として戦略本部会議を設けて、そこで意思決定を行っています。すべて公開にして、議事録も作成しているることはいうまでもありません。」(p.114.)

「ここは、政治家としての価値観ですね。社会が混乱することを恐れるよりも、死者が発生して取り返しがつかなくなることを恐れる。社会が混乱したことには、政治家が謝ればそれで済む。」
(p.140.)