『円高の正体』を入手 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

『円高の正体』を入手

秘書です。
『脱デフレの歴史分析』で河上肇賞を受賞した安達誠司さんの『円高の正体』を入手。


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「1931年12月、深刻さを増す経済状況の中、大蔵大臣(現在の財務大臣)に就任した高橋是清は、日銀を指導し、大規模なマネタリーベースを拡大する2段階にわたっての金融緩和政策を即時に発動しました。その結果・・・・株価の大反発と、大幅な円安、企業の生産活動の増加は、日銀による大規模な金融政策によって即時に起こり、そして銀行貸付の増加はそれらの指標の回復から3~4年遅れで実現したということです。」(p.195.)

「しかし、現在の日銀は、・・・―これから日本経済が本格的な回復段階に乗る段階―まで来たところで、なぜかマネタリーベースの拡大を止め、日本をまた不況への道への押し戻してしまったのです。」
(p.196.)

「これまで量的緩和によって円高が止まらず、デフレも止められなかったのは、量的緩和が効かなかったからではなく、単純にその規模が足りなかっただけなのです。」(p.198.)

「マネタリーベースを150兆円まで拡大すれば円高は止まり、「1ドル=95円」までの円安局面が訪れ、日本経済はデフレから脱却し(その時のインフレ率は1.5%程度)、2%の名目経済成長が可能になる。」(p.199.)

「マネタリーベースを200兆円まで拡大すれば円高は止まり、「1ドル=115円」までの円安局面が訪れ、日本経済はデフレから脱却し(その時のインフレ率は3%程度)、4%の名目経済成長が訪れ、日本経済は完全復活を遂げることができる。」(p.199.)

→なぜ、このことが理解されないまま、円高とデフレを放置して増税に突っ込んでいくのでしょう?