SPEEDI情報 米軍には事故直後に提供→国民に事故直後に提供していれば・・・ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

SPEEDI情報 米軍には事故直後に提供→国民に事故直後に提供していれば・・・

秘書です。

「SPEEDIのデータは、文部科学省が「実態を正確に反映していない予測データの公表は、無用の混乱を招きかねない」として、一部を除き、事故の発生から2か月近く公表しませんでしたが、アメリカ軍に提供した理由について、渡辺次長は「緊急事態に対応してもらう機関に、情報提供する一環として連絡した」と説明しました。」(NHK)

なんですと??


SPEEDI情報 米軍に提供
1月17日 0時7分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120117/k10015315481000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故原因を究明する国会の「事故調査委員会」は、初めての本格的な質疑を行い、参考人として招致された文部省の担当者が、放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI」と呼ばれるシステムによる予測データを、事故の直後に、アメリカ軍に提供していたことを明らかにしました

国会の事故調査委員会は、16日、政府の事故調査・検証委員会の畑村委員長や東京電力の事故調査委員会の委員長を務める山崎副社長らを参考人として招致し、公開で初めての本格的な質疑を行いました。この中で、文部科学省科学技術・学術政策局の渡辺次長は、放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI」と呼ばれるシステムで、事故の直後に行った予測のデータについて、外務省を通じて直ちにアメリカ軍に提供していたことを明らかにしました。SPEEDIのデータは、文部科学省が「実態を正確に反映していない予測データの公表は、無用の混乱を招きかねない」として、一部を除き、事故の発生から2か月近く公表しませんでしたが、アメリカ軍に提供した理由について、渡辺次長は「緊急事態に対応してもらう機関に、情報提供する一環として連絡した」と説明しました。また、質疑では、事故調査委員会の石橋委員が「平成19年の新潟県中越沖地震の経験がありながら、東京電力は、地震と津波に対して、対応が甘かったのではないか」と指摘したのに対し、東京電力の山崎副社長は「事業者として、忠実に対策を取ってきたと思っているが、考えているような前提をすべて覆すようなことが起きた。もう少し考えなければならないということがあるならば、考えていきたい」と述べました。質疑を終えて記者会見した事故調査委員会の黒川委員長は、原発事故の対応にあたった菅前総理大臣や枝野経済産業大臣の参考人招致について、「検討事項に入っている」と述べました。事故調査委員会は、30日に次回の質疑を行うことにしています。

→早く参考人招致しないと、これまでの証言を踏まえた「法廷闘争」の作戦や戦術が練られて真実が出てこないリスクが・・・

砕石会社社長「影響出ると思わなかった」
(2012年1月17日07時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120116-OYT1T01361.htm

福島県二本松市の新築マンションに放射性物質に汚染されたコンクリートが使われていた問題で、原料となった砕石を出荷した双葉砕石工業の猪狩満社長(50)が16日、同県郡山市内の事業所で記者会見した。一問一答は次の通り。

     ◇

 ――自社の石が原料となったコンクリートから高い放射線量が検出された時の気持ちは。

 「『えっ』という感じが本音。もう少し早く教えていただければ出荷はすることはなかったが、結果責任で迷惑かけたということにはおわびするしかない」

 ――放射性セシウムに汚染された稲わらが問題になり、砕石も汚染されているとは思わなかったか。

 「砕石は食べるものではない(ので問題はない)と思っていた。そんなに影響が出るとは正直思っていなかった」

 >――昨年4月11日に計画的避難区域の設定が政府から発表されても認識は変わらなかったか。

 「放射線量がどのくらい高いかも分からなかったし、『何で自分のいたとこに住んじゃいけないの』という感覚だった」

 ――経済産業省などから注意喚起がなく、逆に被害を受けたという感覚は。

 「本音で言えばある。3月の時点でもっと早く立ち入りの規制が指示されていれば、我々も入らなかった」 

 ――取引先には採石地が浪江町ということは伝えていたか。

 「伝えていたし、取引先も分かっていたと思う」


避難区域の石材、流通調査=問題の石、構造物線量測定へ-汚染建材・経産省
(2012/01/17-11:43)時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011700884

 福島県二本松市の新築マンションなどで高い放射線量が測定され、使用された同県浪江町の砕石場の石が原因とみられている問題で、経済産業省は17日までに、同町など福島第1原発事故の計画的避難区域や特定避難勧奨地点の周辺にある砕石・採石業者計17社から出荷された石の流通経路の調査を始めた。
 また経産省は、高線量が判明した同県浪江町の「双葉砕石工業」の砕石場から出荷された石が使われた県内外の全構造物について、放射線量を測定することも決めた。マンションや道路など、対象は数百以上に上るという。


→SPEEDIの情報の国民への公開について、民主党政権中枢の人々は何と言ってきたのか?
 
参 - 内閣委員会
平成23年04月14日

○国務大臣(枝野幸男君) 正確に申しますと、レベル7に該当するのだということについては、発表の前日に報告を受けて初めて承知をいたしました。
 記者会見で申し上げましたのは、このレベル7になぜ該当するのかというのは、数万テラベクレル単位での放出が認められたと。今回は、保安院の計算だと三十七万、安全委員会の試算だと六十三万でありますが、この安全委員会において、数万単位の放射性物質が放出をされている可能性があるという報告は三月の段階で受けていたということを申し上げたものでございます。
 これについては、記者会見でもお話を申し上げたんですが、三か所の放射性物質、周辺地域のですね、放射性物質のその量を測定をして、そしてそれをSPEEDIという機械、シミュレーターに掛けた。本来、SPEEDIというのは、どれぐらいの放射性物質が出ているのかということがはっきりすると、それと気候とに合わせて、どこにどう拡散しているのかというのをシミュレートする装置だそうでございますが、そういう装置があるならば、逆に周辺部分の放射性物質の量が分かれば、逆算をしてどれぐらい出たのかと推測できるのではないかと申し上げましたら、そういう逆算をするとこれぐらいになりそうですということでの報告を受けました。
 それは、じゃ、そういったことはどれぐらい確からしいのかということを伺いましたら、それは、どれぐらい確からしいかということについてはまだ何とも言えないという報告でございました。ということを申し上げたものでございます。


衆 - 内閣委員会
平成23年04月15日

○枝野国務大臣 今、班目委員長がお話をされましたように、私のところにもSPEEDIの三月のシミュレーションの報告が上がりましたときに、当然、SPEEDIのシミュレーションができるということは、原子力発電所から放出された放射性物質量を前提としているシステムですから、一定の前提を置いているんですねということで、そこの報告はございましたが、それについては、今、班目委員長、そのときに私が受けた報告と同じ内容でございました。
 つまり、たった三点だけのデータに基づいているので、これについては、SPEEDIによるシミュレーションも含めて、こうである可能性はあるけれども、それについては確証、確信を持てるものとしてではないということの報告を受けました。
 そして、その後、いずれにしても、放出された放射線量、放射性物質の量というのは、できるだけきちっとした推測を行った方がいいのではないのかというような趣旨のことはお伝えをしていたというふうに思っておりますが、その間、少し間があいて、その上で、確からしい推測の結果が出てきて、それがレベル7に該当したということでございまして、先ほども御答弁申し上げましたが、結果的に、特にレベル7というところだけをぱっとごらんになった多くの国民の皆さん、場合によっては海外の皆さんも含めて、大変わかりにくいことになったというふうに思っております。
 できるならば、もうちょっと早い段階でその推測値が出せたのであれば、そのことが望ましかったと思いますが、これはむしろ観測と分析の問題でございますので、急いでくれということしか言えない世界でございました。
 ただ、まさにSPEEDIのシミュレーションの結果は、蓋然性が高いというものではないけれども、可能性があるということでございましたので、当然、最悪のケースにおける健康被害をもたらさないということで、避難等の設定については、それを参考にして、この間、我々の側では進めてきたということでございます。

参 - 予算委員会
平成23年04月18日

○国務大臣(枝野幸男君) その三月の話については、私が記者会見でレベル7に相当するということについては、発表の前日に私は報告を受けたと。その後につながってお答えをしていますので、誤解をされて報道されておりますが、レベル7に相当するということについて三月に報告を受けていたものではございません。
 今回、レベル7に該当するということになったのは、原子炉から放出された放射性物質の量が十万単位の京ベクレルという単位であったと。それが機械的に基準に基づくとレベル7に該当するということで、そのことを発表したということでございますが、京ベクレル単位の放射性物質が出ていた可能性について三月の段階では報告を受けた、これは例のSPEEDIによるシミュレーション、これはまさに放射性物質がどの程度出ているのかというある程度の仮定を置いて、それでシミュレーションするものでございますが、その仮定を導き出した三か所のモニタリングに基づく放射性物質の推定値が京ベクレル単位であると、このことは報告を受けておりましたが、その時点では、ではこれがどの程度の確からしさなのかといったら、上下百倍ぐらいの差のあるものであると、こういう報告を受けていたものでございます。


参 - 内閣委員会
平成23年04月21日

○国務大臣(枝野幸男君) 今、経産政務官からお話しになりましたのは、一般的なお話としてされました。
 今日、資料二で配付をされました資料に基づくと、今のような安全委員会と文部科学省から御答弁があったとおりでございますが、その上で、これはこの間の様々なモニタリングの結果と、さらにSPEEDIなどによるシミュレーション等いろいろと併せてこういう推計をした上で、さらに御指摘いただいた地域については、地域的な広がり性等を全部考慮した上で、なおかつ、きちっと今後のモニタリングを強化していくということの中で、現時点で計画的避難区域に含めるのは時期尚早と言うべきか、むしろもう少し様子を見て、これは一年間積算をした場合の推定で二十ミリを超えるおそれがある地域ということでございますので、当然可能性があることは否定をいたしませんが、更にモニタリングを充実した上で今後しっかりと、もしそういうリスクがあるのであれば考えていくということでございます。


衆 - 経済産業委員会内閣委員会連合審査会
平成23年04月27日

○枝野国務大臣 私のところにSPEEDIに基づいてつくられた地図のようなものが初めて報告がございましたのは、三月二十三日に、いわゆる内部被曝、委員が御指摘になられるようなモニタリングに基づくシミュレーションの結果が公表されておりますが、その前後が初めてでございました


衆 - 予算委員会
平成23年04月29日

○枝野国務大臣 今回のレベル7への認定は、原子力発電所から放出された放射性物質の量、これが一定の数値を超えるとレベル7とほぼ自動的に認定をされるということだというふうに報告を受けております。
 そして、今回の事象については、残念ながら、原子力発電所から放出された放射線量が直接把握をすることができませんでした。そのため、周辺部における放射性物質の量や放射線量に基づいて、例えばSPEEDIという、これはもう皆さん御承知だと思いますが、あれは、放射線量、放射性物質の量がわかれば、放射線がどの程度のところにどの程度の量になるのかということがシミュレーションできる機械でありますから、それは逆算できるはずだから、そうした周辺のモニタリングの結果に基づいて放射性物質の量をしっかりと逆算しろという指示を出しまして、その逆算の結果が確からしい結果として出てきたものですから、その後、直ちにレベル7に上げるということについて了承したものでありまして、その途中に隠ぺいその他は全くありません。

衆 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年05月23日

○枝野国務大臣 SPEEDIについては、何度か申し上げておりますとおり、残念ながら、私を含めて官邸の危機管理センターの幹部のところには、御指摘されている十二日の未明のデータが届いていなかっただけでなく、私はその数日後、正確な日にちは調べればわかりますが、きょうは調べてきておりませんが、数日後に、SPEEDIというものがあるそうで、これを使ってデータの分析とかしていないのかということを福山副長官などと尋ねたところ、よく言われておりますとおり、これは放出放射線量がわかっているときに、それに基づいてその分布、飛散の状況を推測するものなので、今回はそれがわかっていないのでやっていませんという答えがありました
 私の方から、今御指摘いただいたとおり、逆に、放射線量が周辺地域で幾つもわかってきているんだから、それに基づいて逆算すれば一定程度推測できるんじゃないかということを指示しまして、それに基づいて、三月二十三日だったでしょうか、ようやく最初の紙が出てきた。その後も、そういったことしかできていないということでございましたが、四月の半ばだったと思いますけれども、下旬だったかもしれません、ごろになって、実は、例えば一単位を仮置きしてとか、あるいはアバウトに推測した数字に基づいてというものが計算されていたということがあったという報告がされましたので、それは何だということで、直ちにそれを公開するようにということを指示したものでございます。
 したがいまして、こうしたデータがあること自体を把握していなかったものでございますし、さらに、総理の視察等との関係でいえば、危機管理センターにおいては、総理の視察とは関係ございませんが、その後、ベント等についていろいろと、風向きはどうなんだというようなことの問題がございましたが、その間、危機管理センターのオペレーションルームの幹部のところでは、気象庁もここに入っておりますので、気象庁に対して天気の予想はどうなっているんだ、風向きの予想はどうなっているんだというようなことをそこで議論しておりますので、こうしたことは前提となっておりません。

衆 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年05月31日

○枝野国務大臣 SPEEDIの情報が官邸の幹部、危機管理センターの緊急参集チーム等に届いていなかったことは大変遺憾だというふうに思っております
 この危機管理センターでは、私も何度か、ここには気象庁も来ておりましたので、放射性物質が出た場合には、それは風向きによっていろいろあるだろうということで、これは私に限らず、風向きはどっちなんだというようなことについての情報を気象庁に対して何度か求めた場面がございます。これについては、関係省庁の担当者も同席をしておりますので、十分承知をしていたものというふうに思っております。
 結果的に、縦割りが原因なのか、何が原因なのかというのはまさにこれから検証が必要だというふうに思っておりますけれども、このSPEEDIの活用について、少なくともこういったシステムがあるのに活用されていないと把握をした段階で、なぜ使えないのかということで関係者を呼びまして、少なくとも彼らが言った説明は、放射性物質の量がわからないと使えないシステムですという説明が私に対してございましたので、私も決して技術系ではありませんけれども、周辺の放射線量がもうわかっているんだから、逆にそこから、そういうシステムなら逆算できるはずだし、逆算したものに基づいてさらに推測を働かせればいいんじゃないですかという指示をして、これで初めて、ようやくその数日後に、一枚だけ、指示のとおりにシミュレーションしましたというのが上がってまいりました
 結果的に活用されなかったということについては大変残念なことでありますし、これについての原因と経緯についてはしっかりと検証していかなければいけないというふうに思っております。

参 - 本会議
平成23年06月01日

○内閣総理大臣(菅直人君)
・・・原発事故に関しては最大限の透明性を持って情報提供するよう努めてきたところでありますけれども、SPEEDIに関する政府各部局の推計結果が共有されていなかったり、東京電力による情報公開に遅れや訂正があったことは事実であり、不信を招くような対応につながったことについては大変遺憾に思っております。原子力災害対策本部長としてのその点での責任は感じております。
 私が知っていることで隠していることはないかという趣旨の御質問も併せていただきましたが、私自身が知っていることで、こういったデータ等を私が隠したり、あるいは隠すように命じたことは一切ありません。今後、関係機関に対しても迅速かつ十分な報告と情報公表を求めていく所存であります。

参 - 予算委員会
平成23年06月03日

○内閣総理大臣(菅直人君) まず、二つの点で事実と異なるということを申し上げておきます。
 一つは、SPEEDIの、先ほどのように、試算結果が三月十二日、原子力安全・保安院から官邸地下のオペレーションルームの原子力安全・保安院の連絡担当者に送付されたということでありますけれども、私や官房長官、官房副長官、内閣危機管理監などには伝達されておりません
 確かに、情報が正確に伝わらなかったこと全体としての本部長としての責任は感じておりますけれども、何か私がそういう情報を事前に知ってどうこう自分の行動を決めたとかということでは全くない、事実に反するということをまず第一に申し上げておきます。



衆 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年06月09日
○枝野国務大臣 SPEEDIが一番典型だと思いますが、必要な情報が十分に伝達できていなかったということは、今回の原発事故対応についての大変大きな教訓であるというふうに思っております。そして、そのことがなぜそうなったのかということについては、しっかりと検証がなされる必要があろうというふうに思っています。
 そして、今後、こうした事故自体が起こってはいけないわけですけれども、さまざまな危機管理において、どなたがどういう立場にあっても、そういったことが起こらないようにすることがまず大事だというふうに思っています。
 そうしたことの中で、例えばどなたかに責任があるというようなことが客観的に明らかになれば、それは当然、その個人の責任の問題ということが生じてこようかと思いますが、まずは、私や総理も含めて、その検証を受ける立場でございますので、客観的、独立性を持った、透明性を持った検証によって、なぜ情報がしっかりと到達しなかったかということを明らかにすることが重要だと思っております。

参 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年06月20日

○国務大臣(枝野幸男君) SPEEDIの予測が結果的に必要なところに共有がされず、その結果として周辺住民の皆さんに伝わらず、また避難等に活用されなかったということについては、その理由いかんを問わず、結果的に政治の結果責任だと思いますので、これは本当に大変申し訳なく思っております。なぜそういうことになったのかということは第三者委員会、検証委員会でしっかりと検証をしていただきたいというふうに思っているところでございます。
 また、IAEAに対する報告書でございますが、過日の委員会で御指摘をいただきましたのでより明確にしたものでございますが、今申し上げたとおり、結果的に活用されなかったことが周辺住民の皆さんには特に大変遺憾であった、申し訳なかったということを踏まえたものでございます。
 それから、御指摘いただきましたとおり、周辺の、特にお子さんなどの健康に関する今御指摘もいただいた部分も含めて、二次補正においてしっかりとそれにかかわる費用を国が責任持って負担をするということについて、計上できるようにという指示を強く総理と私の方から出しているところでございます。

○内閣総理大臣(菅直人君) 今、官房長官からもお話がありましたが、私も、このSPEEDIのそうした仮の計算にしてもあったものが、私のところあるいは官房長官のところに来ないことによって活用ができなかったということは、結果として本部長として責任を感じております
 と同時に、これは是非誤解を招かないように申し上げさせていただきたいんですが、それでは避難を一切しなかったかというとそうではなくて、当日十一日の二十一時二十三分にはまず三キロ以内の避難を指示をし、翌日の五時四十四分には十キロ圏の避難をし、そういう形で結果として、距離として考えると、その後の蓄積部分は別として、いろいろな水素爆発等に備えた避難としては十分な距離の避難が行われているわけであります。
 そういう点で、SPEEDIと若干性格が違いますけれども、そういった円状の避難はきちんと行ったということは申し上げさせていただきたいと思います。


参 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年08月01日

○内閣総理大臣(菅直人君) 今の御指摘は、SPEEDIの情報を隠していたという前提でおっしゃっておりますけれども、少なくとも、今日はそういう御指摘を用意しておりませんが、もう何度もいろいろなところでお答えしておりますけれども、少なくとも、例えば三月十一日あるいは十二日、そういうデータが私にももちろん来ませんでしたし、私が知る限り、同席していた政務の者に来てはおりませんでした。いろいろと経緯があったようでありますが、決して政府として隠したということではありません


参 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年08月02日

○国務大臣(細野豪志君) SPEEDIのデータにつきましては、公開が遅れたことは非常に大きな問題であるというふうに感じておりまして、そのことは私も会見などでも何度も指摘をしてまいりましたけれども、政府としては率直にそこはおわびを申し上げなければならないというふうに思っております。
 若干経緯を申し上げますと、私、四月二十五日に統合本部での初めての会見を行いまして、そのときにこれまでやったSPEEDIのデータを全て公開をしようということを呼びかけて、相当の数のデータを公開をいたしました。そのときに、もうこれでないねということを確認をしましたが、ないという話だったんです。ところが、その数日後に、いや、SPEEDIはまだこういうデータがあったんですということを言ってきましたので、何でここのこういうデータがまだ残っていたのかというふうに聞きましたら、二つ原因があると。
 一つは、放出源情報が、これが明確でないので仮定に基づいているということで公開を前提としていなかったと。これが常に言われていた公式見解。もう一つは、いや、それでも、ないということを私が確認をしたのに、そのときないと言ったのに後から出てきたのはなぜなのかといえば、それぞれ個人個人でいろいろやっていてパニックを恐れた面があったんじゃないですかというような話があったものですから、これは率直に反省をしなければならないというところで会見で申し上げたということでございます。
 そこは、考え方としては私は間違っていると思っておりまして、日本国民は非常に冷静な、特に東北の皆さんは冷静でいらっしゃいますので、情報をしっかり公開をすることで説明をすると、そのことによってむしろパニックを抑制をするということがあったというふうに考えておりますので、反省が必要だというふうに考えておるところであります。

参 - 予算委員会
平成23年08月11日

○国務大臣(細野豪志君) SPEEDIにつきましては、事故当初、しっかりとシミュレーション結果を出すべきところを出していなかった時期があったということについては大変反省が必要だと考えております。
 ただ、三月の二十三日に、SPEEDIのデータについてはおおよそこういう状況だということはお示しをして、その前に出すべきだったものは、まあそれを半ば補完をするようなものでございまして、三月二十三日に公表したということ自体は、これは事実として是非御認識をいただきたいと思います
 そのほかのところは、私が四月に後半から記者会見を始めまして、その時期に、まず初日に出しまして、それでも出していないところがあったものですから、それは私はもう叱責をいたしまして、なぜこれを隠していたんだと。最終的にはその後、SPEEDIについては全て公表をして、今はシミュレーションの結果については全て公表をいたしております。


参 - 内閣委員会
平成23年10月27日

○国務大臣(細野豪志君) 正確には、私は当初、社会保障担当の補佐官だったんですが、海江田大臣を補佐するという意味で当初から官邸に入って主にこの仕事をしておりました。
 今、個人的にということも含めての御質問だったと思いますので申し上げますと、私がSPEEDIのデータを初めて見たのは三月二十三日、このときに避難の範囲をどうするかということで議論になりまして、そのときに初めてSPEEDIのデータを見ました。これはやはり公開すべき情報だろうということで、そのときにあったものを公開をしたということであります
 その前、なぜ公開しなかったということに関しては、四月に入りましてから会見をするようになりまして、やはりそのときのSPEEDIのデータのことが気になっていたものですから、とにかくあるものは全部出そうということで私の方で提案をいたしまして、四月の終わりごろから公開するようになったということであります。


参 - 東日本大震災復興特別委員会
平成23年10月28日

○国務大臣(細野豪志君) 私は事故直後、特に三月の十五日からは政府と東京電力との間でつくられました統合対策本部で主にサイトの中の事後対応に当たっておりました。したがいまして、サイトの外にどういう影響があるのかというのは極めて大事なことなんですけれども、一定の役割分担が必要ですので、中の収束にどうやって政府として全面的にしっかりとやり切れるかということが最大の仕事だという、そういう役割分担をしておったんです。その中で、三月の二十三日に官邸の方に呼ばれまして、そのときにSPEEDIのデータを初めて目にいたしました。これは公開すべきだろうと私も思いましたし、官房長官も含めてそういう御判断だったと思います。で、その日に公開したという経緯がございます
 その後、そういうSPEEDIというのがあって、機能するのであればもっと有効に使うべきではないかと私も思いました。小佐古先生も、当時参与をされていましたが、同じような意見で、小佐古先生も多分おっしゃっていたんだと思うんですが、それはちょっと私、存じ上げませんが、私も関係者に対してこれを有効に利用する方法はないのかということで再三言っておりました。そうしましたら、単位放出当たりの、まあ天気予報みたいな図なんですけれども、そこのデータが途中で出てきたので、それも公開すべきだと思ったわけです。
 だから、四月の二十五日だったと思うんですが、私が、それまではマスコミには一切私は出ないと、一回、済みません、討論会にどうしても出なきゃならないことがありましたので出ましたが、基本的にはメディアの対応はちょっとそういう時間的な余裕がないということで控えてまいりましたけれども、統合対策室で会見をするからにはこのSPEEDIのデータは出すべきだろうと考えましたので、四月の二十五日にこれを発表するということで、実質的にホームページでアップできたのは四月の二十六日という、そういう経緯でございます。
 先ほど上野委員の方がお引きになりました会見というのは五月なんですけれども、実はちょっと経緯がございます。
 四月の二十五日にSPEEDIのデータを全部出すべきだと私は思ったんです。ですから、もうこれはないなということで確認をして、そのときはないということでしたので、これが全てですということで二十五日に出したわけです。ところが、それから一週間たってまだあるんですと言ってきたものですから、できるだけ冷静に対応したいと思いましたが、一週間前に言ったことが今になって出てきたということに関しては私なりにちょっと思うところがありまして、何で今ごろになって出てきているんだという話をしたわけですね。それに対して、その説明に来た人間がパニックを収めたい面があったのかもしれませんという趣旨の発言をしたので、対外的に説明するときになぜかということは説明しなければなりませんでしたので、そういう部分もあったようですと。これは私の思いということではなくて、私の経緯は今言ったようなことですから、私の思いということではなくて、そういうかかわった人たちの思いとしてそういうところがあったのかもしれないということで、記者会見で質問に対して答えたと、そういう経緯でございます。