2000年代後半からの日本経済低迷の原因はグル―バル化と高齢化?日銀政策の失敗でしょう! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

2000年代後半からの日本経済低迷の原因はグル―バル化と高齢化?日銀政策の失敗でしょう!

秘書です。
昨日の講演で日銀総裁は以下のように述べました。


「バブル期に積み上がった設備や債務などの過剰が解消されるまでの間は、経済活動は停滞します。もっとも、このバランスシート調整は、少なくとも2003~2004 年頃には、日本経済にとっての大きな制約ではなくなっていました。その後の日本経済の低迷のより本質的な理由は、グローバリゼーションと高齢化という大きな環境変化への対応が遅れてしまったことに求められます。」


【講演】グローバリゼーションと人口高齢化:日本の課題
日本経済団体連合会評議員会における講演
日本銀行総裁 白川 方明
2011年12月22日
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2011/data/ko111222a1.pdf

2008年2月に景気の山が来てしまったのは、グローバリゼーションと高齢化のせいなのですか?

日銀の金融政策の失敗ではないのでしょうか?

2006年3月の早すぎる量的緩和政策の解除にはじまり、2006年7月のゼロ金利政策解除、2007年2月の追加利上げが日本経済にとどめをさしたのではないですか?


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なんで物価上昇率が0%程度で金融政策を変えたのか?なんで、バランスシートの縮小をしたのか。デフレターゲットではないか?

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小泉政権下の2005年秋の内閣改造で竹中経財相が総務相に転身し、後任の経財相に親日銀派の与謝野大臣がやってきた。この人は菅政権まで断続的に政権中枢でマクロ政策の責任者となる。日銀がらみの政策の転換点は、2005年秋の内閣改造にある。じつは、民主党政権は与謝野大臣をうけいれたことで対日銀政策は2005年内閣改造以来の一貫性を持つ。

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だから、復興債の日銀引き受けはできず、増税優先政治となった。福島の原発事故の被災者のみなさんに職を提供できず、義援金・仮払い補償金依存状態をつくってしまった。

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欧米なみの金融政策を、せめて、リーマンショック後にやっていれば・・・

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1997年消費増税後、税収は低迷。しかし、2007年には税収がようやく増税前においつこうとしていた。そんななかの2006年からの日銀の引き締め政策に、リーマンショックがおういちを。

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