北東アジアに注目が集まっているときこそ、東南アジアの動向に注目を | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

北東アジアに注目が集まっているときこそ、東南アジアの動向に注目を

秘書です。

竹中平蔵さんは、ボールの周りに全員が群がって、誰も全体を見ていない、戦略的な思考がない震災発生後の政府とメディアの対応を「子どものサッカー」と呼んでいました。

北東アジアに注目が集まっているときこそ、東南アジアの動向に注目しなければなりません。

兵法三十六計の第六計「声東撃西」の発想が、「子どものサッカー」の対極にあります。



メコン川流域の国が首脳会議
12月20日 8時31分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111220/k10014765731000.html

中国やタイ、ベトナムなどメコン川流域の6か国は、20日、ミャンマーの首都ネピドーで首脳会議を開きます。民主化の進展がみられるミャンマーに対し、これまで距離を置いてきた欧米諸国が歩み寄りの姿勢を示すなかで、伝統的に友好関係を築いてきた中国がどのような経済的な支援を打ち出すのかが注目されます。

この会議は中国からインドシナ半島を流れるメコン川流域の開発を周辺の6か国が協力して進めようと、3年ごとに開かれているもので、20日の会議では、メコン川流域の情報インフラの促進や物流網のさらなる整備のほか、農業や観光など、幅広い分野での協力について話し合われます。19日夜は、首脳会議の会場となる首都ネピドーの国際会議場で、夕食会が開かれ、ミャンマーのテイン・セイン大統領が中国の外交を統括する戴秉国国務委員、タイのインラック首相、ベトナムのズン首相ら5か国の代表を出迎えました。開催国となったミャンマーを巡っては、このところ民主化の進展が見られるとして、これまで経済制裁を科すなど距離を置いてきたアメリカなどの欧米諸国が急速に歩み寄る姿勢を示しています。そうしたなか、軍事政権時代から友好関係を築いてきた中国が今回の会議を通じてミャンマーに対し、どのような経済的な支援を打ち出すのかが注目されます。

→メコン川関連の最近のニュースより。

中国商船メコン川タイ流域の航行再開
2011-12-12 16:54:45 中国国際放送網
http://japanese.cri.cn/881/2011/12/12/181s184150.htm
 中国の商船10隻が11日の午後、タイの水上警察とヘリコプターの護衛を受けてメコン川を下り、中国商船のメコン川タイ流域での航行が再開されました。
 10月5日に、メコン川流域で中国商船2隻が襲撃を受け、中国人船員13人が殺害されました。これを受け、メコン川流域おける中国商船の航行が一時停止となっていました。
 11月25日と26日、中国、ラオス、ミャンマー、タイの4カ国はメコン川での合同パトロールをめぐる閣僚会合を開き、12月中旬からの合同巡視開始で合意しました。
 2001年に航行開始したメコン川国際水運航路は中国とASEAN諸国で構築された自由貿易区域の重要な輸送ルートとなっています。(ジョウ、吉野)

メコン川で合同パトロール 中国など4カ国、12月から
2011.11.26 23:04 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111126/asi11112623050004-n1.htm
 新華社電によると、中国とラオス、ミャンマー、タイ4カ国の警備当局者らの会議が26日、北京で開かれ、12月中旬からメコン川で4カ国による合同パトロールを実施することを決めた。警備能力強化のため、中国はラオスとミャンマーに装備や要員研修での支援もする。
 メコン川流域では武装勢力による商船の襲撃などが深刻化しており、10月には商船2隻が襲撃を受け中国人船員13人が死亡する事件が発生。中国主導で犯罪取り締まりに向けた4カ国の協力が話し合われてきた。(共同)

→もうひとつ、フィリピンのニュース。

米大統領 台風被害に哀悼の意
12月20日 8時31分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111220/t10014765741000.html

フィリピン南部のミンダナオ島を直撃した台風による死者は900人を超え、アメリカのオバマ大統領は「多くの命が失われたことに深く哀悼の意を表する」とする声明を出しました。

16日に台風21号が上陸したミンダナオ島では洪水や土砂崩れが相次いで発生し、現地の防災当局は、19日、死者がこれまでに927人に上っていることを明らかにしました。こうしたなかでアメリカのオバマ大統領は、19日、声明を出し、「台風によって甚大な被害が出て多くの命が失われたことに、アメリカ国民を代表して深く哀悼の意を表する」として犠牲者の死を悼みました。そのうえでオバマ大統領は、声明の中で「フィリピンと長い友好の歴史があるアメリカは人道的な援助や復興への取り組みに協力する準備がある」と述べて支援を惜しまない考えを示しました。現地では今も4万5000人の被災者が各地の避難所にとどまっているということですが、食料や衣服などの支援物資が十分に行き届かない状況が続いているうえ、衛生状態の悪化で感染症の広がりが懸念されています。

フィリピン南部のミンダナオ島を直撃した台風による死者は900人を超え、アメリカのオバマ大統領は「多くの命が失われたことに深く哀悼の意を表する」とする声明を出しました。

16日に台風21号が上陸したミンダナオ島では洪水や土砂崩れが相次いで発生し、現地の防災当局は、19日、死者がこれまでに927人に上っていることを明らかにしました。こうしたなかでアメリカのオバマ大統領は、19日、声明を出し、「台風によって甚大な被害が出て多くの命が失われたことに、アメリカ国民を代表して深く哀悼の意を表する」として犠牲者の死を悼みました。そのうえでオバマ大統領は、声明の中で「フィリピンと長い友好の歴史があるアメリカは人道的な援助や復興への取り組みに協力する準備がある」と述べて支援を惜しまない考えを示しました。現地では今も4万5000人の被災者が各地の避難所にとどまっているということですが、食料や衣服などの支援物資が十分に行き届かない状況が続いているうえ、衛生状態の悪化で感染症の広がりが懸念されています。