日曜夜の鉄道ニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日曜夜の鉄道ニュース

こんばんは、志士の目鉄道研究会です。

日曜深夜の不定期便、今夜もローカル鉄道のニュースを読む時間をすごししょう。

まずは、復興関連ニュースから。


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被災鉄道復旧の軌跡記録 仙台の男性がCD―Rを自主制作
2011年12月18日日曜日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111218t75012.htm

 仙台市青葉区の鉄道史研究家越前勤さん(49)が、東日本大震災で被災した新潟を含む東北7県の鉄道が復旧するまでの軌跡を記録したCD―ROM「保存版 震災復興時刻表」を自主制作し、発売した。震災時に走行していた新幹線の位置や、JRと私鉄など53路線の毎日の臨時ダイヤをつぶさに調べて情報を整理した。路線の被害状況や復旧への過程がたどれる貴重な資料となっている。

 データ集は3月11日の震災直後から10月14日まで、鉄道路線別の区間別復旧の日、路線や駅ごとの被災状況、通常ダイヤに戻るまでの間引き運転、代行バスを含めた臨時列車ダイヤなどを網羅した。
 臨時ダイヤは燃料不足の影響で間引き運転が行われた新潟県分と、東北新幹線を含めたJR東日本36路線、公営と私鉄などの17路線分を集めた。4月7日の震災の余震による列車運休、7月の新潟・福島豪雨、9月の台風15号の影響も収録した。
 東日本大震災では多くの鉄道施設に被害が出たため、各鉄道会社は臨時ダイヤを設定。多くは1~3日の短期の運用で、地元の利用者にしか知らされないものもあった。
 越前さんは当初、新聞や鉄道会社のウェブサイトで運行状況を記録。3月中旬からは「近い将来調べる必要が出てくる。資料価値がある」と判断し、本格的に臨時ダイヤの収集を始めた。
 ダイヤは鉄道各社のサイトや広報資料で集めたほか、鉄道会社に直接出向くなどして入手した。運行後のデータは保存されないケースが多く、収集は時間との戦いだったという。
 収集データの編集は量が膨大なためアルバイト4人を雇って入力作業をし、越前さんは調査とチェック作業に専念した。
 発売後の路線復旧や臨時ダイヤ改正に対応するため、同名の専用ブログも開設した。
 売り上げの一部は、甚大な津波被害を受けて復旧工事が行われている第三セクター三陸鉄道(岩手県宮古市)に寄付する。越前さんは「時刻表を見ると、少しずつ着実に路線が復旧する様子が分かり、鉄道関係者の苦労がうかがえる」と話す。
 3000枚制作し、1枚2300円で仙台市青葉区の丸善仙台アエル店で販売。送料込み1枚2400円で通信販売もしている。
 連絡先は越前さん080(3334)4561。

→これは、将来、色々な研究者にとっても、貴重な資料となることでしょう。

→さて、年末といえば、来年のカレンダーですね。


ヤクルトのカレンダーに紀州鉄道
2011年12月18日 日高日報
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/12/post-995.html 
カレンダーを手にする國分所長  発行部数世界一でギネスブックにも認定されている㈱ヤクルトの2012年版カレンダーのイラストに、市内を走る紀州鉄道が採用された。「みんなの風景~ゆるやかな時が流れる、ローカル線の旅」と題して、1月から12月まで全国12カ所の地方鉄道を紹介している中の一つで、紀州鉄道はもちろん御坊のPRにも一役買ってくれそうだ。

 ヤクルトは毎年、 「環境を大切にしている」 「豊かな水がある」 などをテーマに全国の対象となる地域や名物をリサーチし、 うち12カ所を選定。 それらをイラストにして、 カレンダーにしている。 ヤクルトを定期購入している人などに 「ヤクルトレディー」 が無料配布しており、 年間発行部数は653万部で世界1位。 掲載されれば多くの人の目に触れる機会となる。

 カレンダーは縦34㌢、 横20㌢。 紀州鉄道が取り上げられたのは来年2月のページで、 西御坊駅前の踏切の風景をやわらかいタッチで描き、 「紀州鉄道は全線で2・7㌔のミニ鉄道。 民家の軒先をかすめながらゆっくり走る。 他の線から乗り入れがない地方ローカル私鉄の中では、 日本で一番短い鉄道。 地元では 『りんこー』 という呼び名で親しまれている」 などと紹介されている。 このほかイラストに掲載されているのは、 車内に設置したストーブでスルメをあぶってくれる青森県津軽鉄道、 沿線に咲き乱れるアジサイが美しい神奈川県の箱根登山鉄道などで、 いずれもマニアから一般までが喜ぶ味のある鉄道となっている。 紀州鉄道御坊事業所の國分隆雄所長は 「ヤクルトカレンダーに掲載されることは大変光栄なことで、 紀州鉄道の一層のPRにつながります。 今後も広く愛される鉄道として続けていければと思います」 と話している。

→なぜ、「りんこー」と呼ばれるかというと、紀州鉄道になる前に、御坊臨港鉄道と呼ばれていたからですね。70年代に森田健作さん(現千葉県知事)の青春ドラマの再放送を夕方提供していたのが紀州鉄道不動産部門でしたねえ。

→ヤクルトのカレンダーにノミネートされた津軽鉄道からもニュースが届いております。


津鉄客室乗務員7人 半島全域PRへ
2011年12月17日(土) 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20111217140540.asp
 2011年度末で雇用期限が切れる津軽鉄道・奥津軽トレインアテンダントの7人が実績を評価され、西北地域県民局が要望している「津軽半島コンシェルジュ事業」の人材として検討されていることが16日、県が発表した12年度当初予算の各部局要求で分かった。実現するとアテンダント7人は12年4月以降も津軽鉄道の乗務を続けながら活動範囲を拡大、津軽半島全域の観光振興を担う。

→がんばれば報われる、若者が報われれば地域が栄える、そんな好循環になるといいですね。

→さて、大阪出張といえば、帰路が週末にあたれば、上本町から名古屋まで近鉄特急ですよね!そしてできれば豊橋までは名鉄でいきたい、と。そんな出張サラリーマンに注目のニュースです。




美人バーテンダーも同乗 日本初の旅行専用列車試乗記
2011.12.17 12:00 産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/111217/wec11121712000004-n1.htm

カウンターバーも完備したクラブツーリズム専用列車「かぎろひ」(鳥越瑞絵撮影)
 国内では初めての旅行専用列車「かぎろひ」が23日から関西、中部地域を対象に運行を開始する。「カルチャー列車」や「ワイン列車」「カラオケ列車」などユニークな列車が今後相次ぎ発進するという。試乗会に参加してみると、お笑いライブやジャズ演奏、車内にはビール、ハイボールなどが飲めるバーまで併設され、鉄ちゃん(鉄道マニアの愛称)も知らない“列車の旅”が広がっていた。

 国内初となる旅行専用列車「かぎろひ」を運行するのは、近畿日本鉄道と同グループの旅行会社クラブツーリズム。12月15日の試乗会には、報道陣を含めた招待客100人以上が参加し、集合場所の近鉄大阪上本町駅には新しい列車を心待ちにする人たちであふれていた。

 午後1時前、ホームに見慣れない色の列車が入ってきた。落ち着いた濃い緑色の外観はシックで上品だ。

 「今日は何かあるんですか」。いつもとは違う駅の雰囲気に40代女性がこうたずねてきた。「うちの子供が電車好きなんです」と言いながら、うれしそうに携帯電話のカメラを新型列車に傾ける。

 4両編成の列車に、次々乗り込む招待客たち。手渡された札に書かれた2号車自由席を目指して乗車してみると、入り口付近に催し物などができるスペースが設けられ、通常の特急より広々とした印象だ。

 万葉集の柿本人麻呂の歌にちなみ、「輝く光」の意味を持つ「かぎろひ」は近鉄が約4千万円を投じて旧型の近鉄特急12200系を改良。さまざまな旅行を企画するクラブツーリズムの専用列車として運行され、大阪上本町駅や名古屋駅を出発駅に年間4万5000人の利用者を見込んでいる。

この日は列車の中で、落語家によるお笑いライブやサックス奏者によるジャズ演奏が行われ、まるで豪華な貸し切りバスのような雰囲気。車窓からの景色を楽しみながら、落語や音楽に聞き入る招待客はご満悦の様子である。

 折り返し駅となる奈良県の五位堂駅に到着したところでのどが渇いてきた。車内をあれこれ探索していると、ビールサーバー付きの豪華カウンターバーを発見。「何にいたしますか?」とバーテンダーのお姉さん。生ビールをはじめハイボール、コーヒー、ジュースなどメニューも豊富で、注文すると、その場でできたてのドリンクを注いでくれた。

 クラブツーリズムの岡本邦夫社長は「カルチャー列車」「セミナー列車」など列車内で学べるセミナーを企画中という。また、「うたごえ列車」や「カラオケ列車」、「ワイン列車」なども予定している。

 窓の外を何気なく見ていると、田んぼのあぜ道に人が集まっているのに気がついた。「鉄ちゃんだ」。かぎろひの初運行を一体どこで知ったのか、カメラで撮影したり、手を振ったりしている。

 3時前、大阪上本町駅に到着。運行初日の23日と翌24日分は完売という「かぎろひ」のツアー。初運行を見た鉄ちゃんたちはもう予約をしたのかな?(中山玲子)


動画:
http://www.youtube.com/watch?v=cpP1RZkOBM8

→近鉄沿線のローカル私鉄もがんばってます。

応募殺到!堅苦しくないイベント「婚活列車」が大人気  
2011年12月15日 23:30 婚活ニュース
http://www.kon-katsu-news.com/news_ax1SDo8Xes.html?right

味わい深いローカル線の旅
クリスマスを前に、各地で婚活イベントが数多く開催されている。注目度が高まっている婚活の1つに「婚活列車」がある。

定員の3倍の応募が殺到
三重県四日市市の三岐鉄道が実施している「婚活列車」イベントは、毎回、募集定員の約3倍の応募があるという。「婚活列車」が好評なのは、お見合い形式のパーティーなどと比較して、“堅苦しくない”“出会いが自然”などと感じる参加者が多いからだという。

三岐鉄道では2007年から年に1回、婚活列車を走らせている。11月23日に、三岐鉄道北勢線の西桑名駅から「婚活列車」が走った。20~40歳代の男女30人が参加した。

車両1両が貸し切りとなり、三重県内のほか、愛知県や大阪府内から来た男女が約1時間の列車の旅を楽しんだ。目的地の阿下喜温泉では、軽食を楽しみながら男女の交流を図った。


三岐鉄道
http://www.sangirail.co.jp/

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111205-OYT1T00080.htm

→岳南鉄道のその後はいかがでしょうか?

事業継続困難を報告 岳南鉄道
(12/17 07:53)静岡新聞

http://www.at-s.com/news/detail/100085680.html
 富士市公共交通協議会が16日、同市役所で開かれ、岳南鉄道(同市、畠山建二社長)が営業赤字の続いている厳しい経営状況を説明し、事業継続が困難であることを報告した。
 同社によると、旅客輸送は1967年度は510万人だったが、2010年度は77万人に激減。貨物も69年度の99万8千トンが10年度は6万4千トンに縮小した。さらに来春の貨物輸送の休止が追い打ちになったという。
 鉄道事業収支だけでみると、10年度は6200万円の赤字が、貨物輸送が皆無となる12年度は8900万円の赤字に拡大する見込みとした。出席した委員からは「市民の足として大きな問題。真剣に考える必要がある」などと意見が出た。
 畠山社長は「公共交通としての使命感で頑張ってきたが、自助努力だけでは限界に来ている。富士市の社会基盤として、今後も岳南鉄道が必要かどうか議論していただきたい」と述べた。

→今後の動向が注目です。注目といえば、北陸鉄道です。

北陸鉄道、路線存廃「数年かけ判断」 新幹線の影響考慮
2011/12/17 2:10 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E3E4E2E18A8DE3E4E3E0E0E2E3E39E90E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E4

→よかった!新幹線乗り入れによる観光効果をみての結論と。しかし、いまのままでは、観光客は、浅電にも石川線にものらないかも。地域と一体化した観光鉄道化が不可欠ですね。北陸鉄道石川線は、西金沢から北陸本線乗り入れによる観光鉄道化、または、兼六園前まで乗り入れ、ひめ神社までの乗り入れができるJR北海道のDMV導入の検討を!

$中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba-石川
(がんばれ!北陸鉄道)

消える昭和の鉄道
2011年12月16日 朝日新聞
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001112160001

 久留里線(木更津―上総亀山間)で半世紀近く運行され、全国から鉄道ファンを集めてきた「キハ30形」など3種類のディーゼル車が引退することになった。JR東日本千葉支社が15日、来秋から2013年春までに新型車両に入れ替える方針を明らかにした。昭和の千葉を代表する鉄道車両がまたひとつ姿を消す。

 昨年から今年にかけて県内では、「スカ色」の愛称で親しまれた青とクリーム色の「113系」や新京成電鉄で約40年間活躍した「800系」など、昭和から活躍してきた鉄道車両の引退が相次いでいる。

 久留里線は木更津―上総亀山(君津市)間の約32キロを結び、来年12月に開業から100周年を迎える。県内のJR線では唯一、電化されていない。

 現役で走る「キハ30形」「キハ37形」「キハ38形」の各車両は、国鉄時代の1960年代から80年代にかけて通勤用のディーゼル車として登場、首都圏や関西地方をはじめ全国各地のローカル線などで活躍した。県内でもかつては久留里線のほか、総武、内房、外房、成田などの各線で運行されたが、電化が進むにつれ徐々に姿を消した。


 いずれの車両も現役での運行は久留里線が全国で唯一。なかでもキハ30形は09年から「国鉄色」と呼ばれるかつてのクリーム色と朱色のツートンカラーに塗装。全国から鉄道ファンが集まる人気だったが、運行開始から50年近くが経過し、老朽化が進んでいた。


 後継車両として、来年秋から約15億円を投じて、新型ディーゼル車「キハE130形」10両を順次導入する。JR東日本のディーゼル車としては軽量化を目的とした初のステンレス車体。07年以降、茨城と福島両県を結ぶ水郡線など各地のローカル線で導入が進んでいる。沿線の風景を楽しめるように窓のサイズを従来よりも大きく設計している。

(大久保貴裕)

→引退車両がどこにいくのかが注目ですね。新車は、是非、国鉄的なツートンカラーにしてほしいですね。

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(ツートンカラー)