世界に冠たる日本の自動車産業ですら、国内空洞化を懸念している円高。まして他産業は・・・ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

世界に冠たる日本の自動車産業ですら、国内空洞化を懸念している円高。まして他産業は・・・

秘書です。

世界に冠たる日本の自動車産業ですら、国内空洞化を懸念している円高。他の産業はどうしろというのでしょうか。

日本の企業の生産性が低いのが悪い、円高に耐えられない産業は海外移転すればいい、小泉政権期に円安になったから今大変なんだとの基本認識に基づいてているようにみえる日銀の円高路線で、国内には何が残るのでしょうか。

「国内での自動車生産を増やすように努力したい」

この自動車産業の思いを日銀はどう受け止めるのでしょうか?


自工会 重量税廃止今後も要望
12月15日 15時15分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111215/k10014661401000.html

日本自動車工業会の志賀俊之会長は、15日の会見で、来年度の税制改正で自動車重量税の軽減が認められたことについて一定の評価はしたものの、要望していたような廃止にはならなかったため、引き続き政府に廃止を働きかけて行く考えを示しました。

日本自動車工業会は、来年度の税制改正で、車検の際にかかる自動車重量税と車を購入する際にかかる自動車取得税の廃止を求めていました。政府・民主党が協議した結果、来年度の税制改正大綱では、自動車取得税は廃止になりませんでしたが、自動車重量税が軽減されるとともに、「エコカー減税」が延長されることなどが決まりました。これについて日本自動車工業会の志賀会長は「円高による国内空洞化を防ぐ対策として、需要を高める対策が必要だという訴えを一部理解してもらった。この措置を活用して国内での自動車生産を増やすように努力したい」と述べ、一定の評価をしました。しかし、2つの税が廃止されなかったことについて志賀会長は「自動車ユーザーの期待に応えたものではなく、今後も廃止に向け政府に訴えていく」と述べ、引き続き廃止を求めて政府に働きかけて行く考えを示しました。


自動車工業会 円高影響大きい
12月15日 15時15分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111215/k10014660661000.html
日本自動車工業会の志賀俊之会長は、15日の会見で、日銀の短観で大企業の製造業の景気判断が半年ぶりにマイナスに落ち込んだことに関連して「歴史的な円高のおもしが日本企業にとってあまりに大きく、足もとの景気に対する見方は悪くなっている。輸出の採算が厳しくなって世界各地で販売が苦戦しているうえに、心理的な面でヨーロッパの信用不安の影響が出てきている」と述べました。そのうえで、景気の先行きについては「ヨーロッパの信用不安がどう収束するかによるが、現状を見ていると楽観的な見通しを示すのは非常に難しい」と述べ、先行きも厳しいという見通しを示しました。