共産党 次期衆院選で300選挙区擁立へ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

共産党 次期衆院選で300選挙区擁立へ

秘書です。

次期衆院電で共産党が全選挙区で候補者を出すと、2009年の政権交代の基盤がまたひとつ、大きくくずれますね。


共産党 衆院選300選挙区擁立へ、「1点共闘」方式も打ち出す
産経新聞 12月3日(土)17時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111203-00000537-san-pol
 共産党の第4回中央委員会総会(4中総)が3日、都内の党本部で、2日間の日程で始まった。志位和夫委員長は幹部会報告で「二大政党に対する不信と批判が広がっており、新たな選択肢を求める国民の思いと合致する」と述べ、次期衆院選について全300選挙区で候補者を擁立する方針を表明した。衆院比例代表では650万票以上の獲得と全11ブロックでの議席獲得を掲げた。

 共産党は前回平成21年の衆院選で選挙区候補を152人に絞んだが、擁立を見送った選挙区では比例票が伸び悩んだことなどから方針を転換した。参院選対策についても衆院選と平行して進め、比例代表650万票の獲得をめざす。

 志位氏は、野田佳彦首相について「看板は民主党でも政治の中身は自公政権と全く変わらない悪政の継承者になった」と批判。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)反対など政策課題ごとに党派の垣根を超えて連携する「1点共闘」方式を掲げる方針を示した。

 共産党は17年の衆院選から「確かな野党」をキャッチフレーズとしていたが、前回衆院選で削除し、21年11月には政策課題ごとに是々非々で臨む「建設的野党」路線を打ち出した。

 「1点共闘」方式は「万年野党」からの脱却を指向する路線をさらに進めるもので、その第一弾とされた11月27日投開票の大阪市長選では橋下徹新市長の当選阻止で民主、自民両党と共闘したが大敗を喫した。党内の一部や支持者からは独自性が失われるとの懸念も出ており、党勢拡大につながるかどうかは不透明だ。

→共産党は2005年総選挙では300小選挙区中275の選挙区で候補者を擁立しましたが、2009年総選挙では、民主党が候補者を擁立した271選挙区のうち共産党擁立区は139、共産党空白区は132でした。民主党得票の絶対得票率の2005年総選挙から2009年総選挙への伸び率をみると、共産党擁立区(139選挙区平均)では9.1%上昇したのに対して、共産党空白区(109選挙区平均)では10.8%上昇した。(飯田健(2009)「選挙結果からみた民主党圧勝、自民党大勝の構図」(田中愛治、河野勝、日野愛郎、飯田健、読売新聞世論調査部)『2009年なぜ政権交代だったのか-読売・早稲田の共同調査で読みとく日本政治の転換』勁草書房、pp.45‐49.)