「参加か否かを決める権限は政府と党執行部にあり」?←熟議の看板が泣きませんか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「参加か否かを決める権限は政府と党執行部にあり」?←熟議の看板が泣きませんか?

秘書です。
以前から気になっていたことですが、民主党内の党議決定手続きはどうなっているのでしょうか?そこに多数決原理はあるのでしょうか?

「ここで反対を言っても票につながらない。執行部が参加と決めれば従うだけだ」
「参加か否かを決める権限は政府と党執行部にあり、われわれは意見を表明する以外に手段がない」


この発言をみると、与党の民主党国会議員に意思決定権限はなく、ガス抜き会合での意見表明権しかないようですね。「熟議」の看板が泣きませんか?
執行部独裁の党とは、大衆は拍手と歓呼だけの指導者民主主義の党、その中身を決めるのは官僚という、スターリニストの党ではないですか?

なぜヒエラルヒーが崩れてネットワーク型社会に向かいつつある現代にスターリニストの党が先進民主主義国家日本に出没したのか?

TPP参加問題は熟議を尽くして納得して決めましょう。



慎重派徐々に陰り 賛成派は反転攻勢へ 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)
産経新聞 10月28日(金)23時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000632-san-pol

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加問題で、民主党執行部は11月4日の党のプロジェクトチーム(PT)での意見集約、7日の野田佳彦首相の参加表明との方針を決め、反転攻勢に出た。逆に、これまでPTを中心に声を張り上げてきた慎重派の勢いに陰りが出はじめている。離党をちらつかせる議員もいれば、早急な結論を出さなければよいという議員もいるなど慎重派にも濃淡があり、必ずしも一枚岩でない。(酒井充)

 議員間の議論が始まった28日のPT総会では、これまで鳴りを潜めていた賛成派議員から「交渉への参加は必要だ」(近藤洋介衆院議員)とする発言が出てきた。慎重派も「命がけで反対する」(斎藤恭紀衆院議員)という主張で応酬したが、発言者の割合は慎重派6に対し賛成派は4と、賛成派の発言がこれまでよりも大幅に増えた。

 慎重派の陰りは出席人数にも表れている。

 「TPPを慎重に考える会」(会長・山田正彦元農水相)に賛同した議員は約200人と党所属議員の半数に匹敵する。しかし、この日も総会に出席したのは、賛成派も含めて約70人にとどまった。慎重派とされる議員は会のメンバーの4分の1程度しか出席しなかったことになる。

 また、TPP参加に反対する全国農業協同組合中央会(JA全中)が25日に衆参両院議長に提出した国会請願で紹介議員となった民主党議員は120人で、「考える会」よりも数が減った。

 農協関係団体はもともと自民党の票田であり、自民党の大半の議員がTPP参加に反対する中、「ここで反対を言っても票につながらない。執行部が参加と決めれば従うだけだ」と賛成に転じた若手議員もいる。

 山田氏は離党をちらつかせることで党執行部に結論を先送りするよう迫ってきた。だが、「考える会」のある幹部は「参加か否かを決める権限は政府と党執行部にあり、われわれは意見を表明する以外に手段がない」と漏らすなど、慎重派内には「降参ムード」すら漂っている。