9月鉱工業生産は全業種が低下、リーマン・ショック後以来の大幅なマイナス | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

9月鉱工業生産は全業種が低下、リーマン・ショック後以来の大幅なマイナス

秘書です。

「9月の生産は前月比4.0%低下の89.9となり、6カ月ぶりに低下した。・・・低下幅は、リーマン・ショック後の09年2月以来の大幅なもの。全業種が前月から低下した。」

「東日本大震災後の急回復が一服したことや、円高による輸出減速などが影響したとみられ、半年ぶりの低下となった」


本格復興を増税の「人質」にとる消耗戦による補正の遅れと行きすぎた円高放置のという民主党政権・日銀の意思の結果ではないですか?


UPDATE2: 9月鉱工業生産は全業種低下で予想以上の落ち込み、タイ洪水で年内減速予想も
2011年 10月 28日 10:33 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK064551820111028

 [東京 28日 ロイター] 経済産業省が28日発表した9月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は全業種で前月比低下し、事前予想を下回る結果となった。東日本大震災後の急回復が一服したことや、円高による輸出減速などが影響したとみられ、半年ぶりの低下となった。先行き予測は緩やかな上昇傾向が見込まれる数値となったが、調査時点でタイの洪水の影響が織り込まれておらず、今後下方修正が予想される。市場関係者の間では、年末にかけての生産は停滞色を強めるとの見方が強まっている。

  <全業種が低下、リーマン・ショック後以来の大幅なマイナス>


 9月の生産は前月比4.0%低下の89.9となり、6カ月ぶりに低下した。ロイターの事前予測調査では前月比2.1%低下と予想されていたが、発表数値は予想を下回った。低下幅は、リーマン・ショック後の09年2月以来の大幅なもの。全業種が前月から低下した。鉱工業出荷指数は前月比2.6%低下、在庫指数は横ばいだった。


 *生産の推移は下記のグラフを参照してください。
http://graphics.thomsonreuters.com/11/10/JP_INDPROD1011_CC.gif

 輸送機械は北米・中近東向けの小型乗用車などを中心に低下。一般機械は、世界的なIT(情報技術)関連産業の不振を反映し、半導体製造装置が韓国、米国向けなどで振るわず、軸受けも円高によって輸出減となった。電気機械はエアコンの生産調整に加え、欧州向けの太陽電池モジュールが在庫調整となっているほか、東南アジアや中国向けのリチウムイオン蓄電池も振るわなかった。全体として、世界経済の減速を反映した可能性がある。


  <タイ洪水などで先行き予測は下方修正の見込み>


 先行きの生産予測指数は10月が前月比2.3%上昇、11月が同1.8%の上昇となった。ただ、調査時点が10月10日前後となっており、タイの洪水による国内生産への影響はほとんど反映されていない。また、円高の影響はタイムラグを伴って徐々に出てくる可能性があるほか、世界経済の減速が新興国に波及してきている兆候がある点も懸念材料。今後、生産計画通りに緩やかな増産が続くかどうか、不透明感が増している。


 経済産業省は、9月の生産が低下したものの先行きの予測指数が2カ月連続で上昇していることを踏まえ、生産の基調判断を前月の「東日本大震災の影響からほぼ回復したものの、先行きについては注視する必要」から「生産は横ばい傾向にある」に変更した。

 
 金融市場では、10─12月にかけての生産動向に不安感が浮上している。9月の落ち込みが予想以上だったことは「外需や復興の動きを受けた小休止ととらえるべき。下振れリスクは高まっているが、全体としては緩やかな回復基調にあると判断している」(みずほ証券のマーケットエコノミスト、河上淳氏)との声がある一方で、「短期的には、海外経済の減速に加え、タイで発生した大洪水などを背景に、生産は踊り場的な局面を迎える公算が大きい」(大和総研チーフエコノミスト 熊谷亮丸氏)といった見方も示されている。


  (ロイターニュース 中川 泉;編集 山川薫)