英中銀は「最低でも」750億ポンドの緩和を行うことが必要と確信した(フィッシャー理事) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

英中銀は「最低でも」750億ポンドの緩和を行うことが必要と確信した(フィッシャー理事)

秘書です。

英国の2010年の名目GDPは1兆4553億9700万ポンド。
750億ポンドというのは、名目GDP比約5%ですね。

日本の2010年の名目GDPは479兆2231億円。
名目GDP比5%は、約24兆円。
5兆円というのは、名目GDP比1%。

日本で4ヶ月間で24兆円を使いきるような緩和をしたら?



英経済は二番底入りの恐れ、一段の資産買い入れ必要の可能性も=中銀理事
2011年 10月 27日 22:20 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT803409320111027
 [ロンドン 27日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のフィッシャー理事は27日、英経済は容易に二番底入りする恐れがあるとし、現在の買い入れ目標を完了した後、一段の資産買い入れが必要となる可能性もあるとの見方を示した。

 理事は、ブルームバーグテレビとのインタビューで、英国が再びリセッション(景気後退)に見舞われる可能性について「確率はかなりあると思う。例えば第4・四半期はせいぜい横ばいになるとみられるが、簡単にマイナス成長になる可能性がある。2四半期連続のマイナス成長もかなり容易に起こり得る」と指摘。

 多額の資産を買い入れるには時間がかかることから、2月までの4カ月間は750億ポンドの買い入れに費やす期間として妥当との見方を示し、期間が終了した時点でさらに買い入れを進めることが必要か見極めればよいと語った

 フィッシャー理事は、ブルームバーグとの別のインタビューで、英中銀は「最低でも」750億ポンドの緩和を行うことが必要と確信したため、同額の買い入れ拡大に賛成票を投じたと説明している


 同理事は、インフレについて、付加価値税引き上げなど一時的な要因の影響がなくなる来年初めに大きく低下するとの見通しを表明。「われわれはこれまでに、インフレは向こう2、3年に1.5―2%の間に低下すると予想していたが、資産買い入れプログラムを再開したことによる効果がなければ、インフレ予想はもっと低くなっていた可能性が大きい」と語った。

 景気見通しの不透明性を指摘する一方、過度のインフレ低下は最大の脅威と指摘。「最大のリスクは、非常に弱い景気からデフレに陥ることだ。デフレは一度陥ると抜け出しにくい、やっかいな問題だ」とし、緊縮財政政策と緩和的な金融政策の組み合わせが、現段階では適切との認識を示した

 
 ポンドが安定して推移していることにはある程度の安心感があると述べた。

 国内銀行について、ユーロ圏債務危機に起因するリスクに耐えるという点で、1、2年前と比べると状況は改善していると指摘。「資本ベース、流動性は大きく改善した。バランスシートのレバレッジも解消してきている」と話した。


→フィッシャー理事はいいました。

英中銀は「最低でも」750億ポンドの緩和を行うことが必要と確信した

デフレは一度陥ると抜け出しにくい、やっかいな問題だ

緊縮財政政策と緩和的な金融政策の組み合わせが、現段階では適切



日本のエスタブリッシュメントにはフィッシャーさんのように考える人がなぜほとんどいない?

石高制の武士はインフレを嫌ってデフレ志向だったDNAなのか・・・