想定外の問答だからこそ野田首相の言葉に魂が宿り、国民に届く。(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

想定外の問答だからこそ野田首相の言葉に魂が宿り、国民に届く。(中川秀直)

野田首相は、17日、内閣記者会のインタビューで、歴代首相が続けてきた記者団による「ぶら下がり取材」について「基本的にお受けしない」と拒否することを明言した。

その理由について、「落ち着いて、しっかりと記者から話を聞いてもらい、こちらも落ち着いて説明できるということが一番の望ましい」と説明したとのことである。

事前に官僚が作った想定問答集に沿っての質問と回答を、ということなのだろうか。

これでは国民の心をつかむことはできない。野田首相への期待は失望に代わるだろう。

ぶら下がり取材だと、突発的な想定外の質問となる。その真剣勝負にこそ、野田首相の言葉に魂が宿り、国民に届く。

これからは国民は想定外の事態に立ち向かっていかなければならない。野田首相が率先垂範し想定外の問答に挑むべきである。
(10月18日記)中川秀直