内閣支持率急落、不支持率急増の理由(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

内閣支持率急落、不支持率急増の理由(中川秀直)


内閣支持率が9月調査の50・1%から7・9ポイント減の42・2%、不支持率が9・5ポイント増の26・8%となった。

問題は、支持率急落、不支持率急増の理由である。復興増税反対48・7%、賛成42・5%にある。9月の前回調査から、賛成が12・1ポイント減、反対が13・9ポイント増である。

復興のためには増税やむなしとしていた民意が埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎問題を契機に覚醒したのである。

そして、自然災害で被害にあった社会資本を復旧・復興させるために、今の世代で負担しなければならないというのは、全くおかしな論理であることに国民が気づいたのである。
(10月15日記)中川秀直


(参考)時事通信社の10月7~10日実施の世論調査の結果

「時事通信社が7~10月実施した10月の世論調査によると、野田内閣の支持率は前月比7・9ポイント減の42・2%、不支持率は同9・5ポイント増の26・8%だった。内閣発足直後の期待は薄れ、『安全運転』に徹して発言を控える野田佳彦首相の姿勢が影響したとみられる。調査は全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は65・4%。

内閣を支持する理由(複数回答)は、多い順に『他に適当な人がいない』15・6%、『首相を信頼』14・3%、『印象が良い』12・9%。支持しない理由は『期待が持てない』17・4%、『政策が駄目』8・3%、『リーダーシップがない』7・3%-だった。

政治資金規正法違反罪に問われている小沢一郎民主党元代表について79・7%が『証人喚問に応じ、国会で説明すべきだ』と答えた。復興増税については『反対』48・7%、『賛成』42・5%。9月の前回調査では賛成54・6%、反対34・8%だった。

政党支持率は自民党15・4%、民主党12・1%で前回調査(自民党13・6%、民主党12・4%)から差が開いた。公明党2・6%、共産党1・4%、みんなの党2・0%、社民党0・4%、国民新党0・1%」。