雇用最大化規定もインフレターゲットも、ない国・日本

秘書です。

下記の記事は、世界の中央銀行には、雇用最大化規定か、インフレターゲットの規定か、どちらか必要ということですね。

そして、雇用最大化規定も、インフレターゲットもないのが日本。
そして、日本だけがデフレで苦しんでいます。

米共和党議員、ＦＲＢの責務を物価安定に絞る案を推進へ
2011年 10月 5日 13:30 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23490020111005
　［ワシントン　４日　ロイター］　米共和党議員は４日の議会公聴会で、連邦準備理事会（ＦＲＢ）が担う２つの責務から「完全雇用の達成」を外し、「インフレ対策（物価安定の維持）」のみとする案を推進する方針を明らかにした。
　米議会はねじれ状態にあるため、こうした動きに支持が広がる可能性は低い。ただ、腰の弱い米経済の回復を後押しするためＦＲＢが債券買い入れ・売却で異例の領域に踏み込むなか、共和党のＦＲＢ批判は、ＦＲＢの政治的圧力に対するぜい弱さを浮き彫りにしている。

　共和党のケビン・ブレイディ下院議員（テキサス州選出）は公聴会で、ＦＲＢの責務を物価安定を維持し、ドルの価値を守ることに絞る法案を提出する計画を明らかにした。

　世界の主要中央銀行の中で、ＦＲＢのように完全雇用の達成を責務の１つとしているケースはまれ。大半の中銀はインフレ対策の責務のみを負っている。

　上下両院合同経済委員会の副委員長を務めるブレイディ議員は公聴会で「ＦＲＢが雇用を最大化する最良の方法は、長期的な物価安定に取り組むことだと歴史が証明している」と発言。ＦＲＢにインフレターゲットの公表を求めていく方針を示した。

　このほか、共和党のマイク・リー上院議員はＦＲＢが責務を果たせていない可能性があると指摘。「この状況を改善するために何らかの措置を取るべきかどうか、あるいは少なくとも（ＦＲＢの）責務を現実に合ったものとすべきかどうかを考えている」と述べた。

　共和党議員はこれまでも、ＦＲＢの金融政策が力強い景気回復に貢献していないとしてＦＲＢの責任を厳しく追及してきた。共和党指導部は前回の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）開催中にＦＲＢに公開書簡を送り、さらなる金融措置は経済を悪化させる恐れがあるとして控えるよう求めたが、ＦＲＢは金融緩和強化を打ち出し、これを無視する格好となった。