消費者物価指数:食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は、前年同月比は0.5%の下落 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

消費者物価指数:食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は、前年同月比は0.5%の下落

秘書です。

8月の消費者物価指数が発表されました。
重要な数字は下記の(3)です。

(※物価上昇率がゼロに近づくと、フォワードルッキングでバブル防止のための金融引き締めをしたくなる衝動を喚起する人事評価体系で働くみなさんの目の色が変わり、なんとかして金融を引き締めて身内に評価してもらおうとしなければいいのですが・・・2006-2007年のような「デフレターゲッティングポリシー」が作動しませんように)




平成22年基準 消費者物価指数 全国 平成23年8月分
平成23年9月30日 総務省公表
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm


(1) 総合指数は平成22年を100として99.9となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.2%の上昇となった。

(2) 生鮮食品を除く総合指数は99.9となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.2%の上昇となった。

(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は99.1となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.5%の下落となった。




今月の結果(冊子)
平成22年基準 消費者物価指数 全国 平成23年8月分(PDF:69KB)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf


[総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳]

10大費目中 分 類,前年同月比(寄与度) 品 目,前年同月比(寄与度)

上昇

 諸雑費たばこ 38.3%(0.18)
 交通・通信自動車等関係費 3.3%(0.27) ・・・・・ガソリン 13.1%(0.30) など
 光熱・水道電気代 3.4%(0.11)

下落

 教養娯楽教養娯楽用耐久財 -25.5%(-0.41) ・・・・・テレビ -26.4%(-0.23) など
 家具・家事用品家庭用耐久財 -13.1%(-0.15) ・・・・・電気冷蔵庫 -26.3%(-0.05) など


総合指数の前年同月比の変動に寄与した項目

・生鮮食品を除く総合の前年同月比の上昇幅は0.1ポイント拡大(7月0.1% → 8月0.2%)
・ガソリンなどの上昇幅が拡大し, エネルギーにより総合の上昇幅が0.07ポイント拡大
・テレビなどの下落幅が縮小し, 教養娯楽用耐久財により総合の上昇幅が0.05ポイント拡大
・生鮮食品を除く食料により総合の上昇幅が0.02ポイント拡大
・航空運賃により総合の上昇幅が0.04ポイント縮小