官=公共という古い公共概念の地金がでてきてますね。なんでみんな官の護送船団になってしまうのか | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

官=公共という古い公共概念の地金がでてきてますね。なんでみんな官の護送船団になってしまうのか

秘書です。

日本政治の最大の謎は、政権交代後、権力をとった瞬間に野党時代の主張を白紙撤回すること、それに対して国民もメディアも学界もみんな寛容なことです。

では、何のために与党になったのでしょうか?

そこにあるのは、官=公共という古い公共性の概念です。民の代表の国会議員は「私」の代表であり、いやしい存在であり、官=公共=責任で、与党国会議員の責任とは、官の考えを国会で押し通すこと、と。

ところが、こうした古い公共概念(官=公共、民=非公共)を過去のものにしたのが2009年の国民の選択だったはず。

なんで、民主党は権力をとった瞬間に古い公共概念の地金を見せてしまったのか?そしてなんでみんながその豹変に対して寛容なのか?

結局、新しい公共など、誰も真剣に考えていないのではないか?(新しい公共は、しょせん、NPOを官の下請け、天下り受け皿にするだけの話だったのか?)


危機感抱き決着=党内にしこり残る-民主
(2011/09/27-22:48)時事通信

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol

 政府・民主党は27日、東日本大震災の復興に向けた臨時増税案を決定した。協議を重ね結論を先送りするのは同党の「お家芸」でもあったが、何とか決着にこぎつけたのは、与党として政権担当能力を示さなければならないという危機感と責任感からだ。ただ、増税反対論を執行部が押し切ったことで、党内にはしこりが残った。
 民主党の藤井裕久税制調査会長は27日夕の党税調総会の冒頭、「きょう中に決めなければならない。党の機関としての最低限の責任だ」と強調した。増税への賛否両論で紛糾する議論に、けりをつけたのは直嶋正行副代表だった。直嶋氏は「野田佳彦首相は、民主党が政権を取って3人目の首相だ。ここで政権与党として増税を決められないと国民から信用されなくなる」と警告。最後まで異論は残ったものの、藤井氏が示した増税案は拍手で了承された。
 27日の取りまとめは、執行部の想定通りの運びだ。26日の税調の総会では、執行部の提示した案に対し、「景気に悪影響を与える」として反対論が続出、結論を先送りした。前原誠司政調会長は27日の総会に先立ち、川内博史衆院議員ら増税反対派の議員約10人を別室に集めて説得。この中の一人は会談後、「けんかをするために来ているわけではない」と軟化した。党幹部は「与党の自覚が出てきた」と満足げに語った。
 結論を急いだのは、自民、公明両党をにらんだ動きでもある。首相は本格的復興策を盛り込む2011年度3次補正予算案の国会提出に先立ち、両党と協議するよう指示。両党は早期に政府・与党案を固めるよう求めていた。自民党で3党協議の枠組みに携わった現執行部の任期が月末で切れることもあり、民主党執行部は月内に協議の糸口を探る必要に迫られていた。
 一方、反対論を展開したのは選挙基盤の弱い衆院当選1回議員が中心。自らの政治生命が懸かるだけに、今後も振り上げた拳を降ろすのは容易ではなさそうだ。総会後、最後まで反対した議員の一人は「この党には民主主義がない」と憤りをあらわにした。

→増税しないといってきたのに「ここで政権与党として増税を決められないと国民から信用されなくなる」とは!