小沢氏が証人喚問に応じるべく説得する責務が野田首相にある。(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

小沢氏が証人喚問に応じるべく説得する責務が野田首相にある。(中川秀直)


小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、衆院議員の石川知裕被告ら元秘書3人全員に有罪判決が言い渡された。小沢氏は、石川被告らと共謀したとして同罪で強制起訴されており、10月6日から始まる公判で小沢氏の関与の有無が争われる。

判決では「本件は、現職の衆院議員が代表者を務める政治団体に関し、数年間にわたり、収支報告書に多額の不記載や虚偽記入をしたものである。政治資金規正法の趣旨にもとる、それ自体悪質な犯行というべきものである」とし、事件の背景となった企業との癒着は「被告人らが小沢事務所に入所する以前から存在していたものであり、被告人らが作り出したものではない」としている。判決は、3人の秘書よりも小沢氏の重い責任を問うていると読みとれる。

小沢氏が証人喚問に応じるべく説得する責務が野田首相にある。
(9月27日記)中川秀直