日本をスウェーデンのような福祉国家にしたいならスウェーデンのような中央銀行にしてください | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日本をスウェーデンのような福祉国家にしたいならスウェーデンのような中央銀行にしてください

秘書です。
福祉国家スウェーデンには、リスクをとる国民性、高い成長率、反デフレ路線の銀行があります。
もしもスウェーデンのような税率の国にしたいなら※、安全指向の国民性、マイナスからゼロ成長、デフレ円高路線をまず修正しましょう。
税率だけスウェーデンの真似をしても持続不可能です。
日本をスウェーデンのような福祉国家にしたいならスウェーデンのような中央銀行にしてください。日銀では無理です。円高不況→税収減少・失業に伴う給付の拡大→税率の上昇→・・・

※ただし、民主党が打ち出す税率は、当面、政治的に実現可能な税率であって、それでスウェーデンのような国になるわけでも、借金がなくなるわけでもありません。それだけ増税したら国民生活がどれだけよくなるのですか?と聞いてください。すぐに次の増税の議論がはじまるはずです。


社会保障と税の一体改革は不可避、実現できなければ経済・財政は危機的に=藤井・民主税調会長
2011年 09月 22日 20:08 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK051207720110922

 [東京 22日 ロイター] 民主党の藤井裕久税制調査会長は22日午後、日本記者クラブで講演し、高度成長を前提とした現在の社会保障制度の改革と消費税の完全目的税化の必要性を強調し、実現できなければ日本の経済・財政が危機的状況に陥ると警鐘を鳴らした。
 藤井氏は、日本の高度経済成長期を中心に築き上げられてきた社会保障制度について「仕組みとしては正しい流れできている」としながら、高度成長という前提が崩れている中で、持続は不可能と指摘。制度自体の改革の必要性とともに、消費税を完全に社会保障目的税化し、財源の裏付けを確保することの重要性を訴えた。
 消費税増税を含む税制抜本改革については、所得税法の付則に基づいた2011年度内の法制化に向け、「今は野党との折衝、世の中の人へのPRの時期に入っている」と早急に与野党協議に入る必要性を強調した。もっとも、法制化と消費税増税の時期は別とし、増税のタイミングは「民主党は公約で、選挙が終わった後に(消費増税を)実行に移すことを明確にしている。選挙に負けたらおしまいだ」と指摘。その場合は「また10年は(一体改革は)できない」と語った。
 その上で、現状を放置すれば社会保障費は増え続け、さらなる国債の増発が不可避になると主張。格付け会社による格下げなどで金利が上昇すれば、中小企業の経営などに影響を与えるだけでなく、国債を大量に保有している日本の金融機関の経営が大きな打撃を受け、現在の欧州のように金融システム不安に発展する可能性があると警告した。

→「高度成長という前提が崩れている中で、持続は不可能と指摘」?

それは、デフレ増税派にいいたいセリフですね。インフレ基調の高度成長期は、金融引き締め、増税は正しい政策だった。しかし、デフレの時代に、あいかわらず、金融引き締めと増税は正しいというところが全くおかしい。インフレ時代の身内の人事評価基準がデフレの時代にも修正されない悲劇でしょうか。これは。

円高デフレ下で増税したらどうなるのでしょう?景気回復するんですか?失敗してもまた外国の責任にしますか。




2011-07-09 07:09:00
デフレ脱却は金融政策ではできないというのが日銀理論。そういう中央銀行はいらない(岩田規久男氏)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10947897154.html

2011-06-22 07:10:00
スウェーデンのような金融政策はやらないで、スウェーデンのような増税政策だけ抜き取ろうとする
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10930829132.html

2011-02-07 08:40:40
増税派の聖地スウェーデンの金融政策:与謝野デフレ・増税路線にとっての不都合な真実
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10792960363.html