「改革派官僚」を排除?→堂々たる官主導政権のカミングアウトですね | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「改革派官僚」を排除?→堂々たる官主導政権のカミングアウトですね

秘書です。
「改革派官僚」を排除する改革政権などありません。
堂々たる官主導政権のカミングアウトですね。
それにしても、2009年の総選挙勝利まで、あれだけ脱官僚をいっていた民主党が、権力を掌握した瞬間に官主導に豹変したことについて、しっかりとした研究が必要ですね。
日本の政治改革を主導した新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)は、2010年4月16日の提言『政権選択時代の政治改革課題に関する提言』において、以下のように総括していました。


 「日本の政党制は政権交代を組み込むかたちで新たな段階に入った」
「政権交代は『官主導』の終焉であり、『政治主導』の常識化を意味する。選挙結果がどうなろうとも政治や政策は変わらないという常識の終わりである。そして国民の選択が一定の帰結を持つのが当然であるという時代の到来である。」


しかし、政権交代でも「官主導」の常識は変らなかった。
自民党の政治家の質の問題ではなかった。もっと、構造的、心理的な何かの問題で、国民の選択は何の帰結ももたらさず、少なくとも旧社会党左派の活動家までは、与党になると官主導の親兵と化す。

この問題は、とても深刻ですね。


役職待機中の「改革派官僚」古賀氏が辞職の意向
読売新聞 9月16日(金)3時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110916-00000086-yom-bus_all
 公務員制度改革の必要性を訴え続ける「改革派官僚」として知られる経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏(56)は15日、9月中に辞職する意向を明らかにした。

 古賀氏は自民党政権時代の2008年7月、経産省から国家公務員制度改革推進本部事務局に審議官として出向し、急進的な改革を主張した。民主党政権となった09年12月に経産省に戻ってから1年半以上、次の役職が決まるまでの待機ポストである「大臣官房付」にとどまっている。

 古賀氏によると、同氏が枝野経産相に「仕事を与えられないのならば、退職の手続きをする」との内容の電子メールを14日に出したところ、15日に官房長から「大臣は『辞めてもらってもいい』と言っている」と言い渡されたという。今後については「改革の重要性を民間から訴えたい」としている。 .最終更新:9月16日(金)3時14分

枝野経産相も排除するのか 改革派官僚・古賀氏「仕事なければ辞職」
J-CASTニュース 9月15日(木)14時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000002-jct-soci

 「日本中枢の崩壊」などの著書でも知られる経済産業省の改革派官僚、古賀茂明氏(56歳、大臣官房付)が2011年9月14日、12日に就任したばかりの枝野幸男・経産相に「私に仕事を下さるのか」と打診する電子メールを送った。

 古賀氏が、「勤務時間前」の9月15日朝、情報番組「モーニングバード!」(テレビ朝日系)に出演して明らかにした。古賀氏は同じメールで、「仕事が与えられなければ、辞めるしかない」との考えも伝えている。まだ回答はないという。

■鉢呂氏のときは「辞職の手続きを」

 古賀氏は、本来は異動待機ポストである「官房付」に09年末から異例の長期間、「塩漬け」にされている状態だ。具体的な仕事は、ほとんど与えられていないという。公務員制度改革に熱心な古賀氏に対し、主流派官僚らが強く反発しているため、とみられている。

 古賀氏は9月7日、鉢呂吉雄・前経産相にも同様の趣旨のメールを送っていた。メール送付後ほどなく、同省の「事務方」から辞職の手続きを進めるよう言われたという。「(鉢呂)大臣がそう言っています」との説明だったそうだ。

 ところが、その鉢呂氏は、「死の街」発言などの責任を取り、9月10日夜に辞任会見を開いた。このため、古賀氏は、人事権者である新大臣に改めて自身の仕事の有無について質問した形だ。

 古賀氏をめぐっては、橋下徹・大阪府知事が代表を務める地域政党、大阪維新の会が、府知事選候補として接触していた。しかし、9月9日、維新の会幹部が、古賀氏の擁立断念の考えを示した。

■「いじめですよね」の声も

 また、古賀氏は6月末に経産省の松永和夫・前事務次官から、7月15日付での勧奨退職の打診を受けていたが、古賀氏は応じなかった。

 枝野経産相が鉢呂氏と同様の判断を示せば、古賀氏は近く退職する運びになりそうだ。「モーニングバード」で、今後の身の振り方を尋ねられた古賀氏は、公務員でいるか、公務員を辞めているかにかかわらず、「たたかう成長戦略を実現する改革に関わることができるよう努力していきたい」と話した。

 番組コメンテーターで作家の立花胡桃氏は、古賀氏への処遇について「いじめですよね」と話していた。一方、鉢呂氏の前の海江田万里・元経産相が、古賀氏の「勤務時間内の対マスコミ関連の仕事」を問題視する発言をしたこともある。9月14日の「モーニングバード」では、古賀氏の同番組への過去の出演は、以前から勤務時間前だったと説明した。

 枝野経産相は、どんな判断を下すのだろうか。


→国民から見た場合、霞が関の内部事情に詳しい高級官僚の脱藩は情報公開の観点から歓迎すべきこと。民主党政権下で何がおきているのか、民間人として話していただきましょう。