所信表明演説を聞きました | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

所信表明演説を聞きました

秘書です。
野田首相の所信表明演説を聞きました。



第百七十八回国会における野田内閣総理大臣所信表明演説
平成23年9月13日
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201109/13syosin.html

○「政治が指導力を発揮せず、物事を先送りする」ことを「日本化する」と表現して、やゆする海外の論調があります。これまで積み上げてきた「国家の信用」が今、危機にひんしています。

→3次補正を先送りする「日本化」の動きが野田政権にもあるのでは?

3次補正予算案:藤村官房長官、提出時期ずれ込みに言及
毎日新聞 2011年9月12日 19時39分(最終更新 9月12日 21時03分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110913k0000m010061000c.html


○(演説の引用)「福島に生まれて、福島で育って、福島で働く。福島で結婚して、福島で子どもを産んで、福島で子どもを育てる。福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。それが私の夢これは、先月、福島で開催された全国高校総合文化祭で、福島の高校生たちが演じた創作劇の中の言葉です。悲しみや怒り、不安やいらだち、諦めや無力感といった感情を乗り越えて、明日に向かって一歩を踏み出す力強さがあふれています。こうした若い情熱の中に、被災地と福島の復興を確信できるのではないでしょうかなのです。」

→菅政権の閣僚として感じるべきは確信ではなく、謝罪なのでは?「夢」を破ったことについて、事故後の政府対応のミスによる人災の部分についての自己批判は?

ルース駐日大使は、首相官邸の枝野官房長官に電話攻勢をかけた。
「原発周辺の放射線量はどうなのか」
「そんな細かいこと、官房長官に聞く話ですか」
即答を迫る態度に言い争いになることもあった。
(今朝の読売新聞より)

原発周辺の放射線量を「そんな細かいこと」と考えていた判断ミスについての自己批判は?

→野田政権においても、財源問題についての与野党協議がなければ第三次補正を先送りしようとする動きがあることについての自己批判は?


○我が国が産業の空洞化を防ぎ、国内雇用を維持していくためには、金融政策を行う日本銀行と連携し、あらゆる政策手段を講じていく必要があります。まずは、予備費や第三次補正予算を活用し、思い切って立地補助金を拡充するなどの緊急経済対策を実施します。さらに、円高メリットを活用して、日本企業による海外企業の買収や資源権益の獲得を支援します

→円高が前提ですか?

○こうした戦略の具体化も含め、国家として重要な政策を統括する司令塔の機能を担うため、産学の英知を集め、既存の会議体を集約して、私が主宰する新たな会議体を創設します。

→なるほど経済財政諮問会議を野田政権が復活させない理由が分かりました。産と学と対等な立場で「官」の英知を集めようという発想はありませんでした。経済財政諮問会議の正規メンバーに官がつくことはありえませんでしたから。

○また、海外の成長市場とのつながりを深めるため、経済連携の戦略的な推進、民一体となった市場開拓を進めるとともに、海外からの知恵と資金の呼び込みも強化します。

→JBICの機能強化ということですね。

○農山漁村の地域社会を支える社会基盤の柱に郵便局があります。地域の絆を結ぶ拠点として、郵便局が三事業の基本的なサービスを一体的に提供できるよう、郵政改革関連法案の早期成立を図ります。

→3事業一体ということは、金融2社の株式売却はどうなるのでしょう?

○既に、終戦直後の昭和二十一年、「国民の信頼を高めるため、行政の運営を徹底的に刷新する」旨の閣議決定がありました。六十年以上を経たにもかかわらず、行政刷新は道半ばです。行政に含まれる無駄や非効率を根絶し、真に必要な行政機能の強化に取り組む。こうした行政刷新は、不断に継続・強化しなければなりません。

→これまで60年間と同様今後とも不断に継続・強化する、と。ということはいままでの自民党政権と同等レベルで質的な非連続性はないと。

○政権交代後に取り組んできた「仕分け」の手法を深化させ、政府・与党が一体となって「国民の生活が第一」の原点に立ち返り、既得権と戦い、あらゆる行政分野の改革に取り組みます。

→既得権と戦うならば、独立行政法人国立印刷局から本省に埋め戻し、塩漬けされた1000億円不要資産の即時売却を。

○日中関係では、来年の国交正常化四十周年を見据えて、幅広い分野で具体的な協力を推進し、中国が国際社会の責任ある一員として、より一層の透明性を持って適切な役割を果たすよう求めながら、戦略的互恵関係を深めます。

→中国がイタリアの国債を買う時代です。表現を変えても良かったのでは?尖閣は?

○日露関係については、最大の懸案である北方領土問題を解決すべく精力的に取り組むとともに、アジア太平洋地域のパートナーとしてふさわしい関係の構築に努めます。

→帝政ロシア、ソ連の時代を通じて、歴史上空前の出来事に対して、この表現ですか?

○こうした「志ある絆」の輪を、官民の様々な主体が複層的に広げていかなければなりません。

→「官」民・・・

○閣僚は一丸となって職責を果たす。官僚は専門家として持てる力を最大限に発揮する。与野党は、徹底的な議論と対話によって懸命に一致点を見出す。政府も企業も個人も、全ての国民が心を合わせて、力を合わせて、この危機に立ち向かおうではありませんか。

→閣僚―官僚―与野党という秩序観?官僚がもっているのは専門家としての力ですか?力の源泉の認識が違っていませんか?