首相 官僚側に全面協力を要請(NHK) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

首相 官僚側に全面協力を要請(NHK)

秘書です。
官僚内閣制の完全復活か?

①大隈重信の時代以来、政治任用スタッフを連れていくのが政治主導の要諦です。スタッフといっしょに乗り込まなければ、政治主導は政治家の思いつき政治になって失敗します。だから民主党政権の政治主導は失敗しました。民主党は、政治任用スタッフの重要性は分かっていたはずですが、政権運営安定化のために官僚との協調路線をとって、最初から本格的政治主導を放棄しましたね。

②そして、官僚の人事権を掌握しなければ、政治主導の改革はできないでしょう。民主党はこれも拒否しましたね(2010年の自民・みんなの党提出の国家公務員法改正案の衆議院内閣委員会における強行否決。あの日こそが、民主党が官僚主導が本音であることを世に知らしめた日であり、今回の野田首相はそれを公に口にしたということですね。


首相 官僚側に全面協力を要請
9月6日 18時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110906/k10015422301000.html
野田総理大臣は、各府省庁の事務次官らを集め、政治家だけで世の中をよくすることはできないとして、政権運営に対する官僚側の全面的な協力を求めました。

総理大臣官邸で開かれた会議には、財務省の勝事務次官や外務省の佐々江事務次官ら各府省庁の事務次官ら16人が出席しました。この中で野田総理大臣は「各省の皆さんは、試験を通じて公のために尽くそうという志を持って、この世界に入ってこられた。われわれは、選挙を通じて公のために尽くすチャンスを頂いた。選挙を通じて入ってきた政治家は、最終的には結果責任を負うので、やるべきことをやらなかった場合には、政権を降りなければならない」と述べました。そのうえで野田総理大臣は「選挙を意識して、どうしてもポピュリズム=大衆迎合主義に陥って、つらいことは先送りしようという傾向があった。私どもの政権は、やるべきことはやるという姿勢を貫徹したい。政治家だけで世の中をよくすることはできないので、各府省の皆さんの全力を挙げてのサポートが必要だ」と述べ、政権運営に対する全面的な協力を求めました。民主党は政治主導を掲げて、おととし政権を獲得しましたが、野党側からは大臣ら政務3役と官僚との間で意思疎通がうまくいかず、行政の停滞を招いているといった批判も出ていました。これを受けて野田総理大臣は、先の民主党の代表選挙で、困難を伴う仕事を遂行するためには、政治と官僚機構、それに民間などのあらゆる力を結集しなければならないとして、官僚との協調姿勢を打ち出していました。

→最後に残る民主党らしらは「郵政民営化反対」だけですね。もうこの旗も降ろしてはいかがでしょう?でも、改革促進の方には軌道修正できない、か?