鉄道ニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道ニュース

志士の目鉄道研究会です。
集中豪雨の被害にあわれた地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。


家屋全壊、8市町で9戸 床上・床下浸水は20戸
2011年9月6日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110906/CK2011090602000105.html?ref=rank
 台風12号の影響で、県内では5日、土砂崩れ現場や浸水した家屋などの復旧作業に追われた。県災害対策本部による今回の被害のまとめでは、津市や紀宝町など8市町で全壊9戸、一部損壊17戸、床上・床下浸水20戸となった。道路脇の斜面崩壊などは100件を超えた。同日午後4時時点で自主避難を含めて住民1246人が市民センターなどに避難した。紀宝町など4市町の3405世帯、7432人に避難指示が出された。避難勧告も津市や四日市市など15市町の717世帯の1371人に発令された。
 JR紀勢線など鉄道の一部では、5日も全面運休が続いた。倒木による電線切断などで、紀宝町や熊野市など4市町の7010戸が停電し、復旧作業が続いている。一方、桑名市やいなべ市などの桑員広域水道連絡協議会は、熊野市に1トンの給水タンクを積んだトラック1台と桑名市職員2人を派遣した。東員町も、紀宝町に2トンの給水タンクを積んだトラック1台と町職員2人を派遣した。

がんばろう!日本
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仙台空港アクセス線鉄道資産 宮城知事、買い取り表明
2011年09月06日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11014.htm

 村井嘉浩宮城県知事は5日、経営難に陥っている第三セクター「仙台空港鉄道」(名取市)再建のため、仙台空港アクセス線の駅舎や橋脚など同社の鉄道資産を買い取る方針を表明した。自治体が施設を保有し、鉄道会社は運行に専念する「上下分離」方式の導入で、早期の黒字化を目指す

 村井知事は定例記者会見で「アクセス線は県の経済発展を支える重要な社会資本。震災復興を進めるためにも、安定的に維持・継続させる必要がある」と述べた。
 経営悪化の要因については「当初の見込みより利用客が少なかった上、震災で半年以上も運行できなくなる特殊要因が重なった」と説明。「買い取りにより、会社の負担は間違いなく軽くなる。早期に経営を軌道に乗せたい」と理解を求めた。
 利用客1日1万人の需要予測に関しては「(7割にとどまった)結果が全て。予測が甘いとの批判は甘んじて受ける。真摯(しんし)に反省したい」と責任を認めたが、「(鉄道建設は)間違った投資ではなかった」と強調した。
 村井知事は仙台空港の国内線が増便されたことを挙げて「アクセス線も利用客を呼び戻せる可能性は十分ある」との認識を示し、「会社は経営の効率化を図った上で、運賃引き上げも検討すべきだ」と注文を付けた。
 一方、県幹部は5日、同社に出資する山形県や仙台、名取、岩沼各市に対し「直接的な負担は求めないが、何らかの支援がもらえるよう相談したい」との考えを示した。
 今回、県が買い取るのは全長7.1キロのうち6キロ分の橋脚、杜せきのした駅と美田園駅の駅舎、仙台空港敷地外の土地で、取得費は85億1000万円。補正予算案に計上し、15日開会の県議会9月定例会に提出する。
 買い取りが実施されれば、会社は売却益と自己資金で金融機関からの借入金約87億円を繰り上げ返済。金利や固定資産税の負担が軽減される。

◎経営再建、15年度黒字化目標

 経営難が続く第三セクター「仙台空港鉄道」の抜本的な再建策として宮城県は5日、「上下分離」方式の導入を正式に表明した。駅舎など鉄道資産の一部を県が買い取り、鉄道会社が運行に専念するこの方式について、県は昨年4月以降、検討を重ねてきた。4年後の本格的な黒字化を目指すが、市民団体からは「安直なやり方だ」と批判の声も出ている。
 同社は、売却額約85億円で金融機関からの借入金を繰り上げ返済する方針。返済負担は大幅に軽減され、12、13年度の資金収支はほぼ均衡化する見通し。15年度からは黒字転換を見込んでいる。
 県は、15年度以降の10年間で同社の資金残高を積み上げ、県からの借入金の元利返済が本格化する20年代中ごろ以降も、安定経営できる財務基盤を確立したい考えだ。
 空港鉄道の斎藤進社長は「震災の影響もあり、買い取りの前倒しの方針はありがたい」とした上で、「今後、どれくらいの収入を確保できるかが鍵。これからが勝負だ」と話す。
 仙台空港アクセス線の建設には国や県、仙台、岩沼、名取3市が計71億円の補助金を支出している。仙台市は「経営改善が喫緊の課題だったので評価できる」と県の方針に理解を示し、「空港の利用を国内外にもっとPRしなければならない」と誘客強化を訴える。
 一方、需要予測の見通しの甘さなどを指摘してきた仙台市民オンブズマンは「売却益を金融機関からの借入金返済に充てるというのは、あまりにも安直なやり方だ。金融機関と債権減免を交渉するなど、他にも検討すべきことがあるのではないか」と批判している。


「十鉄」廃線現実味増す…沿線議会は存続否定的
(2011年9月3日17時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110903-OYT1T00064.htm
 青森県の十和田観光電鉄(本社・青森県十和田市)の鉄道事業の存廃問題で、十和田市議会は2日、財政支援の是非を検討する全員協議会を開いた。
 出席者からは、「展望が開けるなら支援に価値もあるが、そうでないなら延命策に過ぎない」などと否定的な意見が相次いだ。
 先月あった三沢市議会も同様で、利用者の多くを抱える十和田、三沢両市の議会が足並みをそろえたことで、財政支援は困難な見通しとなり、十鉄の廃止が現実味を帯びてきた。
 同日の十和田市議会全員協議会には、同社の白石鉄右エ門社長が出席、2020年度までに駅舎改築や変電所更新などの設備投資として、約7億3000万円が必要になると説明。十和田、三沢、六戸の沿線3市町に総額約5億2000万円の財政支援を改めて要請し、乗降客数などを基に十和田市には約半額の約2億6000万円を要望した。
 しかし、議員からは消極的な意見が多く、支援に前向きな意見はまれ。「おんぶに抱っこで虫がよすぎる」(田中重光市議)といった痛烈な批判や、「勇気ある決断を」と逆に白石社長に廃止を迫る場面もあった。
 三沢市議会も8月29日に総務文教常任委員会を開いたが、否定的な意見が大勢で、バス事業への転換を推す意見も出た。
 また、六戸町議会は5日に全員協議会を開くが、吉田豊町長は読売新聞の取材に、「今回支援すれば将来にわたって出すことになる可能性が高い。事実上の3セクになりかねず、慎重にならざるを得ない」と消極的な姿勢を示している。
 同社は議会とは別に今月中旬までに、沿線3市町で順次、住民説明会を開き、財政支援に理解を得たい考え。しかし、2日夜に三沢市であった初の市民説明会では、賛否が割れ、支援に否定的な意見が目立った。行政側と市民がそろって消極的となれば、同社が一層苦しい立場に追い込まれるのは確実だ。

→一度、鉄道を失うと・・・

にいがた鉄道なう:廃線跡めぐり編/4 栃尾鉄道 /新潟
毎日新聞 2011年9月5日 
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110905ddlk15040006000c.html

 ◇思い出の品、世代超え
 悠久山(長岡市悠久山)-栃尾(旧栃尾市・現長岡市)間の26・5キロを結び「トッテツ」の愛称で親しまれた「栃尾鉄道」。見附市中心部の上見附駅跡にほど近い、同鉄道の元車掌、多川昌敏さん(73)の自宅にお邪魔した。
 出るわ、出るわ。切符に絵はがき、時刻表……。どこで手に入れたのか、駅の看板や駅長がかぶっていた帽子、当時の定期券まである。列車や駅の写真も数百枚。トッテツに関係するものは車両以外ほとんどそろっているのではないか。「僕が集めているのを聞きつけて、次第にみんなが持ってきてくれるようになったんだよ」と豪快に笑う。
      ◇
 多川さんは中学卒業後、1953年に栃尾鉄道(合併後、越後交通)に入社。トッテツを就職先に選んだ理由は「鉄道が大好きだったから」。家のすぐそばにあった上見附駅で駅員として働き始めた。
 50~60年代、トッテツは最盛期を迎える。終点の悠久山には同社が出資する遊園地やプール、ホテル、スケート場が次々とオープン。悠久山は桜の名所で、特に春の花見の季節は「マッチ箱」と呼ばれた小さな客車いっぱいに客が乗り込み、車掌となった多川さんは対応に忙殺された。だが「予想以上に収益があると、ボーナスが出たんだ」。休みには同僚と花見に繰り出し、大いに酒を飲んだ。
 にぎわいを見せたトッテツもマイカー普及と産業転換の波にのみ込まれる。悠久山には車で出かける花見客が増え、電車内で花見の酔っぱらい客はすっかり見かけなくなった。見附の繊維産業衰退も乗客減に追い打ちをかけた。
 75年3月31日、トッテツは廃線の日を迎えた。多川さんはこの日を今も覚えている。最終電車が上見附駅を出て車両基地に戻る瞬間、線路の上を手を振って追いかけた。しばらく涙が止まらなかった。
      ◇
 廃線後、多川さんは、トッテツに関連するものの収集を始めた。会社に頼んでもらった物もあれば、退職社員から譲り受けた物もあった。「保存活動なんて大それたものじゃない。ただトッテツが好きだっただけ」と言う。
 やがて多川さんのコレクションを聞きつけた鉄道ファンや、かつての利用者が自宅を訪ねるようになった。「回顧展を開きたい」という企業も現れ、積極的に協力した。
 最近は小学生らトッテツの現役時代を知らない世代の訪問も増えた。「若い人が来てくれるとうれしいね。『あなたの歩いた通学路にもトッテツは走っていた』。そう伝えている」。多川さんの集めた思い出は、世代を超えて受け継がれている。【塚本恒】=つづく

→とってつの保存車両はありません。残るは模型の世界のみ。「手歯止め使用中」という札をつけた客車が悠久山駅で通勤通学時間を待機していたのが懐かしい!
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→鉄道存続のために、いろんな工夫があります。

「伊勢えび弁当」登場
駅弁第3弾は海の幸 いすみ鉄道

2011年09月04日11時43分 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1315104211
 いすみ鉄道(大多喜町)は3日、新たな駅弁として「伊勢えび弁当」を発売した。御宿町の割烹(かっぽう)旅館が調理した伊勢エビの半身が鬼がら焼きで入り、ご飯にサザエやヒジキなどを添えた海産物がメーンの豪華な駅弁となっている。
 1個1500円。大原駅売店で取り扱う。販売は週末や祝日のみで予約制。予約は2個から受け付ける。
 同鉄道は、地域と一体となった駅弁づくりに力を入れている。これまでにも地元業者と連携し、太巻きずしや地元野菜などが入った「里山弁当」(1000円)、トンカツ中心の「忠勝弁当」(同)を売り出した。


「アオガエル」が復活 アルピコ交通保存「5000形」電車
2011年9月4日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110904/CK2011090402000115.html
 アルピコ交通(松本市)が上高地線で2000年まで運行、現在新村駅(同市)に保存する「5000形」電車が、東急電鉄時代の緑色の車体カラーに塗り直された。色や特徴的な前面の下膨れの形から「アオガエル」の愛称で親しまれた列車の復活に、ファンらが歓声を上げた。
 5000形電車は1954(昭和29)年から105両が製造され、東急東横線などで活躍した。アルピコ交通は松本電鉄時代の86(昭和61)年に東急電鉄から8両を購入。クリーム色を基調とした「松電カラー」に塗装し、通勤通学客や上高地方面への登山客を運んだ。
 県内では長野電鉄(長野市)と上田交通(上田市)も導入したが、老朽化で廃車が相次ぎ、現在国内に残るのは6両のみ。アルピコ交通は展示用として新村駅に2両を保存し、今後のイベントに活用しようと、全国的に親しまれた往年のカラーへの再塗装を決めた。
 現役当時を知る東急社員の仁平昌之さん(55)=川崎市=らの呼び掛けで、関東地方の鉄道ファン30人が集まり塗装や補修をした。アルピコ交通は今月下旬に、同駅で撮影会を開く予定。仁平さんは「丸みを帯びた車体が何と言っても愛らしい。松本でも末永く愛されてほしい」と話していた。
 (安藤孝憲)

→昭和の時代の色を大事にしましょう!

「SLもおか」の勇姿、切手に 茨城、栃木で販売
2011.9.3 12:41 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110903/ibr11090312460005-n1.htm
 下館-茂木駅間を週末などに運行する真岡鉄道の蒸気機関車の写真10枚をフレーム切手にした「Moka-railway真岡鉄道SLもおか」が完成。今月からの発売に合わせて2日、白井佐智子・下館駅前郵便局長や郵便局会社関東支社担当者らが茨城県筑西市役所を訪れ、切手シートを吉沢範夫市長に手渡した。
 白井局長らが企画。地元のSLファンクラブ会員らの協力を得て、“自慢のショット”を図案にした。桜や菜の花を背景にしたものやC11とC12が駅構内で並ぶ姿など季節感たっぷりの構成。
 1シート1200円。県西地域を中心とした茨城県内や栃木県真岡市などの計122局で1500シート販売する。

城端線活性化しよう 砺波駅待合室に料理店 富山
2011年9月4日0時35分朝日新聞
http://www.asahi.com/travel/rail/news/OSK201109030116.html
 鉄道の活性化は駅舎のにぎわいからと、JR城端線砺波駅(富山県)の待合室に3日、郷土料理の店が臨時開店した。駅前商店街のイベントに合わせ、城端線利用者への割引サービスも。今後も乗客増に向けた企画が予定されている。
 待合室は橋上駅舎の通路脇物産コーナーの奥にあり普段は閑散としていた。管理運営を委託された市観光協会(藤森栄次会長)が、北陸新幹線開業時の在来線の運営形態によっては駅存続が危ぶまれると企画。食生活研究団体の協力で赤米や冷やしそうめん、ゆず寒天などの伝承料理店で、にぎわい創出を試みた。
 改札口で300円分の飲食券を受け取った家族連れなどが利用。駅前商店街で氷見線を含む沿線のうまいもの市などもにぎわった。同協会は今後、喫茶コーナーの開設などで待合室の利便性を向上させる計画。

最初で最後の船底公開 船の科学館 青函連絡船「羊蹄丸」
2011年9月4日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110904/CK2011090402000017.html
 リニューアルのため九月末で休館する船の科学館(品川区東八潮)は、四日から始まる最後の企画展の一環で、無償譲渡する計画の青函連絡船「羊蹄丸」の船底探検ツアーを催す。未公開だった主機室の中などを、職員らが案内する。 (松村裕子)
 羊蹄丸は八三一一トン、全長一三二メートル。一九六五年から青森-函館間で運航し、八八年の青函トンネル開通に伴い引退、九六年から同館に係留され、公開されている。
 同館は維持費がかかるため保存、展示をあきらめ、休館に合わせて引受先を募集。全国のNPOや企業などから、展示物や交流施設として使いたいという三十五件の仮申し込みがあり、十月中に相手を決める。
 ツアーでは、舵(かじ)を動かすポンプがある船尾操舵(そうだ)機室や、エンジンのある主機室を見学する。鉄道連絡船で貨物列車をそのまま積むため、船が傾かないよう海水を入れて平衡を保つ機能をもった補機室もあり、往時をしのばせる。
 最後の企画展は、七四年の同館オープン以来三十七年の歴史を振り返る。羊蹄丸の模型や最後の航海日誌など約七十点を展示する。船底のほか、収蔵庫など本館のバックヤードを巡る探検ツアーもある。
 探検ツアーは土日祝日に実施し、小学五年生以上が対象で、各日各コース先着十人限定。船底は午後二時半、バックヤードは午前十時から受け付ける。企画展は三十日まで。入館料は二百円、十八歳以下百円。問い合わせは同館=電03(5500)1111=へ。

→問い合わせがあったようで、よかった!