民主党代表選の直前の「経済情勢に関する検討会合」で | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

民主党代表選の直前の「経済情勢に関する検討会合」で

秘書です。

次期首相は、この「経済情勢に関する検討会合」の総合的な円高対策の基本方針を継承するんでしょうかねえ。

「日銀は政策決定会合を開き、政府の政策や経済状況を勘案しながら独自に政策をつくっている。一部が言っているような日銀に国債を直接引き受けさせようというような無茶な話を政府がするわけはない」

こんな言い方を次期政権も継承するんでしょうか。また、こんなことをいう人が財務相、経財相になるんでしょうか。



政府:円高への総合対策で基本方針公表-日銀に「果断な対応」期待(1)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=ayxSwxC3HJso
  8月29日(ブルームバーグ):政府は29日午前、「経済情勢に関する検討会合」を開き、総合的な円高対策の基本方針をまとめた。公表文書では、復興需要の早期実現や内需前倒しによる輸出企業の不安解消、円高メリットの活用を掲げた上、具体化に向けた検討課題も盛り込んだ。同日開かれる民主党代表選後に発足する次期政権での早期実現を図る。

  「円高への総合的対応策の考え方と検討課題について」と題された文書は、円高により「経済の縮小サイクルに落ち込むことを絶対に回避する」と表明。基本方針として、①復興需要の早期実現や内需前倒し、立地競争力の強化によって輸出企業の不安を解消する②円高メリットをしっかり示して徹底活用する-を柱に円高対策に早急に取り組むべきだと明記した。

  その上で、具体的な検討課題として、①雇用の下支えや中小企業の資金繰り支援など円高の痛みの緩和と雇用の海外流出の防止②企業の合併・買収(M&A)などの海外直接投資や資源権益取得の促進といった円高メリットの徹底活用-などを掲げた。

  さらに、「為替市場の動向を引き続き注視し、必要な時には断固たる措置を取る」との方針をあらためて表明。日本銀行に対しても「政府との緊密な情報交換・連携と、適切かつ果断な政策対応を期待する」とし、金融面での対応を求めた。

       日銀の国債引き受けは否定-経財相

  これについて、会合後に記者会見した与謝野馨経済財政政策担当相は「日銀は政策決定会合を開き、政府の政策や経済状況を勘案しながら独自に政策をつくっている。一部が言っているような日銀に国債を直接引き受けさせようというような無茶な話を政府がするわけはない」と述べ、日銀にこうした追加緩和策を求めているものではないと説明した

  経財相は、会合に同席した西村清彦日銀副総裁が「円高は国内外の不確実性が高まっている中で日本経済に大きなダメージを与える。日銀は政府と緊密な連携を取り、果断な政策対応を図る」と発言したことも明らかにした。

  一方、経財相は依然として円高に歯止めがかからない背景について、欧米の財政問題や景気回復の遅れにより「世界経済の先が読めない」ことなどに起因していると説明。足元の為替相場の水準に対しては「市場が決める話」とし、「申し上げる立場にない」と述べるにとどめた。