白川方明総裁が25日から29日までの予定で訪米 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

白川方明総裁が25日から29日までの予定で訪米

秘書です。
なぜ、いま?バーナンキの講演を聴きに?


日銀総裁:25日から訪米、カンザスシティ連銀主催シンポジウムに出席
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aV_YHKmmIXlg
8月24日(ブルームバーグ):日本銀行は24日、白川方明総裁が25日から29日までの予定で訪米すると発表した。同総裁は、カンザスシティ連銀主催のシンポジウムに出席する予定。


→下記のようなことを、バーナンキに直接言えるのか?

米QE2、商品市況上昇通じ米国の実質購買力下げた面ある=白川日銀総裁
2011年 08月 3日 15:07 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK047729920110803

 [東京 3日 ロイター] 白川方明日銀総裁は3日午後、衆議院の財務金融委員会・経済産業委員会連合審査会に出席し、米国の量的緩和第2弾(QE2)の影響について、商品市況上昇をもたらし、新興国で活動する米企業の株価上昇効果などがあった一方、「米家計の購買力下げた」と指摘。「政策効果についてはいろいろな議論がある」と述べた。
 また、日銀は大胆かつ積極的に金融政策を運営している、と述べた。日銀が実施している国債買い入れについて、財政ファイナンスとみられれば長期金利が上昇する、と繰り返した。いずれも自民党の西村康稔委員への質疑。


円が上昇、対ドル76円後半、円高対策見極め-米FRB議長講演警戒
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=aLSt2cTG0W3E

8月24日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=76円半ばから後半を中心に円がじり高に推移した。野田佳彦財務相の記者会見前には円高対応策への期待先行で円売りが進んだものの、会見内容を受けて対策の即効性に対する期待がそがれ、円買い圧力がかかった。

  76円台後半で日本時間早朝の取引を迎えたドル・円相場は、米格付け会社による日本国債の格下げでいったん円売りが進行。その後は方向感のない取引が続いていたが、財務相の会見予定が発表されると、76円87銭まで円が水準を切り下げた。会見内容が伝わると、市場は円買いで反応し、一時は76円54銭まで円高が進んだ。午後3時26分現在は76円59銭付近で取引されている。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券クレジット市場部為替課長の塩入稔氏は、政府が打ち出した対策について、効果のほどを判断するには時期尚早なのではないかと指摘。その上で、市場では「ものすごくわかりやすい円高対策」が出てくる期待感があったが、その分が剥げ落ちる格好になったといい、「これで円安だ、という雰囲気にはならなかった」と説明している。

  野田財務相は午前11時半過ぎに省内で開いた会見で、1000億ドルの緊急ファシリティ創設を含む緊急の円高対応策を明らかにした。日本企業の海外M&A(合併・買収)を促すなどで民間資金の外貨転換(円投)の呼び水とし為替相場を安定化させるという。

          ポジション監視の効果は限定か

  また、政府は主要銀に対して為替トレーダー保有の自己ポジション報告も要請する。当面9月末までの対応で、為替相場の安定を図るため市場モニタリングを強化する狙い。

  三菱東京UFJ銀行金融市場部の内田稔シニアアナリストは、政府の円高対策について、「即効性があるものは特にない」と指摘。また、保有ポジションの報告要請について、国内の居住者だけが対象になると思われ、それ以外の米系ヘッジファンドなどに何かを求めているわけでないとして、「効果は限定的」だとみている。

  日本銀行は、財務相の円高対策公表を受けて、コメントを発表。同措置が為替市場の安定に寄与することを期待していると指摘するとともに、日銀は為替市場の動きが先行きの経済・物価動向に与える影響について、引き続き注意深くみていくとしている。

           バーナンキ議長講演

  一方、今週26日には、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長がワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで講演する予定。同議長は昨年の同シンポジウムで追加緩和の開始を示唆しており、市場では景気刺激策への言及が注目されている。

  FRBの追加緩和策への期待が先行する中、23日の米株式相場は急伸。株価の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX指数)は4営業日ぶりの水準に低下している。

  外為どっとコム総合研究所の植野大作主席研究員は、去年の印象があまりにも強いため、今回も「2匹目のどじょう」が期待されているが、かなり玉虫色のどちらともとれるような話をされてしまう可能性もあると説明。前回の連邦公開市場委員会(FOMC)で超低金利策の時間軸強化を打ち出して、まだFRB内部の議論も分かれているのに、ジャクソンホールでの公演で先走って何かを話すかどうかは疑問だとしている。

  そうした中、この日の東京市場では、続伸して取引を開始していた日経平均株価が反落。午後は下落幅を拡大する展開となった。米国の株価指数先物もマイナス圏で推移している。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、バーナンキ議長の発言内容を受けてドル安・円高が進んだ場合に「手の打ちようがなくなる」恐れがあるとして、日本の当局が、「効果的な介入方法を狙っている」感があるとしている。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 三浦和美 Kazumi Miura kmiura1@bloomberg.net