「(復興債の)償還期限は建設国債の60年が一つのめどになるかもしれない」(石破自民党政調会長) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「(復興債の)償還期限は建設国債の60年が一つのめどになるかもしれない」(石破自民党政調会長)

秘書です。

石破自民党政調会長の、

「復興債は、構造的な赤字国債の累積とは分けて考えないといけない。だから償還期限は建設国債の60年が一つのめどになるかもしれない。増税は、消費や設備投資が動き始めてから考えるべきだ」

という発言に注目しましょう。これで菅政権の「デフレ増税路線」との対立軸が明確になりました!


民主・玄葉氏「3次補正、遅らせられない」
産経新聞 8月1日(月)7時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000077-san-pol

 民主党の玄葉光一郎、自民党の石破茂、公明党の石井啓一の各政調会長が、東日本大震災の復興財源のあり方や特例公債法案などをめぐり議論した。

 --政府の復興基本方針で復興財源があいまいな表現になった

石破氏「いきなり増税なのか、復興債を出すのか。復興債を出すとすれば、規模、償還年限はどれくらいか。その中には経済成長をどう見込むかもなければならない。景気がよくなった時点で所得税、法人税をどうかけるか、もう少し緻密にやらないと国民も企業もめどが立たない」

 玄葉氏「復興債を返す道筋については財政論だけでなく、経済論もあるのだから、議論を尽くしていく。ただ、復興債の財源が決着しないからといって、平成23年度第3次補正予算案の編成を遅らせるわけにはいかない」

 石井氏「復興債の財源を議論して決定できないというのが、今の政府・与党の致命的欠陥だ。安易な増税に頼らず、歳出削減を徹底的にやり、特別会計の積立金や剰余金の活用、政府資産の売却も行っていく。それで最大限どれくらいの財源が生み出せるか示すべきだ」

石破氏「復興債は、構造的な赤字国債の累積とは分けて考えないといけない。だから償還期限は建設国債の60年が一つのめどになるかもしれない。増税は、消費や設備投資が動き始めてから考えるべきだ」

 --海江田万里経済産業相が国会審議で号泣した

 玄葉氏「東日本大震災の発生以来、必死で東京電力福島第1原発事故の対応や被災者の支援もやっている。いろんな思いがあるのだろう」

 --子ども手当で3党が合意すれば特例公債法案に協力できるか

 石破氏「それはない。民主党のマニフェスト(政権公約)見直しの結論が得られないまま、特例公債法案は大丈夫とはならない。そして、特例公債法案を通すことと首相が辞めることは何の関係もない

 石井氏「特例公債法案と首相の退陣が連動するとは考えていない。子ども手当や高速道路無料化、1次補正予算に使った年金財源の補填(ほてん)などの政策課題をきちんと解決できるかどうかで特例公債法案への道が開く」

 玄葉氏「長年与党だった自民党、公明党は国益全体を考えて、必ずしっかりとした判断をしてくれると信じている」


→菅首相が「増税翼賛体制」で国会内多数派を形成して延命しようとしたのかもしれませんが、だとしたら、失敗しましたね。

どうするか?①保安院やらせ問題バッシングで世論の支持を集める工作で延命を図る、②「本格復興したければ増税しろ」という、被災地を人質にとる作戦をとる・・・