菅首相は原発再稼働のために地元入りして合意形成を図るべきである。(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

菅首相は原発再稼働のために地元入りして合意形成を図るべきである。(中川秀直)

今朝、海江田経済産業相は佐賀県玄海町を訪ね、玄海町の岸本町長と唐津市の坂井市長に原発運転再開に理解を求めた。

菅政権の方針は、停止中の原発再開である。長期的には原発依存を減らすとしても、当面は原発に依存しなければならないと考えている。

8月末までの政権は、今やるべきことに集中すべきであって長期的な話はしないほうがいい。

昨日、菅首相は、原子力エネルギー政策について「時間が許される中で、新たな方向性を目指すところまでやらせてほしい」と語り、「次期衆院選の最大の争点」と強調したそうだ。

菅首相は、民主党議員を脅すつもりで「脱原発」発言をしたとすれば、それが原発再稼働の合意形成にどういう影響を与えるかを考えたのだろうか。

菅首相は任期中の時間が許される中で、原発再稼働のために地元入りして合意形成を図るべきである。

「次期衆院選の最大の争点」が何かは、次期首相と野党が決めることであり、菅首相が決めるべきことではない。菅首相は、今やるべきことに取り組むできである。

(6月29日記)中川秀直