鉄道復興ニュース(祝★ひたちなか海浜鉄道一部区間営業再開特集) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道復興ニュース(祝★ひたちなか海浜鉄道一部区間営業再開特集)


全国200万の鉄道ファンのみなさま、こんにちは。

祝!ひたちなか海浜鉄道が一部区間営業再開!

まず、ひたちなか海浜鉄道のHPから、復旧状況を確認しましょう。


http://www.hitachinaka-rail.co.jp/

湊線の運行状況
現在代行バスを運行しております
6/25(土)より那珂湊~中根間で列車を運行します。
7/3(日)より勝田~平磯間で列車を運行します。
お客様には、大変ご迷惑をおかけいたします。
※平磯~阿字ヶ浦間の復旧は7月末日予定となります。


野菜直売会の実施について

毎月第一日曜日に那珂湊駅ホームで実施している地元産の野菜直売会を7月3日(日)に行います。
1.日程:7月3日(日) 9:00~11:30
2.場所:那珂湊駅上りホーム1番乗り
3.料金:入場無料(整理券の配布を行います)
4.その他:茨城高専ボランティアによる、ジャグリングを披露します(9:30~10:00)。
※湊線の乗車には乗車料金が必要となります。

→それではまず、6/25(土)の那珂湊~中根間で列車運行再開のニュースから。


ひたちなか海浜鉄道で海水浴来ませんか
2011年6月26日9時6分 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110626-795743.html

那珂湊から中根までの1駅間を往復した乗客は、満足そうに降りてきた  風評被害におびえる海水浴場に、希望の光が差した。東日本大震災による被害で運休中だったひたちなか海浜鉄道100+ 件湊線(茨城県ひたちなか市)が25日、那珂湊~中根間で仮復旧した。阿字ケ浦や平磯の海水浴場とJR勝田駅を結ぶ第3セクター鉄道で、勝田~平磯間は7月3日、平磯~阿字ケ浦間は7月下旬の運行再開を目指している。原発事故の影響で客の大幅減を心配する海水浴場だが、地元のローカル線復活が、海水浴客の呼び水になりそうだ。

 106日ぶりのにぎわいが、那珂湊駅に戻ってきた。65~66年製造の3両編成のディーゼルカーが、ホームに到着。約70人の乗客が独特のレトロ感を確かめながら、車内に入った。

 午後1時40分に1番列車が出発。乗客と駅員が手を振り合って、一部復旧を喜んだ。同駅の近くに住む内倉要さん(29)は「線路が大きな被害を受けていたのに、よく復旧した。うれしい」と笑顔をみせた。

 地元鉄道100+ 件の復旧は近隣の海水浴場にも明るい兆しを吹き込んだ。阿字ケ浦海水浴場の周辺の旅館で構成する阿字ケ浦旅館組合はこの日、那珂湊駅で200人分のところてんを提供した。

 副組合長の岡部友洋さん(42)は「観光業にとっては、鉄道の復旧はありがたい。夏休みには、若いお客さんは電車で来ますから」と歓迎。旅館「えびのや」を経営する薄井泰子さん(56)は「今夏の予約は、例年の8割減。こんな夏は初めて。被災した鉄道のように、私たちも再生に向けて頑張ります」と力を込めた。

 福島第1原発から100キロ以上離れているひたちなか市の海水浴場も、風評被害を受けている。海中に放出された高濃度汚染水の影響や、地震の再発を心配する観光客が、茨城の海を避けているという。すでに茨城県が阿字ケ浦海水浴場の放射線量を調査し、海水中は不検出。砂浜の表面も毎時0・14マイクロシーベルトと、文科省が示す基準値(1マイクロシーベルト)をはるかに下回っていた。

 ひたちなか市役所の観光担当者は「子どもを海で泳がせる親が、心配する気持ちは分かる。ただ、我々は水道水よりも厳しい基準で、海水の安全性を追求していきます」と話した。

 阿字ケ浦と平磯の海水浴場は、7月16日の海開きを予定している。地元の海浜鉄道100+ 件は、土砂が流されて線路が浮くなどの被害が大きかった区間も、7月下旬までには復旧。8月には海水浴客の足が復活する。

 吉田千秋社長(46)は「海水浴シーズンには復旧を間に合わせたかった。風評被害に苦しむ地元と一緒に頑張っていきます」と意気込んだ。今後は那珂湊~中根間の1日2往復の運行を続け、日本最古級のディーゼルカーのウオームアップを続ける。【柴田寛人】


→下記の日テレニュース24の記事HPから現在の湊線をみることができます。

ひたちなか海浜鉄道 一区間だけ運転を再開
< 2011年6月25日 23:52 >日テレニュース24
http://news24.jp/articles/2011/06/25/07185217.html

 東日本大震災以降、全線で運休していた茨城県の第3セクターの「ひたちなか海浜鉄道」が25日、わずか一区間だけ運転を再開した。

 ひたちなか海浜鉄道は、震災で線路がゆがんだり、土台が崩れたりする被害が全線に及んだ。さらに相次ぐ余震で被害が拡大し、6月24日の段階で、関東の鉄道としては唯一全線にわたり運休していた。

 通勤や通学などで利用する地元の人に不便がないように代行バスが運行された。しかし、鉄道と比べて時間がかかるなど、不便さを訴える声も少なくなかった。一刻も早く鉄道を再開してほしいと地元住民の声が高まったことで、全線復旧を待たず、安全が確認された区間から再開されることになった。

 そして、25日、那珂湊~中根のわずか一区間だけ運転が再開された。それにもかかわらず、始発駅の那珂湊駅は3か月ぶりの運転再開を喜ぶ大勢の乗客でにぎわった。地元の住民だけではなく、大手旅行会社企画の復興支援ツアーに参加した鉄道ファンも多く集まったという。

 全線が再開するのは7月末の予定で、夏休みを機に、長引いた運休で減った客足を取り戻したい考え。

ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊―中根
(2011年6月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110626-OYT8T00338.htm

東日本大震災による被害で運休していたひたちなか海浜鉄道湊線が25日、那珂湊―中根の1駅間(3・4キロ)のみで運転を再開した。

 同鉄道湊線(勝田―阿字ヶ浦間、14・3キロ)はひたちなか市の市街地から沿岸部をつなぐローカル線。地域住民の足として重宝されるだけでなく、北海道の炭鉱鉄道で廃止になった車両を再利用しており、「車両の色やエンジン音、木の床からの油の香りがたまらない」などと鉄道ファンからも熱い支持を受けていた。

 だが、震災で線路脇のため池が決壊し、約50メートルにわたり線路が崩壊するなど全線で運行が不可能になった。同鉄道は被害の少なかった那珂湊―中根駅間で、線路のゆがみを修繕するなどして、ようやく一部再開にこぎつけた。

 この日の一番列車には全国各地から鉄道ファンが詰めかけた。那珂湊駅(ひたちなか市釈迦町)では、「おかげさまで本日一部区間が復旧しました」と印刷された限定記念乗車票が1枚100円で販売。利用者は車両の写真を撮ったり記念票を買い求めるなどしていた。

 記念票を30枚購入した東京都品川区、会社員佐々木祥行さん(44)は「ずっと再開を楽しみにしていました。エンジン音がたまらないね」と楽しげに話した。

 同鉄道は、当面の間1日2往復で運行し、7月3日からは勝田―平磯間まで区間を広げ、7月末での全線開通をめざしている。吉田千秋社長は「やっとお客さんに乗っていただける。沿線の町の復興の第一歩になれば」と話していた。


日旅、ひたちなか海浜鉄道応援ツアー、「新・鉄子」メンバー同行
2011/6/27(月)トラベルビジョン
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=49374
 日本旅行はこのほど、鉄道旅行マンガ「新・鉄子の旅」メンバーが同行するひたちなか海浜鉄道の応援ツアーの販売を開始した。これは、7月末予定のひたちなか海浜鉄道の運行再開を記念し、「新・鉄子の旅」の漫画家であるほあしかのこ氏のほか、全国のすべての駅で下車した経験を持つトラベルライターの横見浩彦氏、女優の村井美樹氏など同マンガに登場するメンバーが同行するもの

 ツアーは日帰りで8月20日に設定。ひたちなかに向かうバスの車中ではマンガの裏話などを聞けるトークコーナーを用意しており、鉄道への乗車後もマンガで紹介されたおすすめ駅などを回る。駅についての横見氏の解説や、阿字ヶ浦/勝田間と勝田/那珂湊間の貸切列車乗車なども盛り込んでいる。最少催行人員は25名で、旅行代金は9800円。このうち2000円はひたちなか海浜鉄道に寄付するという。

 なお、日本旅行は6月25日出発でひたちなか海浜鉄道の車両清掃応援と再開一番電車に乗車するツアーも設定しており、発売直後に売り切れたという。

→楽しくツアーに参加するのも、ひたちなか海浜鉄道の復興支援です!

→そして、東北の鉄道にも、乗ろう!


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7月は鉄道で東北を旅しよう! JR東日本&私鉄11社"東北ローカル線パス"発売
2011/06/28 マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/06/28/038/

JR東日本の東北6県の路線と、鉄道事業者11社の路線に乗り降り自由の「東北ローカル線パス」が27日より販売を開始した。

同切符では、東北6県のJR東日本の路線(東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線などを除く)と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、弘南鉄道、十和田観光電鉄、秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道、三陸鉄道、山形鉄道、阿武隈急行、福島交通、会津鉄道の11社の路線がフリーエリアとなった。

特急・急行列車に乗る際は別途乗車券と特急券が必要だが、新青森~青森間のみを利用する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」は急行券のみの購入で乗車できる。

なお、東日本大震災により運転を見合わせている区間もあるが、代行バスを運転している区間では同切符の利用が可能に。「涼しい初夏の東北を訪れ、ローカル線のたびを楽しんでいただくとともに、東北各地の観光地が元気になるよう思いを込めて(7月にも)設定しました」(JR東日本)とのこと。

「東北ローカル線パス」は、JR東日本のみどりの窓口や指定券券売機、びゅうプラザおよびおもな旅行会社で購入できる。発売期間は7月29日までで、7月31日までの金・土・日または土・日・月の連続3日間の利用が可能に。価格は大人6,000円、小児3,000円となっている。



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9師団 岩手のシンボル 三陸鉄道 復旧を支援
朝雲新聞 6月26日
http://www.asagumo-news.com/news/201106/110623/11062303.html
 岩手県内で東日本大震災の救援活動を行っている陸自9師団(司令部・青森、師団長・林一也陸将)は6月1日から14日まで、第三セクター「三陸鉄道・南リアス線」の復旧を支援した。
 三陸鉄道は約100年を費やして完成した岩手県のシンボルで、沿線住民に欠かせない交通手段だが、大震災で被災、北リアス線(宮古駅―久慈駅)は一部復旧したものの、南リアス線(盛駅―釜石駅)は現在も全線不通となっている。
 岩手県知事から南リアス線の復旧支援要請を受けた9師団では、9施大(八戸)を主力に、21(秋田)、39普連(弘前)、9後支連(八戸)、4地対艦連(同)などからなる人員約220人、施設器材約30台を投入、2週間にわたって路線の瓦礫除去作業などに当たった。
 災派部隊は同任務を「三鉄の希望作戦」と名付け、釜石市唐丹駅から大船渡市盛駅までの約28キロを四つの工区に区分、9施大長の畠山義仁2佐を指揮官に、唐丹駅に60人・器材8台、泊地区に40人・6台、甫嶺駅に40人・6台、陸前赤崎駅と盛駅に40人・9台を分散展開して作業。
 巨大津波の被害は釜石市の鍬台、熊木トンネル内にも及んでいたため、隊員はトンネル内に積み重なった木片などを人力で撤去し、手押し車に積んで瓦礫集積場所まで運んだ。
 一方、破壊された線路はレールを切断して取り外し、コンクリート枕木はクレーンで撤去するなど、大掛かりな作業も行った。
 復旧作業は延べ2000人を投入して14日に終了、4工区間での瓦礫除去量は約3000立方メートル、レール等の撤去は約1200メートルに及んだ。
 17日には「三鉄の希望作戦」の終了行事が畠山9施大長ら隊員約25人と大船渡市職員、三陸鉄道職員らが参加して甫嶺駅で行われ、畠山大隊長が自衛隊の作業について説明、その後、記念品の交換が行われた。

→「三鉄の希望作戦」の写真は、上記のアドレスで朝雲新聞のHPをご覧ください!

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トラックは「どこでもただ」 貨物鉄道、東北の高速無料に警戒感
2011.6.28 05:00 sankeibiz
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110628/mca1106280504002-n1.htm

無料化以降、東北の高速道路料金所では順番待ちの車が長い列を作っている=20日、仙台市【拡大】
 東日本大震災の被災者らを対象に、20日から東北地方などの高速道路20路線の無料化が始まって約1週間。普通乗用車だけでなく、トラックやバスといった中型以上の業務車両も無料化の対象となっており、被災地では復興物資の物流拡大への期待が膨らんでいる。ただ、料金所の対応などを後回した無料化の“見切り発車”に物流業界の一部からは強い反発も出ている。

 「物流の機能や体制が大きく変化してしまう。貨物鉄道にとっては危機的な事態だ」

 JR貨物の幹部は、今回の無料化措置に不信感をあらわにする。政府は当初、無料化対象路線から他の高速に乗り継いだ場合は、対象外の利用区間の料金を各料金所のシステムで把握・課金する予定だった。ところが必要なシステム改修に先行して無料化に踏み切ったため、現在は乗り継ぎ利用の詳細を把握できず、なし崩し的に対象外路線の無料利用を黙認。東北で乗り降りすれば、出発地や目的地が九州でも料金は基本的に無料という状態になっている。

 国交省は8月末までにはシステムを改修するとしているが、工事費用の財源確保のめどは立っていない。貨物鉄道は、長距離大量輸送を得意とし、短中距離のトラック輸送と住み分けてきた。だが、現状がこのまま続けば東北-大阪、東北-九州といった貨物鉄道のシェアが、トラック便にとって変わられる恐れがあるというわけだ。


「さらに心配なのは北海道発着の荷物」(JR貨物)だという。今回の東北無料化の措置を利用すれば、北海道から東北までを短距離のフェリーで運び、そこからトラックで輸送するなど、これまでは採算が合わなかった輸送方法も成立する可能性があり、トラック輸送の攻勢に身構えるJR貨物は「震災復興と無関係な物流を支援するのか」と強い憤りをみせる。

 これに対し、トラック運送会社は「往復で荷物を手配しないと採算が合わない。高速が無料になっても突然、東北や北海道関連の事業を拡大させることはできない」と、物流市場への影響は限定的としている。

 しかし、荷主となる工場の関係者は「物流方法の見直しは3カ月ごとに行っている。安ければトラックの利用を増やすかもしれない」(東北の化学メーカー)と話す。

 東北各地のインターチェンジでは、すでにトラックが長い列を作っているところもあり、無料化の見切り発車の波紋が今後、広がりそうだ。(高山豊司)

→総合交通体系の中で、トラックと鉄道貨物が共存共栄できる関係をどう構築していくのか。みんなで考えましょう。


→震災発生直後の石油列車の貢献を私たちは忘れません。