選挙向けパフォーマンスで周辺諸国の対日軍事的挑発行動を呼び寄せることのなきように! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

選挙向けパフォーマンスで周辺諸国の対日軍事的挑発行動を呼び寄せることのなきように!

秘書です。
日米中正三角形論に基づく民主党政権のもとの対中政策の成果は?
友好の海は実現した?


衆 - 予算委員会 - 平成23年02月03日
○菅内閣総理大臣 まさに中国と日本は一衣帯水の重要な隣国でありまして、そして今御指摘の海も、友好の海であると同時に平和な海でなければならないと思います。そういった点で、今外務大臣からもお話がありましたように、やはりこの地域で周辺国を含めてしっかりとしたルールといいましょうか、そういうものが、お互いに守るべきルールが明らかになってきて、そうした平和な海、友好の海というものが安定的な形で維持されるということが極めて望ましい、こう考えております。

参 - 本会議 - 平成22年11月17日
○内閣総理大臣(菅直人君)・・・東シナ海について、我が国としては、東シナ海を平和、協力、友好の海とするとの首脳間の共通認識の下、二〇〇八年六月の日中間の合意を実施すべく、中断している国際的約束締結交渉の早期再開を働きかけてまいります。また、白樺については、引き続き一方的な活動を控えるよう求めてまいります。

参 - 予算委員会 - 平成22年11月17日
○内閣総理大臣(菅直人君) ・・・そして、日中関係については、尖閣諸島の漁船衝突問題以降、ぎくしゃくした状況、関係が続いておりました。この間、幾つかの大変会談とは呼びにくい出会いもありましたけれども、今回は正式に日中の間の首脳がきちっと会談をいたしました。改めて、私は六月に就任した後に当時の胡錦濤主席とお会いをいたしましたが、そのときに確認した戦略的互恵関係を進めていくというその原点に戻ることを確認をいたしました。これはこの間のマイナスをゼロに戻すということでありまして、その意味では私は大変な大きな意味があったと思っております
 日中首脳会談では、そういったことで戦略的互恵関係を更に発展させていくことや、政府間、さらには民間交流の促進、経済分野を含むグローバルな課題での協力を強化することで合意をいたしました。また、尖閣諸島は我が国固有の領土であることを、その立場を明確に述べ、胡錦濤主席からは中国の立場の表明がありました。限られた会談の中ではありましたが、非常に有意義な意見交換であったと、このように考えております。

→マイナスからゼロに戻った?

参 - 本会議 - 平成22年10月08日
○内閣総理大臣(菅直人君)・・・近年、中国の台頭については著しいものがありまして、同時に、透明性を欠いた国防力の強化やインド洋から東シナ海に至る海洋活動の活発化には懸念を有しております。中国には、国際社会の責任ある一員として適切な役割と言動を期待するところであります。戦略的な互恵関係、つまりは良き隣人となるよう双方が努力することが必要だと考えております。

・・・日中間では、東シナ海の境界画定が実現するまでの過渡的期間において、双方の法的立場を損なわないことを前提として、二〇〇八年六月に東シナ海における資源開発について合意に至っております。東シナ海を平和、協力、友好の海とするためにも、この合意を実施に移すことが肝要だと、このように考えております。

→双方の努力とは?

衆 - 本会議 - 平成22年10月06日
○内閣総理大臣(菅直人君)・・・ASEMの際の温家宝首相との懇談についての御質問をいただきました。
 先ほど申し上げましたように、ASEMにおきまして、温家宝首相との間で、まず、私を含め、日本の基本的な立場、先ほど来申し上げておりますように、尖閣諸島が我が国固有の領土であって、それは歴史的にも国際的にも認められたところで、領土問題は存在しないということを申し上げ、また、温家宝首相の方からも、首相としての立場が表明された後に、現在の状況について、好ましい状況ではないという認識、さらには、六月に私が総理に就任した折に主席ともお会いをしたときに、戦略的互恵関係について進展させるというその原点に戻ってこれからの両国関係をさらに進めていこうという点、また、ハイレベルの政治的な政治家の交渉あるいは民間の交流についても、そうしたことについて意見の一致を見たということは、既に申し上げたとおりであります。

→さて、戦略的互恵関係は?友好の海は?どうなったのか?

中国調査船航行に抗議=枝野官房長官
時事通信 6月24日(金)10時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000057-jij-pol
 枝野幸男官房長官は24日午前の記者会見で、宮城県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内を中国の海洋調査船が航行していたことについて、外交ルートを通じ同国に抗議したことを明らかにした。枝野長官は「わが国の同意を得ない科学的調査は認められない。現場海域でその旨を警告し、外交ルートでも申し入れをした」と述べた。

→汚染水がまた漏れ始めたら・・・! 

政府、中国の海洋調査警戒「太平洋進出狙う?」
読売新聞 6月23日(木)21時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000998-yom-pol
 中国の海洋調査船が23日、宮城県沖の排他的経済水域(EEZ)で調査活動を行ったことに対し、政府は「中国が近海以外にも本格的に進出しようとしているのではないか」と警戒を強めている。
 高橋千秋外務副大臣は同日の記者会見で「EEZで我が国の同意のない海洋調査は認められておらず、遺憾だ」と述べた。
 日本のEEZ内で中国が無断で海洋調査をする例はたびたび問題になってきたが、従来は中国に近い東シナ海が中心だった。今回は中国から離れた太平洋側まで調査に及んだ形で、政府は「東北沖まで来るのは聞いたことがない」(海上保安庁筋)としている。
 中国側の狙いについて、海洋政策に詳しい小谷哲男・岡崎研究所特別研究員は「東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた放射線調査が一つの目的だろう。また、中国は太平洋に進出するため、東シナ海から南西諸島を通るルートに加え、日本海から津軽海峡を通るルートの確保を狙っている。海底のがれきの状況を調べるなど、軍艦を動かすための事前調査をしている可能性もある」と指摘している。

→「友好の海」はどうなりましたか?「双方の努力」の何かがたりないのですか?

2プラス2に不快感=中国
(2011/06/23-18:25)時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011062300756
 【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は23日の記者会見で、日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が中国に責任ある建設的役割を期待すると言及したことについて「日米同盟は特殊な条件下で形成された2国間のもので、それを越えてはならない」と述べ、不快感を示した。
 その上で「中国は地域の平和を守り、協力を推進している。関係国はこの事実を尊重し、責任ある態度で地域の平和と安定に役立つことをしてほしい」とけん制した。

→さて、「双方の努力」の日本の努力はどうするのか?日米同盟の強化ですか?では、普天間はどうする?

東シナ海から危険な高波、中国が無人機、海上戦闘能力を誇示 
産経新聞 6月24日(金)8時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000514-san-pol
 過去最大規模の艦艇を連ねた中国海軍訓練で、海上自衛隊は中国軍無人機を初めて確認した。夜間の洋上補給など難易度の高い訓練も行い、急速に近代化させる海軍力を誇示するかのようだ。日米の警戒監視網に割って入ったロシアとのさやあてもあり、東シナ海から太平洋への周辺海域はきな臭さを増している。
 「さらに活動領域を拡大し活動の常態化を図るのではないか」。折木良一統合幕僚長は23日の記者会見で中国海軍の「遠洋訓練」に強い警戒感を示した。今回の訓練は最新装備投入と戦闘能力向上が顕著だ。
 注目されるのは艦艇を発着した無人機だ。防衛省は、農薬散布に使う民生用無人ヘリコプターを軍事転用したとみる。2009年に天安門広場で行った軍事パレードで、空中警戒管制機や空中給油機と並び無人偵察機も展示するなど、無人機は中国軍が重視する最新装備で、艦艇の活動範囲拡大につながる。
 昨年4月に沖縄本島と宮古島の間を抜け訓練を行った中国艦艇は、洋上補給を実施し遠洋での後方支援に力点を置いた。今回はさらに進化させ、夜間に洋上補給やヘリ発着艦を行った。
 後方支援については、南シナ海で一昨年から戦闘機の空中給油訓練も繰り返しており、「空」でも行動範囲拡大の意図を隠そうとしない。東シナ海と南シナ海の「二正面」で海・空戦力の能力向上を急速に進めて、さまざまな装備の「統合運用」強化も志向している。
 昨年は7月以降、二正面で中国海軍の実弾射撃や対艦ミサイル演習が活発化した。呉勝利・海軍司令官が「遠洋訓練の常態化」を宣言しているだけに来月以降の演習も既定路線。修復中のウクライナ製空母「ワリヤーグ」の進水も来月1日に予定され、日米ともに警戒を強める。
 昨年7月のASEAN地域フォーラム(ARF)でクリントン米国務長官が「航行自由は米国の国益」と発言したことに、南シナ海での大規模演習で即座に応じた中国海軍。今年も来月後半にARF開催を控えるなか、外交面を含め米中の駆け引きも激しくなりそうだ。(半沢尚久)

中国ヘリがロシア艦に接近威嚇、フィリピン東方海域
産経新聞 6月24日(金)8時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110624-00000513-san-pol
 沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海からフィリピン東方海域で訓練を実施していた中国海軍艦艇の搭載ヘリコプターが、周辺で情報収集をしていたロシア海軍艦艇に接近・周回する威嚇行動をとっていたことが23日、分かった。同海域には、中国艦艇の訓練を警戒監視する日米に加え、ロシア艦艇が偵察に乗りだしており、それを中国が挑発する「緊迫の海」になっていた状況が判明した。
 中国艦艇は今月8、9両日、沖縄本島と宮古島の間を過去最大規模の11隻で通過後、フィリピン東方海域に入った。11隻はミサイル駆逐艦やフリゲート艦などで、海域に1週間ほどとどまり対潜水艦戦訓練などを実施した。22、23両日、同じルートで中国に戻った。
 こうした動向は、海上自衛隊や米海軍の艦艇などが監視していた。そこへ、ロシア艦艇が遅れて展開。これを探知した中国側はロシア艦艇に艦載ヘリを向かわせ接近させたうえ、周回飛行させる挑発行為に出た。
 ロシア艦艇は情報収集艦1隻とみられ、中国艦艇の11隻にはロシアが売却したソブレメンヌイ級駆逐艦3隻が含まれていた。このためロシア側には、同駆逐艦の運用形態を確認するとともに、中国が2003年から本格化させている駆逐艦とフリゲート艦を組み合わせた「混合編隊」による海上戦闘能力を把握する狙いがあったとされる。
 中国は昨年4月、艦艇10隻が沖ノ鳥島周辺で訓練を行った際、ヘリを海自護衛艦に水平約90メートル、高度約30メートルに異常接近させたほか、今春にも海自護衛艦にヘリや航空機による接近・周回を3度繰り返している。

→さあ、菅民主党政権は、どんな「双方の努力」をするのでしょうか?

→周辺諸国の軍事的挑発行動を招くな結果となるようなことを、また、選挙向けパフォーマンスでやらないことを祈るのみです・・・