原因の判断を誤ると、結果を出すことができません。 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

原因の判断を誤ると、結果を出すことができません。

秘書です。

政権交代前、全ての問題は小泉竹中構造改革が原因であるとされていました。
(まさに、「空があんなに青いのも 電信柱が高いのも 郵便ポストが赤いのも みんなあなたが悪いのよ」状態でしたね!)

そして、自殺増も小泉竹中構造改革のせいであると総括した民主党議員がいました。
では、民主党政権下での自殺増はどう総括?

原因の判断を誤ると、結果を出すことができません。

格差問題も、小泉竹中構造改革が原因だといっていましたが、どうなりました?
菅総理は、いつのまにか格差問題を社会問題だと定義付け、昨年秋以後の所信表明演説、施政方針演説では格差是正にとりくむといわなくなりましたね。
原因の判断が誤っていて、結果が出せないことに気づいたのでしょうか?

自殺増についても、政治的思惑抜きで、真の原因を究明して対応しなければ!
「自殺者全体の約4割が40~60歳代の男性だ。」←私もこの世代、この問題に向き合いましょう!


自殺3万人超、13年連続=政府白書
時事通信 6月10日(金)8時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000035-jij-pol
 政府は10日午前の閣議で、2011年版の自殺対策白書を決定した。10年の自殺者は前年比1155人減の3万1690人で、01年以来9年ぶりに3万2千人を下回った。ただ、13年連続で3万人を超えており、厳しい状況は続いている。
 自殺者の内訳は、男性が前年比1189人減の2万2283人、女性が34人増の9407人。自殺者全体の約4割が40~60歳代の男性だ。

→しかし、今年は増えています。

前年比2カ月連続増加=5月の自殺者、18%増-警察庁
(2011/06/07-16:45)時事通信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011060700623&rel=y&g=pol

 全国の5月の自殺者数(速報値)は、前年同月比17.9%増の3281人だったことが7日、警察
庁のまとめで分かった。前年同月の自殺者数を上回るのは2カ月連続。1月からの累計は、前年同期より3.8%少ない1万2806人となった。
 35都道府県で前年同月を上回り、東京(70人増の325人)、愛知(52人増の185人)、神奈川(50人増の210人)などで増加が目立った。

2010/02/09
【衆院予算委】小泉・竹中構造改革の総括を 小泉俊明議員
民主党HPニュース
http://www.dpj.or.jp/news/?num=17688

 小泉俊明議員は、9日午前の予算委員会で質問に立ち、小泉・竹中構造改革がもたらしたのは売国政治だとして、この路線からの決別を求めた。

 小泉議員は、過去を総括しなければ未来には進めないとして、小泉・竹中構造改革を、国民一人当たりGDPの減少、株価の低下、生活保護世帯の増加、自殺者の増加、国債発行額の増加であったと総括。

 特に、日本企業の株式保有に占める外国人割合が増加、実質的に支配権を外国人が有するようになった結果、労働規制緩和、株主配当の増加へと転換したことを指摘した。

 また、郵政民営化は郵貯、簡保の資金350兆円を「アメリカの財布」とすることに目的があったと切り捨てた。

 そのうえで、小泉議員は、鳩山由紀夫総理(代表)、菅直人財務大臣、亀井静香郵政民営化担当大臣に見解を求めた。

 鳩山総理、菅財務大臣、亀井郵政民営化担当大臣も同感だとの見解を示し、特に亀井大臣は「小泉・竹中改革の逆をやれば日本の未来は明るい」とした。

2005/08/27
民の声は自民には届かない。民が主の民主に 野田ネクスト大臣
民主党HPニュース
http://www.dpj.or.jp/news/?num=7222

野田佳彦『次の内閣』ネクスト財務大臣は27日、前日の北海道街宣から一転、地元・千葉県に戻り、千葉11区の土屋正秀予定候補との茂原市内での街頭演説を皮切りに、佐倉市内、新松戸駅前で同9区の須藤ひろし予定候補、同7区の内山あきら予定候補とともにそれぞれマイクを握った。

 演説では特に、ネクスト財務大臣ならではの視点で、小泉自民党政治の税のムダ遣いに言及。郵政民営化法案の是非を問うとして、小泉首相が暴挙に出た総選挙に投入される税金について、「どれだけの額が使われるかご存じか」と聴衆に問いかけた。野田ネクスト財務大臣は「780億円です。780億円もの税金を使って、自民党内の造反議員がどうなるか、郵政民営化法案がどうなるかを問う。そんなことは絶対にいけない」と主張した。

 同時に野田ネクスト財務大臣は、郵政民営化法案をめぐる自民党内の造反議員追い落とし要員とされた自民党予定候補の顔ぶれが、女性高級官僚、女性の大学教授、外資系エコノミスト、IT 企業社長など、いわゆる勝ち組であるとの見方を示し、努力しても報われない人を救い上げられるよう、世の中を変えていくという本来の政治の役目を、彼ら「にわか勝ち組」では果たしえないとの認識を語った。

 続いて「小泉さんの4年4カ月でみなさんの暮らしは良くなりましたか」と呼びかけた野田ネクスト財務大臣は、「小泉自民党は何もやっていないじゃないか。何が郵政改革だ」と激しい口調で批判。景気悪化、国の借金増、自殺者増など、深刻な状況を前にしても、4年4カ月の間、総理大臣の座にありながら、何ら手立てを講じてこなかったのは小泉首相だとして「改革者ではない」と重ねて批判した。

 この間、取り沙汰されている官製談合をめぐっても「政府が天下りを禁止すればすむ話だ」と主張した野田ネクスト財務大臣は、民主党が天下り禁止法案を先の国会に提出したことを聴衆に明らかにするとともに、「小泉自民党は見向きもしなかった」として、改革の意志などかけらもない、政官業の癒着構造に浸かった小泉政治の実態を明らかにした。

 「郵政民営化以前に霞が関のお金の使い方を正していくのが先」と改めて強調した野田ネクスト財務大臣は、民主党がマニフェストに掲げている「3年間で10兆円のムダ遣い一掃」の重要性に言及。「民主党の財政健全化プランを作ったのは私・野田佳彦です。必ずやれると確信している」と語り、ネクスト財務大臣として検証を積み上げた結果であり、ムダ遣いを徹底的に見直すことで10兆円の歳出削減は十分に可能であると強調した。

 「10兆円増税の自民党か。10兆円のムダのカットをする民主党か、郵政公社が変わるだけでは世の中は変わらない。政権が変われば霞が関が変わる。政権が変われば年金が変わる。税金が変わればお金の使い方が変わるんです」と訴え、「国民の声は小泉自民党には届かない」としつつ、せみの声になぞらえ、「民、民、民、民が主の民主党に支持を」と呼びかけ、演説を締めくくった。