何のための新政権樹立か(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

何のための新政権樹立か(中川秀直)

大連立についての賛否両論が活発になっている。

まず、何のための新政権樹立かである。

それは震災対応の加速化であり、原発対応の根本的な見直しのためである。この2点のために、菅首相には辞めて頂かなければならない。

そして、新政権の時間軸をしっかりおさえる必要がある。

自民党の石原幹事長は、5日、記者団に「大連立は数カ月、長くて半年ぐらい。期限を区切り、解散・総選挙ができる状態に回復していれば、総選挙を行わなければならないのは自明の理だ」と強調したが、賛成である。

この間、震災・原発対応に集中する。そして、基本政策の見解の相違は、総選挙で決着をつける。

復興財源、社会保障財源の議論は選挙で決着をつければいい。

まずは、被災者を救済して復興の道筋をつけ、原発問題を収束させよう。

これが最優先課題である。その他の思惑は総選挙で決着をつけよう。

大連立とは、早期解散・総選挙を前提とした選挙管理内閣である。この要諦を逸脱した大連立はあり得ない。

(6月7日記)中川秀直