民主党は菅内閣不信任決議案否決の前提条件で、公より私を優先した(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

民主党は菅内閣不信任決議案否決の前提条件で、公より私を優先した(中川秀直)

今日の産経新聞の主張の結語である「首相と鳩山氏との確認事項は、『民主党を壊さない』『自民党政権に逆戻りさせない』をまず明記し、震災復興を後回しにした。党の分裂回避を国難克服に優先させたと言える。民主党政権の是非を問うべき理由も、ここにある」は、正論である。

民主党は菅内閣不信任決議案否決の前提条件で、公より私を優先したのである。

鳩山氏の「民主党を壊さない」「自民党政権に逆戻りさせない」との思い入れが、菅首相の「政権延命」の我執に利用された。それが公より私を優先した確認事項なのである。

個人的な思い入れと我執による確認事項なのだから、今回の齟齬は必然なのである。

震災復興を後回しにしての党利党略優先の民主党の本質が露呈した。菅首相は自ら墓穴を掘ったのである。政権はそれほど長くはもたないだろう。

(6月4日記)中川秀直