中村審議官「更迭」疑惑問題の問題点を整理しよう | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

中村審議官「更迭」疑惑問題の問題点を整理しよう

秘書です。
中村審議官「更迭」疑惑問題についての問題点の整理。
まずは、昨日の国会論戦より。


柿沢氏追及「情報隠しの人事」=経産相は否定―溶融認めた担当交代
2011年5月24日0時6分 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201105230146.html

 みんなの党の柿沢未途氏は23日の衆院復興特別委員会で、震災発生直後の記者会見で福島第1原発1号機でのメルトダウン(全炉心溶融)の可能性を認めた経済産業省原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官が会見担当から外れたことを取り上げ、「この人事で本当の情報が隠されたのではないか」と、事実を隠蔽(いんぺい)した疑いを追及した。

 中村氏が震災翌日の3月12日の会見で「炉心溶融の可能性が高い」と発言した直後、保安院は会見担当を交代。以降、保安院は燃料棒の部分損傷は認めたが、メルトダウンに否定的な見解を示し続けていた。しかし、東京電力は事故発生から2カ月以上たった今月15日、地震発生から16時間後にメルトダウンしていたと発表。中村氏の説明が正しく、結果的に保安院は、真実をいち早く語った担当者を交代させた

 追及を受けた枝野幸男官房長官は「私の記者会見でも、炉心溶融は十分可能性があると言っている。可能性があるということで更迭されたなら、私が更迭されないとおかしい」と隠蔽を否定。中村氏の上司に当たる海江田万里経済産業相も「正しいことを正しく伝えた人を更迭などと毛頭考えてない」と語った。[時事通信社]

→何が疑惑か?

細野補佐官は炉心溶融(メルトダウン)について「こういうことがあり得るのでは、という評価は厳しくしておくべきだった。政府の事故に対する見込みの甘さがあったと反省している」といっている。しかし、枝野長官は、「私の記者会見でも、炉心溶融は十分可能性があるといっている」といっている。矛盾していませんか?菅政権は都合によって、炉心溶融の可能性は知らなかったといったり、知っていたといったり・・・

②海江田経産相は、中村審議官は元々外交の専門家なのでそちらに移ってもらった、との趣旨の発言をしていますが、工学部出身の中村幸一郎審議官の経歴は本当に外交が専門なのでしょうか。

4月18日の参議院予算委員会での海江田経産相の答弁と矛盾していませんか?


参議院予算委員会 平成23年04月18日

○小野次郎君 その点、私は分かりました。
 じゃ、次に、「おーい中村君」じゃないんですが、この日の午後二時に、実は既に炉心溶融が進んでいる可能性があると言った人がいるんですね、政府の中に。それは、経産省原子力安全・保安院の、当時は保安院のスポークスマンをしていました中村幸一郎審議官って、記者会見で言っているんですよ。
 ところが、三時以降、与野党の党首会談でメルトダウンじゃないかと問題を指摘されたら、総理は、班目委員長の意見も聞いたけど、全くそんなことはありませんよととうとうと述べて、その間に爆発が起きて、皆さん御存じの経緯になってきて、何を政府はしたかといったら、今度、それを二時に発表しちゃった中村幸一郎審議官、今は西山審議官って、毎日僕らはテレビで見ていますけれども、あの人に差し替えたんですよ。中村さんはどこへ行っちゃったんですか。

○国務大臣(海江田万里君) やはり保安院の発表というのは本当に国民に分かりやすくなければいけないわけでございますから、国民により分かりやすく事実を伝えられるということで今の審議官がやっているということでございます

→4月18日には、差し替えの理由に、外交のことなんかいっていませんね。国民により分かりやすく事実を伝えられる?メルトダウンという言葉を使わないことを意味していたのでは?

→この政権のもとで検証委員会をつくっても、真実は明らかにならないのでは?













しかし、小野次郎議員