鉄道復興ニュース~秋田の由利高原鉄道が社長公募しています特集~ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道復興ニュース~秋田の由利高原鉄道が社長公募しています特集~

志士の目鉄道研究会です。
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全国200万の鉄道ファンのみなさま、東北の鉄道を応援して、東北復興を応援しましょう!

赤字ですけど鉄道会社の社長になりませんか?
(2011年5月20日13時14分 読売新聞)
 秋田県などが出資し、赤字経営が続いている第3セクターの由利高原鉄道(秋田県由利本荘市)は、次期社長の公募を始めた。
 1988年から23年間務める大井永吉社長(79)が高齢を理由に退任の意向を示したため。民間での経営ノウハウを持つ新たなトップの下で、経営の立て直しを図る。
 同鉄道は県と由利本荘市から約4割ずつ出資を受け、同市内の鳥海山ろく線を運営している。地域の少子高齢化に伴って、利用者の7割を占める沿線の学生の通学利用が減少したことなどが響き、2009年度の7374万円の経常赤字で、18年連続赤字となった。こうした状況から、同鉄道は今年度、利用拡大で16年度に赤字幅を6000万円台に圧縮する活性化計画をスタートさせている。
 新社長の就任は7月1日の予定で、任期は2年。報酬は年550万円程度。鉄道事業での経験は問わない。
 希望者は小論文(1200字以内)などを同鉄道に提出する。締め切りは6月14日(必着)。書類審査と面接を経て、合格者が決まる。同鉄道では「路線の活性化に向けた意欲と企画力を持ち合わせた人材に来てもらいたい」としている。
 問い合わせは同鉄道(0184・56・2736)へ。

社長を公募します
由利高原鉄道株式会社
鳥海山ろく線を運行する由利高原鉄道株式会社では、会社の経営改善を進めるとともに、 鳥海山ろく線の利用拡大に積極的に取り組んでいます。
この度、鳥海山ろく線の活性化と利用拡大への強い意欲と信念を持ち、企画力、経営ノウハウを有し、地域とともに歩む会社を運営できる方を広く公募します。
http://www.ybnet.jp/~yurirw/syatyo-koubo.pdf

こいのぼり列車で行く「鳥海高原 菜の花まつりツアー」
帰りは「宇宙戦艦ヤマト号」列車
ご出発日 平成23年 5/28(土) および 29(日)
http://www.ybnet.jp/~yurirw/nanohana2011.pdf

→ぜひ、我こそは、と思う方はご応募を!

小論文に、参考にされるとすれば、ひたちなか海浜鉄道、いすみ鉄道、山形鉄道、和歌山電鉄のHPをぜひご覧ください。

もしも、私が応募するとしたら、どんな企画をするかな?


①ありし日の、羽後交通横荘線のイメージの再現。(小さなディーゼル機関車が大きな客車(赤と白のツートンカラー)のイメージを忠実に再現する。
http://www.amazon.co.jp/%E7%BE%BD%E5%BE%8C%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A8%AA%E8%8D%98%E7%B7%9A%E2%80%95%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%81%BB%E3%81%AE%E6%A8%AA%E8%8D%98%E3%81%A3%E3%81%93-RM-LIBRARY-61-%E8%8B%A5%E6%9E%97/dp/4777050602#reader_4777050602

②ありし日、雄勝鉄道(羽後交通雄勝線)で活躍していたハフ11,13,14を明治村から借入れ、お国帰りさせ、観光鉄道化する。
http://www.meijimura.com/visit/s43.asp

③貨物を復活させる。

地方鉄道が廃止になった大きな原因の一つが貨物輸送がトラックに代わったこと。しかし、流れはいま変りつつあります!以下、貨物に関するニュースです。


ヤマト、路面電車で輸送 年間約10トンのCO2削減
2011.5.18 05:00 SANKEIBIZ
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110518/bsd1105180500000-n1.htm
ヤマト運輸は18日から、京福電気鉄道の路面電車を活用した宅配便の輸送を京都で始める。
 トラック輸送を電車と電動自転車に切り替え、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する。京福電鉄の嵐山本線で車両1両を1日1便貸し切り、集配用コンテナを積み込んで輸送。嵐山、嵐電嵯峨の両駅でコンテナを降ろし、配達員が電動自転車で荷物を配達する。電動自転車でカバーできない地域には、軽商用車の電気自動車を今年度中に導入する計画だ。
 ターミナル間での鉄道輸送は既に取り組んでいるが、営業所近くまで鉄道で運ぶのは初めて。
 今回の取り組みで年間約10トンのCO2を減らせるという。

→貨物列車、小荷物扱い(いまでいうところの宅配便)の列車を復活させたら、鉄道ファンがほっときません!

→石油列車で東北復旧に貢献したJR貨物の小林社長はどう現状をみておられるでしょうか?


「臨海鉄道の復興には自治体、荷主企業と協議」=JR貨物小林社長
(2011年5月19日号)カーゴニュース
http://cargo-news.co.jp/contents/code/110519_3
 JR貨物の小林正明社長は12日、定例の記者会見を行い「セメント輸送がプラスになるなど、復興の兆しも見えているが、残念なことにセメントを輸送するためのホッパー車は、合理化のため、もうほとんど残っていない」など要旨、以下のように語った。

 一、4月のコンテナ輸送は対前年同月比18・3%減だった。品目別では自動車部品が落ち込んでいるが、これはクルマは部品がひとつ足らなくても完成しないため。今回の災害では海外の生産まで影響を受けていると聞いている。5月に入ってからは11日までの実績でコンテナは8%減、車扱は6・1%増となっており、復興の兆しも見えてきたのではないか。近々、全国の営業部長を集めて、改めて檄を飛ばしたい。

 一、車扱の関係では日本海縦貫線を使って石油列車を盛岡まで走らせていたが、こんなに長距離で長い時間、石油の臨時列車を走らせたのは初めてだった。東北線の開通後も、関東から1日2~3本を走らせている。こうした災害を機に、鉄道貨物輸送を見直してくれるのか気にかかる。先日、宮城県の村井嘉浩知事にお会いしたが、「復興へ頑張ろう!みやぎ」とラッピングした機関車のことを紹介したら、感激してくれた。

 一、臨海鉄道を含めて大きな被害を受けているので2次補正も気にかかる。全国で貨物鉄道会社は1社だけなので、どうしても声は小さくなりがち。バラバラに要求するのでなく、臨海鉄道に3分1を出資している地方自治体や、被災した工場の大幅なレイアウト変更なども考えておられる荷主の方々ともよく話し合って、復興を進めていきたい。また、東北地区の高速道路無料化が論議されている。当然かなとも思うが、無制限に関東~北海道の通過輸送なども無料化されると困る

 一、浜岡原発も停止されることになったが、電力使用制限で大口利用者は15%削減という話しが出ている。しかし、貨物鉄道は本数が少ないために旅客と違って間引くことができないし、一本いっぽん、違った使命を背負って走っているということを訴えていきたい。

 一、福島のガレキを川崎まで運んで処理するという話もあったが、ウチにも抗議の電話がきたほどで、今では川崎市でも慎重になっているようだ。宮城県、岩手県でも受け手がない、という話しを聞く。とにかく、そうした話しがあれば、いつでも対応できるようにしているし、環境省にも輸送実績などをPRしている。また、復興関係ではセメントが対前年比でプラスになるなど、伸びているが、残念なことに、セメントを輸送するためのホッパー車は、合理化のため、もうほとんど残っていないのが現状だ

 一、東日本大震災がもう1週間、早く発生していたら10年度決算も赤字になっていた。また、もし東日本大震災がなければ、決算の数字はどうなったのか?とよく聞かれるが、その場合は、事業計画の15億円を上回る15~20億円を計上できたのではないかと思う。民営化されて20年以上たって、ようやく出来るようになったのかと言われかねないが、経費をうまくコントロール出来るようになり、それなりに筋肉質な体質になった。グループ会社も含めてスリムになってきていると思う。それでも固定費の占める割合がトラックなどと比べるとまだまだ高い。だから収入が上がらないといっぺんに困る事態になる。 

→二次補正、貨物輸送、高速無料化、臨海鉄道・・・・、石油列車により鉄道輸送の重要性を認識したはずの菅政権、もう忘れてしまったか?

仙台港で機関車の撤去作業始まる
(20日11:42)TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4729776.html
東北の物流の拠点の仙台港でも東日本大震災からの復旧が徐々に進んでいます。津波で横転した臨海鉄道の機関車の撤去作業が20日から始まりました。
 仙台臨海鉄道の仙台港駅では、午前9時から、津波によって横転したディーゼル機関車を撤去するための作業が始まりました。
 この鉄道は、仙台港周辺の工業団地から石油製品などを全国に向け運び出していましたが、津波により機関車が横転した上、全長9.5キロのほぼすべてのレールが流されました。
 「(不要なものを)除かないと、復興も何もできないので、社員含め必死になってやってきた。ようやく(先が)見えてきました」(仙台臨海鉄道 横田重雄社長)
 仙台臨海鉄道では、横転した機関車の撤去などを進めた上で、今年の秋には一部区間で運転を再開したいとしています。

→がんばれ仙台臨港鉄道!

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→最後に、北関東の鉄道復興の話題です。


真岡SLあす復活/日光・きぬがわに新車両
2011年05月20日 朝日新聞
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001105200001


東日本大震災の影響で運休していた真岡鉄道の蒸気機関車(SL)が今週末に復活し、導入が遅れていたJR東日本の日光・鬼怒川温泉方面の特急車両も6月初めに正式デビューする。震災で打撃を受けた県内観光を盛り返すきっかけにしたいと、関係者は期待する。

真岡鉄道(茂木―下館)は、21日から週末と祝日に1往復しているSL「C12」の運行を再開する。大井川鉄道(静岡県)とともに、全国でも珍しいSLの定期運行で知られ、年間約4万人が訪れる地元観光の目玉が復活する。
 地震の影響で線路下の砕石が崩れるなどしたため、運転を見合わせていた。4月1日に全区間の営業運転を再開させたが、SLは重さ約55トンと通常の気動車の2倍近く、線路への負荷が大きいため、復活を先延ばししていた。線路の修復は6月末まで続くが、大型連休中に試験運行を2回実施し、安全面で問題ないと判断したという。
 同社の竹村高・事業部長は「線路の補修作業がずれ込み、観光シーズンの3~5月にSLを運転できなかったのは痛いが、少しでも街に活気が戻ってほしい」と願う。
 21日午前10時15分から下館駅(茨城県筑西市)で出発式があり、「がんばろう日本! SLもおか号」のヘッドマークが掲げられる。22日は午前10時から真岡駅周辺で、露店の出店や住民らによる太鼓の演奏などがある。
 「C12」は1933年製。旧国鉄で活躍し、福島県川俣町で保管されていたが、1994年に真岡鉄道で再び動き始めた。“同郷”の縁にちなみ、沿線自治体に避難している主に福島県出身の震災被災者は、SL列車に無料で乗車できる。

JR東日本は6月4日から、新宿と東武日光・鬼怒川温泉間を結ぶ直通特急「日光」「きぬがわ」に、専用車両「253系」6両編成2本を投入する。
 当初、老朽化した現行の車両を置き換えて4月16日から運行を始める予定だったが、震災による計画停電の影響で首都圏路線が混乱し、収束に人手を取られるなどしたため車両のリニューアル工事が遅れていた。
 専用車両は、特急「成田エクスプレス」として使われていた車両を、日光の社寺や紅葉をイメージした赤と黄色に塗り替え、化粧室や乳幼児連れ乗客向けの多目的室を新設した。英語、中国語、韓国語に対応した車内放送とディスプレーによる案内表示も順次導入していく。
 同社によると、今年の大型連休期間中、JR・東武直通特急の利用者は昨年の6割程度と大きく落ち込んだ。同社の担当者は「新しい車両を、日光観光復活の起爆剤にしたい」と、東京方面からの割安なツアープランなども用意して巻き返しを狙う。(吉野太一郎)

→真岡鉄道のSL復活です。

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