「神の仕業」「最高の人知を働かせた」で人災も免責されてしまうのでしょうか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「神の仕業」「最高の人知を働かせた」で人災も免責されてしまうのでしょうか?

秘書です。

もしも、原発事故が「神の仕業」「最高の人知を働かせた」ということで、人為的な責任を免責されたといたしましょう。

以後、高学歴の人がかかわる事案で「神の仕業」「最高の人知を働かせた」といえば、全てが免責されることになるでしょう。

そうすれば、軽犯罪に至るまで、みな「神の仕業」といって免責を求めるでしょう。

こんな論理が国際会議で通用するのか?

人為的ミスすら「最高の人知」だったということで免責されるのか。

そんなことになってしまえば、いよいよ、日本は、国際法廷で裁かなければならなくなってきますね。


福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相
時事通信 5月20日(金)11時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000050-jij-pol
 与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
 今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。 

枝野氏の債権放棄要求を批判 与謝野氏「理論上あり得ない」
産経新聞 5月20日(金)11時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000549-san-pol
与謝野馨経済財政担当相は20日の記者会見で、枝野幸男官房長官が東京電力福島第1原発事故の賠償をめぐり、銀行などに東電に対する債権放棄を促したことについて「公益性を持った事業で貸し手責任が発生することは理論上ありえない」と批判した。
 これに対し枝野氏は記者会見で「私は貸し手責任だとは思っていない」としつつも「『国民的理解が得られるか』と問われたため答えたのだ」と反論した。

東電融資の債権放棄、貸し手責任発生は理論上あり得ない=与謝野氏
2011年 05月 20日 10:16 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21206120110520
[東京 20日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は20日朝の閣議後会見で、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)向け融資の債権放棄について「電力事業のように堅実な公益性を持った事業に必要なお金を貸すことに、貸し手責任が発生するのは理論上あり得ない」と述べた。
 与謝野担当相は「貸し手責任が発生するのは、相手に弁済能力がないことがわかっているにもかかわらず貸し込む、その典型は数年前のサブプライムローンのように、相手が家を買う能力がないと思いながら貸し込んでいく」ときだと指摘した。
 きょう東電が発表する決算は、厳しい内容になるとの見通しを示した上で、政府が決めた賠償の枠組みに言及し「上場企業として責任を果たしていく体制はすでにできている。決算上、費用に計上しないといけないものたくさんあるが、会社の存在とか上場とか債務超過とか、そんなことは心配の外にある」とも述べた。電力会社の発電部門と送電部門を分ける発送電分離については「現時点でそういう視点は、あまり私の視野に入っていない」とした。
 政府が6月中の取りまとめを目指している税と社会保障の一体改革をめぐり、2015年までに消費税率を5%引き上げて10%にすることを盛り込む方向で調整に入ったとする一部報道については「そういう議論をしていない」と否定。15年までに基礎的財政収支の赤字幅を半減させるとする政府の目標については「堅持したい」とあらためて述べた。
 (ロイターニュース 基太村真司;編集 吉瀬邦彦) 

→与謝野大臣のAプランに対する竹中教授の対案の考え方(Bプラン)は?

2011-05-20 08:53:00
菅内閣の原発賠償スキーム(Aプラン)に対する対案(Bプラン)の基本考え方の復習
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10897206790.html
竹中平蔵教授のツイッターより。
http://twitter.com/#!/HeizoTakenaka
菅内閣の東電処理は、完全に間違っている。債務超過になるから公的介入と国民負担(料金値上と税投入)が必要になる。国民負担を求める以上、「責任問題」を明確にするべきだ。経営者、株主、債権者の順で責任を果たし、国民負担はその後だ。足利銀行の一時国有化と同じことを、なぜやらないのか!