増税によらない復興財源の確保に知恵を出すべきときである(中川秀直)
菅首相は、第2次補正予算案提出を8月下旬の次期臨時国会に先送りする「6・22閉会戦略」を描いていると報じられている。
大震災から2カ月が経過したのに未だに復興財源の見通しも立っていないのは異常である。それを増税でやろうというのもおかしい。昨日も、同志と議論したが、経済を破壊しての復興などありえない。
増税によらない復興財源の確保に知恵を出すべきときである。まず、即効性のあるものとして、震災国債を日銀が全額買いオペして、一刻も早く、被災者のみなさんの生活復興、被災地の国土復興・経済復興に踏み出そう。それが国会議員の使命である。
(5月12日記)中川秀直