国会延長しないで、二次補正を秋に先送り、内閣改造?これこそ政局第一主義? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

国会延長しないで、二次補正を秋に先送り、内閣改造?これこそ政局第一主義?

秘書です。
菅首相を批判すると「また永田町は政局ばっかり考えて」、「なんで与野党協力できないのか」とテレビコメンテーターに批判されます。
しかし、下記の記事、二次補正をそっちのけで政局を考えているのは・・・?


首相、内閣改造を検討=国会閉会後、震災対応強化狙う
(2011/05/10-23:07)時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011051001113
 菅直人首相は10日、東日本大震災からの本格的な復興対策を盛り込む2011年度第2次補正予算案編成に向け、通常国会閉幕後に内閣改造を行う方向で検討に入った。震災対応に万全の態勢で臨むとともに、閣僚人事を通じて政権の求心力を高める狙いがある。首相に近い民主党幹部が明らかにした。
 政府は復旧・復興に取り組む態勢を強化するため、閣僚3人を増員する内閣法改正案を週内にも提出する方針。具体的な新設ポストとしては、復興対策担当相と原発災害担当相が挙がっている。現在兼務となっている環境相と防災担当相、官房長官と沖縄担当相をそれぞれ分離する案も浮上している。

→菅首相に協力しなさい、ということは二次補正を秋まで先送りすることに賛成しなさいということになってしまいますが。それでいいのでしょうか。

→この夏、二次補正も組まないで、被災地、避難所はどうなるのでしょうか?

→被災者のみなさんも、ボランティアのみなさんも、限界がきてしまうのでは。

→そんなときに、内閣改造で政権の求心力を高める狙い?政局が第一優先順位なのは?

→そもそも、「初動ミス」を認めないリーダーのもとでは、初動ミスを前提に間違った政策の連鎖を始めリスクはどんどん拡大する危険があります(金融不良債権と同じでしょう)。その場合、「初動ミス」を認めて政策を軌道修正をするか、人心一新しか選択肢はないのではないでしょうか。初動ミスを認めないと、野党の意見は聞けないでしょう。そこに挙国一致体制がとれない根本原因があるのではないでしょうか。