「決定のプロセスをオープンにしていくことだ」(2009年 菅直人副総理) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「決定のプロセスをオープンにしていくことだ」(2009年 菅直人副総理)

秘書です。
菅総理は、かつておっしゃいました。

「今、鳩山内閣は、まず補正予算の見直し、そして来年度の本予算の編成に入っている。その中で全てに共通の問題がある。それは、決定のプロセスをオープンにしていくことだ

税金を払っていただいた皆さんに情報を公開し、多くの問題について判断していただけるようにするのが本当の民主主義だ

情報公開の意味の大きさは民主主義そのものの度合いである

では、浜岡原発についての要請の決定プロセスは?


官房長官 経団連会長に反論
5月10日 11時55分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110510/t10015792391000.html

枝野官房長官は、記者会見で、日本経団連の米倉会長が菅総理大臣による浜岡原子力発電所の運転停止の要請を批判したことについて、「誰が国民の生命と健康を守るのか、その責任感の問題だ」と述べ、反論しました。

日本経団連の米倉会長は、9日、記者会見で、菅総理大臣による浜岡原発の運転停止要請について、「結論だけが出てきて思考の過程が全くブラックボックスになっている」などと述べ、批判しました。これについて、枝野官房長官は10日の記者会見で、「万が一、事故が起きたときの責任を負っている総理大臣と経済産業大臣の立場からすれば、一定の批判はあっても国民の安全を最優先し責任を持って判断することは当然のことだ。誰が国民の生命と健康を守るのか、その責任感の問題だ」と述べました。そのうえで、枝野長官は「議論の経過についての批判は私にはピンとこない。国民の生命、健康に責任を持つ総理大臣がさまざまな意見を踏まえ、政治決断をしたということだ」と述べ、米倉会長の批判に反論しました。

→決定過程のブラックボックス化を認める?菅総理、これでいいのでしょうか?

国家戦略相「事前に相談がなかった。遺憾だ」
読売新聞 5月10日(火)11時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110510-00000531-yom-pol

 玄葉国家戦略相(民主党政策調査会長)は10日の閣議後記者会見で、菅首相による浜岡原子力発電所の全面停止要請について、「私や(民主党)政調会に事前に相談がなかった。遺憾だ」と不快感を示した。

 その上で、「時としてそういう首相のリーダーシップがあってもよい。決断は適切だった」と決定には理解を示した。

情報公開を進め本当の民主主義を定着させる 菅副総理、川崎駅頭で訴える
2009/10/11 民主党公式HPニュース
http://www.dpj.or.jp/news/?num=17079

 菅直人副総理・国家戦略担当大臣は11日夕、神奈川県のJR川崎駅前でおよそ1000人の支持者らを前に演説し、国民の皆さんに、多くの問題について判断してもらうためには情報公開が必要で、これこそ民主主義の根幹だと力強く訴えた。

 菅副総理は演説の中で、「明治維新、戦後の米軍統治に続く日本の近代の第三の政治の大変革が、8月30日の皆さんの投票からスタートしたということを、改めて皆さんに申し上げたい」と話し、前回の衆院選で神奈川県では一人も小選挙区で勝てなかったが、今回は全選挙区の候補者を勝たせてもらい、それが政権交代につながったと謝意を述べた。

 また、菅副総理は、「これから年末から年始にかけて、鳩山内閣はムダ遣い徹底的に止めさせるために切り込んでいる」としたうえで、「同時に雇用と景気をいかに回復させるかを政府内で議論しており、さらにもう一人力のある人材を求めようとしている」と話し、鳩山内閣の政策を支持して欲しいと述べると共に、民主党への支持をより強固なものとして欲しいと、更なる支援を求めた。

 そして菅副総理は、「今、鳩山内閣は、まず補正予算の見直し、そして来年度の本予算の編成に入っている。その中で全てに共通の問題がある。それは、決定のプロセスをオープンにしていくことだ」とし、その第一号として、核の持ち込み問題の解明に取り組んでいる岡田克也外務大臣を紹介し、「税金を払っていただいた皆さんに情報を公開し、多くの問題について判断していただけるようにするのが本当の民主主義だ」と、情報公開こそ民主主義の根幹だと強調した。

 今日の演説会には、笠浩史県連会長、樋高剛、城島光力両衆院議員をはじめ、神奈川県選出の多くの衆参の国会議員、自治体議員らも参集し、それぞれ民主党への支持、鳩山政権を皆さんの手で支えて欲しいと力強く訴えた。



「情報公開は民主主義の最も重要な課題」 菅代表代行
2007/03/30 民主党公式HPニュース
http://www.dpj.or.jp/news/?num=9835

 菅直人代表代行は、東京都議会議員の補欠選挙が告示された30日午前、東京都世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅前で街頭演説を行った。早朝からの雨が止み、澄みきった青空の下で菅代表代行が挨拶をすると、多くの地元区民が足を止め、都政への熱い思いに聞き入った。

 4月8日に投票が行われる東京都知事選挙については、争点は情報公開であると言明。「お金の使い方が最もクリアである」として、高く評価された県政を担ってきた民主党が応援する候補者と、情報公開に対し極めて消極的な現職の候補者とを比較し、「情報公開の意味の大きさは民主主義そのものの度合いである」との見解を示した。さらに薬害エイズ問題を例に挙げ、「少なくとも間違ったことをやったときにいち早く有権者、国民に情報公開していれば早急に正すことができ、被害者はもっと少なかったのではないかと残念に思う」と述べ、情報公開の必要性を強く訴えた。

 菅代表代行は、自身も含め「東京は田舎の人が集まり、また帰っていく人がいる中で成り立っている」と言及。その中では、東京だけでなく、日本の中で東京というスタンスに立ち、東京のあるべき役割を考えていく姿勢こそが求められていると語った。

 最後に改めて情報公開は民主主義の最も重要な課題として、「透明な情報公開のもと新しい都政をスタートさせていこう」と呼びかけた。