ロンドン市場で一時1ドル=79円台。欧米と日本の通貨量の差に原因はありませんか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

ロンドン市場で一時1ドル=79円台。欧米と日本の通貨量の差に原因はありませんか?

秘書です。

阪神淡路大震災後の「行きすぎた円高」が長期デフレと非正規雇用拡大と、努力しても努力しても競争に勝てないという絶望を生みました。

東日本大震災後の円高も、民主党政権と日銀は放置するのでしょうか、通貨量を相対的に抑制して。

今度は、行きすぎた円高で、どんな日本にしようとしているのでしょう。


円相場 ロンドン市場79円台
5月5日 19時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110505/t10015711701000.html
5日のロンドン外国為替市場は、円やユーロに対してドルが売られ、円相場は、一時、ことし3月にG7各国による協調介入が行われて以来となる、1ドル=79円台の円高ドル安水準に値上がりしています。
5日のロンドン外国為替市場は朝方からドルを売って円を買う動きが進み、円相場は一時、1ドル=79円81銭をつけました。円相場が1ドル=79円台をつけるのは、G7の合意に基づいて協調介入が行われたことし3月18日以来、およそ1か月半ぶりです。市場関係者は「ヨーロッパ中央銀行が5日に開く理事会のあとの記者会見で、今後の利上げの方向性に言及するのではないかという見方から、ユーロ買い、ドル売りの動きが進んできており、これにつられる形でドルに対して円も買われている」と話しています。


また、投機筋のせいにするのかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

高橋洋一さん曰く、

「円高の是正は金融政策で行うのが本筋。多くの日本人は為替介入しか手段がないと思い込まされている」

「いまの円高は単に欧米と日本の通貨量の差。量の多いものは安くなり、少ないものは高くなるのは自明の理。日銀が適正な通貨供給を怠ってきたツケが回ってきた」


(高橋洋一(2010)「バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる」光文社より)