鉄道と復興のニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道と復興のニュース

全国200万の鉄道ファンのみなさま!
鉄道に乗ってますか?

そういえば、震災直後の希望であった石油列車の写真を撮りに行った友人から、先日、走行中の石油列車の写真を見せてもらいました。遠路はるばる動員された銀釜の活躍、そして、ディーゼル機関車の重連が急こう配を砂まいて運ぶ話。その背後に鉄道魂あり。いずれドラマ化して、鉄道マンにどんなドラマがあったのか再現してほしいです!


→被災地支援拡大のために三陸鉄道が動きました。

被災地視察、三鉄がサポート 1泊2日で現地ガイド
(2011/05/03)岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110503_15
 
 震災で大きな被害を受けた三陸鉄道(望月正彦社長)は2日、被災地の復興を担う企業、団体の現地視察をサポートする「被災地フロントライン研修」を始めた。1泊2日を基本プランに、沿岸の被災地をバスで見学。現場の交通事情や被害状況などを実感してもらい、被災地支援の拡大につなげる。

 研修には、全国の不動産業者でつくるNPO法人日本不動産カウンセラー協会(事務局・東京)のメンバー約15人が参加。三陸鉄道の社員3人がガイドをし、釜石市や陸前高田市の中心市街地などを見学した。

 同協会は、被災地の復興、再生に向けた提言書を作成する。同協会の河野拡(ひろし)副理事長は「職業柄、実際に目にしてみないと分からない部分も多い。今回現場を見ることで、復興に向けたプログラム作成に生かしたい」としている。

 研修は、復興支援を予定する企業や団体の要望を受けて実施。料金はコースや宿泊場所に応じて設定する。

 同社の富手淳旅客サービス部長は「被災地での作業や被災者の迷惑にならないことが原則。三陸への支援拡大につなげたい」と意気込む。

 問い合わせは三陸鉄道被災地フロントライン研修係(0193・62・8900)へ。

→「被災地から被災地へ」。那珂湊の海の男たちが動きました。

那珂湊で支援の競り 被災地から被災地へ
[2011年5月4日9時0分 日刊スポーツ]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110504-770510.html

 津波の被害を受けた茨城県ひたちなか市「那珂湊おさかな市場」で3日、宮城県石巻市に向けたチャリティーイベント「北の浜の仲間に届け!那珂湊の元気!」が開かれた。各店舗が持ち寄った生鮮食品など約100点を来場者が競り落とし、売上金の全額を石巻市に寄付する。

 「500円! もう一声どうだ。地物だよ。おいしいよ」。市場内に威勢のいい声が飛び交った。競り台にはアンコウ、サバなど新鮮な食材がずらりと並べられた。「次は特別な思いを込めて311円からだ」。大震災発生の日にちなんだ値段からスタートする商品もある。用意した約100点の海産物は、あっという間に観光客らに競り落とされた。

 「(再開は)3カ月は無理だと思った。めちゃめちゃだった」。同市場の川崎収厚理事長(56)は「その日」を振り返る。市場は約2メートルの高さまで浸水。鮮魚類はもちろん、ショーケース、冷凍機などすべてが流された。「翌日、来てみたら商品の生きガニが泥の上を歩いていた」。被害総額は市場全体で約22億円。だが姉妹都市で、漁業仲間が多い石巻がはるかに深刻な被害を受けたことを知り「まずは我々が復活することだ」と奮起したという。全店総出で泥をかき出し、冷凍機なども新たに購入。目標としたゴールデンウイークの再開にこぎ着けた

 市場に活気こそ戻りつつあるが、住民の足である、ひたちなか海浜鉄道100+ 件湊線はいまだ不通。この日の来場者も例年の5割程度と「日常」に戻る道程はまだ遠い。それでも「石巻に比べたら全然ましだ。原発事故の風評がある中でも、お客さんがこんなに来てくれる。こっちが元気でやっていることが、少しでも石巻の仲間の励みになれば」と川崎理事長。被災地から被災地へ。海の男たちのエールは届くはずだ 【石井康夫氏記事】


→放置自転車も気仙沼で動くことで再び役に立つ。

放置自転車 気仙沼へ さいたま市が50台提供
2011年5月4日東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110504/CK2011050402000048.html
 さいたま市は、市内の駅や区役所に放置された自転車など約五十台を整備し、東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市に送った。鉄道やバスが途絶して通学が困難になっている同市の中高生の足として使用される。

 さいたま市によると、ボランティアを通じて気仙沼市教委から要請があった。県警が放置自転車の防犯登録抹消手続きを実施。点検・整備は、さいたま市から依頼を受けた浦和区自転車商組合の二十五人が市役所駐車場で行った。同組合が寄贈した子ども用自転車二台も合わせ、四月末に現地へ贈った。 (前田朋子)

→そして、加悦鉄道の「キハ101」が動いた!動態保存されているんですね。地元ローカル線の観光鉄道化をめざしているみなさま、こういう動態保存されている車両を借りることを検討されてはいかがでしょうか。寅さんのような昭和慕情のドラマ撮影のとき、「キハ101」があれば・・・たとえば、「男はつらいよ 柴又慕情」(寅さんシリーズ第9作)冒頭の尾小屋鉄道のシーン、尾小屋鉄道なき今、再現しようと思えばこの「キハ101」がぴったりですね。

昭和の客車乗り心地爽快 加悦鉄道まつり
【 2011年05月04日 11時02分 】京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110504000036

心地よく横揺れしながら進む客車の乗り心地を楽しむ乗客ら(与謝野町滝・加悦SL広場) 京都府与謝野町滝の加悦SL広場で3日、「加悦鉄道まつり」が始まった。昭和初期に活躍した客車の乗車会やガイドツアーなどが催され、多くの家族連れでにぎわった。4日まで。

 広場を運営する宮津海陸運輸やNPO法人・加悦鐵道保存会が共催した。ミニ鉄道の運行や鉄道関連の品が並ぶミニバザー、重要文化財「2号機関車」の歴史を紹介する催しなどがあった。

 列車の乗車会(小学生以上100円)では、1936年から加悦鉄道廃業の85年まで活躍した「キハ101形」などの客車がディーゼル車に引かれて120メートルの線路を往復。乗客たちは心地よく横に揺れながらゆったりと進む列車の乗り心地を楽しんでいた。

 午前10時から午後4時まで。入場料は中学生以上300円、小学生100円。問い合わせは加悦SL広場TEL0772(42)3186。


→そのほか、木造客車、木造貨車も貴重です。キハ083は戦後の動力車不足の時代に客車を動力化した貴重な気動車です。これは本当に貴重です。1両しか残っていないそうです。


→関東では上信電鉄のデキ1も動いた。

デキ1形再整備、銀河鉄道999号とコラボ 上信電鉄
2011年5月4日 朝日新聞
http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201105030398.html


 国内最古級の電気機関車「デキ1形」(通称デキ)が再整備され、3日、上信電鉄(本社・群馬県高崎市)の各駅を走った。県内外から多くの鉄道ファンがカメラを持って駆けつけ、下仁田駅でも、汽笛に合わせて歓声を上げていた。

 デキが導入されたのは1924年、ドイツのシーメンス・シュッケルト社から輸入した。石灰石やセメントなどを積んだ貨車を牽引(けんいん)した。94年に同電鉄の貨物営業が廃止され、イベント用や工事用として運行されてきた。07年3月からは運行自体を休止していた。

 デキの車体はレトロな凸形で、「上州のシーラカンス」とも呼ばれている。下仁田駅では、特別列車「銀河鉄道999号」を牽引するコラボ企画もあった。

 今回再整備されたのは、7月から始まる群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)の目玉として運行するためだ。1500万円近くかけてブレーキの整備などをした。

 5、6月は貸し切りの運行のみが予定されている。同電鉄は「できるだけ多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

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(上州のシーラカンスー1970年代の姿)