「急流を渡れず流されているのであれば、馬を乗り換えなければならない」(西岡武夫参院議長) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「急流を渡れず流されているのであれば、馬を乗り換えなければならない」(西岡武夫参院議長)

秘書です。
小選挙区制がある限り、政党は必ず2つ以上できます。国会議員の意思にかかわらず、です。
しかし、激流の中で「流を渡れず流されている」馬を乗り換えるには国会議員の意思が必要です。



民主内、合言葉は… 菅首相をサミットに行かせるな!
産経新聞 4月29日(金)7時56分配信(加納宏幸、小島優両氏記事より)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110429-00000116-san-pol

 ■苦悩の鳩山氏、広がる不信任案同調

 民主党で野党が提出を目指す内閣不信任案に同調する機運が高まりつつある。合言葉は「菅直人首相をサミットに行かせるな!」。両院議員総会での解任の動きは勝算が立たず長期化の様相を帯びる。それよりも不信任案で白黒つけようというわけだ。キーマンは民主党創設者である鳩山由紀夫前首相。不信任案の行方を左右する影響力を持つだけにその動向が注目を集めている。
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「参院で問責決議をやっていただけませんかね…」 

 28日午後、参院議長室を訪ねた鳩山氏は西岡武夫議長にこう切り出した。議長による問責決議の斡旋(あっせん)は前代未聞。さすがの西岡氏も「問責で首相を辞めさせることはできないよ」と諭したが、鳩山氏の首相への憤りの大きさを物語る。

 鳩山氏は26日に「総調和の会」を発足させ、山岡賢次副代表らとともに両院議員総会開催を求める署名活動を始めた。党代表解任動議で退陣を迫る算段だが、「お家騒動」への世間の視線は冷ややかで成就する見通しも立たない。

 これほど首相を執拗(しつよう)に責め立てるのは、自らの後継指名を受ける形で首相に就任しながら忠告に一切耳を貸さないばかりか、民主党マニフェストさえもないがしろにしたからだ。

 ◆「もう持たない」

 鳩山氏は26日夜、東京・赤坂の小料理屋で新党さきがけの同窓会に顔を出した。前原誠司前外相の呼びかけでたちあがれ日本の園田博之幹事長、武村正義元官房長官らが昔話に花を咲かせたが、鳩山氏は日本酒をあおりながらこう切り出した。

「菅さんを降ろさないと党がまとまらない。もう持たない…」 

 そこで園田氏が「菅を降ろして『ポスト菅』で政界再編だ」と持ちかけると、鳩山氏は血相を変えた。

「せっかく作った民主党を2つに割れと言うのか」 

 この一言に苦悩がすべて込められている。鳩山氏も首相を退陣させるには不信任案同調しかないことは分かっている。同調すれば否決を唱える勢力が少数派となるほど影響力もある。

 だが、それでは苦労してここまで育てた民主党が空中分解しかねない。創業者意識がなお強い鳩山氏に新党結成の選択肢はない。なんとか党分裂を避けて退陣させる筋道はないのか-。

 そんな鳩山氏の苦悩と裏腹に民主党内の「菅降ろし」は止まらない。

「原発事故への対応に問題がありながら首相がサミットに行けば国益を損なう。新首相が行くべきだ」  

 松木謙公前農水政務官は28日、5月26、27両日の主要国首脳会議(仏ドービルサミット)までの退陣を訴えた。首相がサミットに行けば福島第1原発の汚染水放出など対応の不手際を糾弾される公算が大きい。民主党はその責めを負うことになるからだ

 西岡氏も28日の記者会見でこう言い放った。

 「『急流で馬を乗り換えるな』という言葉があるが、急流を渡れず流されているのであれば、馬を乗り換えなければならない」  

 ◆自信深める小沢氏

 民主党の小沢一郎元代表は「菅降ろし」への自信を深めているようだ。28日、事務所を訪ねた側近に産経新聞社・FNN世論調査で自らが「首相にふさわしい」のトップになった記事を見せ、こう言った。

 「どう思う? 俺の評価がずいぶん高いぞ。産経新聞も見方が変わったな…」